ゲーセン店員の懐古主義で行こう 第108回:奇々怪界

奇々怪界

お早うございます、こんにちわ、こんばんわ。稲波でございます。短かった令和元年も今日で終わりですね。まあ、特に思い入れはないんですけどね。しかし、思い返せばいろんな事件があった年でしたね。悲惨な事件も多い年でした。思いつくだけでも、京都アニメーションの放火殺人事件、東池袋自動車暴走死傷事故、あとは野田小4女児虐待事件も今年でしたね。海外ではノートルダム大聖堂の火災や、今も続く香港で反政府抗議デモとちょっと考えるだけでも暗いニュースの多い一年でした。暗いニュースだけではなく、タイガー・ウッズが14年ぶりにマスターズ制覇やラグビーW杯開幕、錦織圭の3年ぶりの優勝などスポーツではワクワクするニュースもありました。そして来年は東京オリンピック、正直運営に不安を感じますが明るい年になってほしいものです。私は来年の業務予定を見るにどうやら仕事で手一杯になるようです。なんとか余裕を作らなくては、ゲームすらできませぬ。ということで、全てうまくいくことを祈りつつ来年までの最後の一日を過ごしていきたいと思います。さて今月はタイトーシューティング月間ということで最後は『メタルブラック』にしようか『レイフォース』にしようかと考えていたんですが、丁度いいのがあるじゃないかということで、今回はこれ。

『奇々怪界』。ご存知タイトーの数少ない有名キャラクターの一人「小夜ちゃん」が登場する作品。巫女さんが妖怪にさらわれた七福神を助けに行くアクションシューティングゲーム。これ以上年末にぴったりなゲームもないでしょう。更に今回は狙ったように108回目。これは和風なゲームで行くしかないでしょう、ということで本作登場と相成りました。ただ不安はコンティニューできなかったはずってこと。クリアできるかなぁ……

とりあえず難易度を最低にしてスタート。まずは目の前で船ごとさらわれる七福神。降りればいいのに降りずにさらわれていきます。ということで助けに行きます。

攻撃方法は3種類。御札での遠距離攻撃にお祓い棒での近接攻撃、後は金の玉を拾ったときに可能となるボタン同時押しで発動するボム。基本的にボムはないものとして勧めていきます。どこで手に入るかなんて覚えてないしね。ということで、道中に落ちている鍵を取り忘れないように気をつけつつ進んでいきます。一面の鍵はここ。

まず取り忘れない場所ですね。基本的に取り忘れることはないと思いますが、面倒なところに配置されるようになっていきます。なお、基本的に自由に戻れるので取りそこねても慌てる必要はありませんね。その分敵を倒す必要がありますが。それでははじめのボス。

「豆頭」という名前のアズキトギでしょうかね。豆を投げてくるので遠距離でうまいことやっていると、真ん中の「封神」と書かれた場所が空いていきます。こんなふうに。

4枚全部が剥がれると勝ちとなって、

神様が開放されます。今回は大黒天ですね。大暗黒天ではありません、あしからず。そしてこのゲームの面白いところですが、次の面には地続きとなっており、ボスステージからそのままつながっています。こんな感じに。

壁が開いて次の面に。という感じで続いていきます。そして少しづつ敵の種類が増えていきます。結構大変。二面目ではから傘お化けなどが増えます。なおこいつは御札以外では倒せません。倒しづらいとかじゃないよね? 私の腕では無理なだけってことならそうかもしれませんが、まあ無理でしたよ。そして鍵の位置はこちら。

鍵がないとボス部屋には入れないので取るしかありません。そして撮ったらすぐにボスというわけでもないという。まあ、頑張って進みます。そしてボスはこちら。

「雷電王」まあ、かみなりさまですよね。多分一番弱い相手。御札であっさり倒して助け出されたのは、

布袋様。実在したとされる伝説的な仏僧なのだそうで。物騒なのに太っているってことは碌でもない人だったのではないかと思ってしまったり。ともかく二柱目開放です。そして次の面へ。

新たに登場、子泣きじじい。一応ゲームでの名前は「箕爺」らしい。やることは抱きついて泣くので子泣きじじいですよね。調べたら「から傘お化け」は「傘べぇ」となっておりました。お祓い棒でぶっ飛ばしつつ進んでいると、

狐面の「りんりん」登場。こいつは飛び道具を使ってきますが、お祓い棒で打ち返せます。ピッチャー返しはできませんが。そして、

鍵はここ。真ん中のお堂からはろくろ首が首を長くして待ち受けています。もちろん、

伸ばしてきます。4方向に伸ばすので注意しませう。そして進むとボスは、

「仙山」みてのとおり天狗です。攻撃パターンは炎を吐く、斜め方向へ風で攻撃するのに種類。距離に気をつけ倒すと、

開放されたのは恵比寿様。後四柱、先は長い。ということで、進めていくと、

歩く墓石が。x軸が揃うと走ってきて体当たりをかけてきます。お墓ですが、御札で破壊しておきましょう。敵の数も増え面倒になってきましたが、これ難易度最低なのよね。ということで気をつけて進んでいきます。そしてこの面の鍵はこちら。

