メガドライブ発売30周年に寄せて

今日は1988年10月29日から数えてちょうど30年、メガドライブ発売30周年の日です。セガのアカウントはもちろんのこと、ツイッター界隈では30周年を祝うツイートで埋め尽くされ、いかにこのハードが深く愛されていたかつくづく思い知らされました。

余談ですが、私が監修した最新刊『ゲームボーイパーフェクトカタログ』および、4年前に発売した『懐かしのホビーパソコンガイドブック』も今日が発売日だったりします。特別狙ったわけでなはいのですが、便乗で宣伝させてください(笑)。

メガドライブに関する想いのたけは、5月29日に発売した『メガドライブパーフェクトカタログ』以前の記事でずいぶん書いてきたので今更語ることもないのですが、改めて見るにつけ「硬派なセガイズム」を体現したかのような外観や姿勢が大きな魅力になっているんだなと感じさせられます。
それまでの家庭用ゲーム機は基本的にオモチャとして発売されており、玩具店に置かれるものでした。任天堂をはじめ、数多のゲーム機は「親しみやすさ」「楽しさ」を伝える方向にデザインされており、生粋のアーケードゲーマーにはいささか「ガキっぽく」見えたのも偽らざる本音だったといえるでしょう。


対してセガハードはSG-1000を除いて基本的に直線を主体としたデザインで構成されており、そのラインナップも相まって硬派なユーザーの心を惹きつけ「セガ人」のちに「メガドライバー」なんて言葉が生まれるほどでした。前出の『パーフェクトカタログ』でも書きましたが、特定のハードユーザーを指して名付けられた固有名詞というのは極めて稀有な存在だったといえます(例外として「メガドライバー」と対極をなす言葉としてPCエンジンユーザーを指す「PCエンジニア」というものがありましたが)。
メガドライブはそんなセガユーザーの期待を一身に受け、当時のセガ・システム16レベルのアーケードゲーム移植を可能にする16ビットCPU、強力なVDP、FM音源という、驚きのスペックを21000円という安価な価格で発売。私を含むアーケードゲーマーの心をわしづかみにしました。

発売初期こそソフトの供給に不安を感じたものの、次第に充実していったソフト群により「メガドライブを買ってよかった!」と心から喜べる名作も数多く発売されました。このあたりは個人個人によって思い出のタイトルに違いはあるでしょうから、あえて個別のタイトルについての話題は別の機会に譲りますが、片田舎のいち少年だった私にとってメガドライブの存在は決して小さなものではありませんでした。
私のメガドライブに対する恩返しの集大成というべき『メガドライブパーフェクトカタログ』をはじめ、それを通じて付き合いが広がった当時のメガドライバーたちとのトークショーの開催など、「メガドライブの魅力をもっと伝えたい」という気持ちを持って取り組ませていただいています。多感な青春時代にこのハードに触れることができた幸運なひとりとして、メガドライブを送り出してくれたセガと、それに関わったすべての方に改めてお礼を述べさせていただきたいと思います。

本当にありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年愛媛県松山市生まれ。アーケード、家庭用、PCはもとより美少女ゲームまで何でも遊ぶ、ストライクゾーンの広い古参ゲーマー。ただし、下手の横好きがたたり、実力でクリアできたゲームの数は決して多くないのが弱点。