ゲーセン店員の懐古主義で行こう 第53回:アシュラブレード

 お早うございます、こんにちわ、こんばんわ。稲波でございます。
 PS4の『Marvel’s Spider-Man』にダウンロードコンテンツが来たということで大喜びしている私であります。まあ、それよりも新しく増えたチャレンジを優先していたりするのですが。いやあ、なんでこんなに面白いんだろうと思っていたら、このゲームにスパイダーマンのストーリーライターのダン・スロット氏が参加しているそうで。そりゃ面白いわ、コンチクショウ(笑)と笑顔になってしまいました。そういうこともあり、ちゃんと正統派のスパイダーマンである『Marvel’s Spider-Man』、超オススメです。スパイディファンなら必須ですね。まあ、戦闘中とかに「違う! 壁に張り付くな!」とか思ったりもしますが。ちょっとできることが多すぎて、想定と違う行動を取ることが多いんですよね(笑)
 さて、そんなスパイディとは違い、操作性は単純明快、アクションは爽快という格闘ゲームをご紹介。


アシュラブレード

 パンフレットを公開したときに折角だからこのゲームを紹介しようと思ったわけですが、久しぶりにやると難しい。というか歳をとったせいだとおもうけど、反射やとっさの判断が間に合わない。元々そんなに簡単なゲームじゃないのは確かなんですけどね。で、このゲームの目的なんですが、


「ASURA」の剣を探すこと。

 この「ASURA」の剣は「天空の竜」と「大地の竜」を封印した伝説の魔刃。王国で厳重に管理していたはずが、突然行方不明に。国王は上の画面のお触れを出したというストーリーになっています。その剣をめぐって戦っているはずなんですが……詳細は後で。
 本ゲームのすごいところはそのシステムだと思います。同人ゲームの『THE QUEEN OF HEART』みたいって……これだけじゃどれだけの人がわかるかわかりませんね、これじゃ。簡単に言うと様々な格闘ゲームのシステムが搭載されているんです。ただ、全キャラに適応されているわけではなく、このキャラは武器投げ攻撃ができて、またこのキャラには中段攻撃が存在し、といった具合にキャラ限定されるシステムもあったりします。とは言っても武器投げなんて攻撃手段が減るのでトドメぐらいしか使いたくないですけどね。
 それでは登場キャラクターのご紹介からいきます。


ヤシャオウ
ASURA一族の最強の剣士で、褒美の大金を目的に闘う。


ゴート
亡国の王子。家族を失ったことで悪夢に悩まされる。剣を見つけることができれば悪夢をなんとかできると考え参戦。


ライトニング
貴族出身の騎士団長であり二刀流使い。ヤシャオウをライバル視しているため参加した模様。


アリス
ネクロマンサーで公爵の娘。不死の研究を進める材料として剣を求めて参戦。


タロス
ASURAの剣を守護していたアイアンゴーレム。数少ない、真面目に探索しているキャラクター。


ザン-B
アリスに振り回される、元大盗賊団の首領。アリスを連れ帰ることと、剣を見つけることを命じられて参戦。


フーティー
拳法家の少女。力試しのために参加。


ローズマリー
両親をアリスの親に殺された悲劇の人。家を再興し、かつての繁栄を取り戻そうと参戦。

 ということで、プレイヤーキャラはほとんどが王の命を聞く気がなし。身勝手な目的の人が集まっております。今回はフーティーを使ってプレイしました。唯一の武器なしキャラであります。(アリスはFF賢者と一緒で本が武器でいいと思う)


 一人目のアリス。子供の顔に思いっきり拳を打ち込む拳法家の図。

 あ、このゲームは対戦開始時に会話が行われます。例えばタロスだと、


 勝手な正義感で暴走するフーティー。


 真面目なタロス。

 と言った感じ。少なくともフーティーは中ボス前まで剣の話なし……いいのかそれでと思いますが、続編に続くのでいいんでしょうね。ともかく他のキャラを倒し、最後の同キャラ戦。

 蜃気楼のような偽物。ダメージが通ったときだけ色が付きます。これを倒すと中ボス戦です。その前に……

 敵ボスの目的が語られます。これって、強いキャラが攻めてきている現状は思惑通りなのでは?
 ともかく中ボス戦です。直前の会話がこちら。

 突然、今回の事件の裏側に関わる話が登場。カーフューというキャラなんですが、こいつが遺跡を荒らしてボスキャラを目覚めさせたという裏設定があるせいで「みんなをこまらせて」というセリフが出てくるのです。ただし、説明しているシーンなし。少なくともフーティーでは、ですが。みての通りでっかい飛び道具を武器としているカーフューは近接攻撃しかないフーティーには相性最悪で、めっちゃ強いです。やってらんねー気分になります。
 それでも倒してラスボスです。

 剣に封印されている「大地の竜」の末裔のシャドウガイスト。蛇腹剣を振り回し、近づくとあっという間にコンボで60%ぐらい体力を持っていかれます。ちなみにこのキャラ、飛び道具があるキャラで行くとそれだけで楽勝なのですが、フーティーにそんなものはなく。

 地味に丁寧に体力を削っていきました。それでも何回死んだことやら……そして倒してエンディングです。

 なんで消滅するのかはわかりませんが、消滅するシャドウガイスト。ほんと、なんで消えるんだこいつ。そしてキャラクターのエンディングに。

 アシュラブレードの話は一切なし。見つけてすらいません。調べてみたところ、ほとんどのキャラがアシュラブレードを無視しているそうで……結果的に自分の恥を周知してしまっただけの王様涙目ですね。それにしても、結局アシュラブレードはどこに行ってしまったのか。まあ、見つからなかったからこそ続編の『アシュラバスター』に続くんでしょうね。
 私がいた長崎での話ですが、アーケードに出回っているのをみませんでした。当時聞いたこともなかったフウキというメーカーが『バンパイアセイバー』や『デッド オア アライブ++』とかが可動しているアーケードにひっそりと参入ではバカ売れするわけもなく。もっと宣伝したり、コンシューマ版を出したりすればもっと売れたんでしょうけど、ゲーメストにちょっと載っただけではダメでしたね。Steam販売でもいいのでコンシューマ移植しませんかね? きっとコアなファンが買いますよ?
 移植実現を願いつつ、今回はこのへんで。ではまた~

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