井戸から飛び出す「バケ瓜」を払いつつ鍵を取ってボスへ。ボスは、

「山婆」、山姥ですね。包丁を3ウェイで投げてきます。うまくずらして前に立てれば一方的に打ち込めます。とはいえ体当たりには気をつけないとですけどね。なんとか倒すと出てきたのは、

弁財天様。ヒンズー教の女神サラスヴァティーの別の姿。芸術の神としても知られる神様ですね。後嫉妬深いらしい。さて、これで折り返し地点となりました。残りの神様も開放してしまいましょう。そして登場したのは、

多分砂かけばばあ。このゲーム、エンディングで敵の紹介があるんですが、こいつはハブられてるんですよね、かわいそうに。まあ敵なので倒しますけど。そしてここの鍵はこちら。

ココの直前がかなりきつかったですが、なんとか到着。そして進んでボス戦へ。

「操数僧」数珠で叩いてくるキャラなので、距離を取れば結構楽。くらい判定は頭にしかないので、うまく当てましょう。そして開放されたのは、

福禄寿。福星・禄星・寿星という3つの星を神格化した存在で、もともとは儒教の神様。三星信仰とも呼ばれるそうです。ん? 三星? サムスンってココから来てるのかな? それはさておき次の面へ。できる限り敵を無視して進んでいくと、見たことのない地形へ。

神社の中を回っていると思っていたんですが、どういう地形なんだろう、これ。まあ鍵もココにありますので、適当にうろつきましょう。

一応流れとして、鍵はココ。そしてボスは、

名前は表示されませんが、まあ九尾の狐でしょう。玉藻前とか妲己とかに化けていたという強力な妖怪ですね。本人よりも小狐が大変うっとおしいボスです。本体は移動時以外は一切攻撃は効きません。周りを気にしつつなんとか倒すと、

寿老人登場。酒好きの長寿の神様。手に持っているのは桃の実です。たまに七福神からハブられる神様です。さて、残すは1柱となりました。なんとかココまで来ましたよ。何が怖いって、ココまで死んでないんです。難易度下げたこともありますが、運が良かった。さて、次は、

途中にこういった場所があるんですが、今までもあったといえばあったんですが、道から外れると死にますので気をつけましょう。弾幕必須です。さてココのカギですが、

落ちろとばかりに端っこにおかれています。まあ、落ちませんけど。そして最後のボスは、

魔奴化。実はたぬきのヘンゲです。御札を打ち込みまくると

たぬきに戻って逃げまくります。画面端とかでヘンゲして戻ってくるので御札をぶち込み、近づきすぎたらお祓い棒でたたき飛ばしましょう。そして開放される最後の一柱。

毘沙門天。四天王の一尊の武神ですが、どちらかというと上杉謙信が信仰した神様のイメージが強いかもしれませんね。正直なんで福の神になっているのかはよくわかりません。これですべての神様を救い出すことに成功したんですが……

わかったよ、取ってくるよ。というわけで最終ステージ。ココはちょっとしたからくりが仕掛けられています。

こういうマップで敵に襲われるんですが、とある行動をしないと無限ループとなります。それは、決められた地蔵をお祓い棒で祓うこと。すると、赤青黄の巻物が出現し、それを集めることでループから向け出せます。

こんな感じで出てきます。場所は決まっているので、今ならクリア動画とか見れば確認できますよ。そして進んでいくと、

こういう壁が現れて、その先には、

宝船が放置されています。これにてクリアとなりますが、エンディングの後2周めが始まります。何回さらわれるんでしょうね、七福神。まあ、なんとかクリアできてよかったです。レベルを下げたけど、難しいゲームでした。とはいえクリアできたってことはきっと来年はいい年になるってことでしょう。個人的にはいい締めくくりとなりましたよ。
そういえばタイトーで働いていたときは正月も休みでなかったどころか朝5時出勤ということがあって、お店で初日の出を見たことがありました。あのときに理解したんですよね、正月にゲーセンには来ないと。正月は親戚を回ってお年玉を集め、2日以降に使うんだなと。そのため、そのすごい時間の出勤はそれ以降ありませんでしたね。個人的には楽して給料がもらえましたが、お店としてはねぇ。特別手当も出さないといけなくなってましたしきつかったんでしょうね。

さて、今回はココまでとさせていただきます。皆さん良いお年を。では~

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PS.前回の記事ですが、何故か初めの方の文章が消えておりました。大した文章ではありませんが書き直し追加しております。何だこれと思った皆様、申し訳ありませんでした。(なお、今回もめっちゃ消えてました、何が起こっているのやら)