ゲーセン店員の懐古主義で行こう 第131回:ごんべえのあいむそ〜り〜

 お早うございます、こんにちわ、こんばんわ。稲波でございます。最近ソシャゲが楽しくなってきて色々遊んでは消すということを繰り返しています。作った方には申し訳ないんですが、面白いものと面白くないものの差がはっきりしているように思います。また、面白いとは思わないんだけど、何故か続けているものも。どこに違いがあるのかよくわかりませんが、不思議ですねぇ。なお課金はしません。前にやったら際限がなくなったので。多分、自分の中のハードルがガッツリ下がるのでしょうね。一度やったらもういいよねってなるんですよね。きっと悪事も同じなんでしょうねということで今回紹介するタイトルはこちら。(超強引だったな……)

 ジャンルとしてはドットイートゲームらしい、コアランド制作のアクションゲーム『ごんべえのあいむそ〜り〜』です。ドットイートゲームというのは『パックマン』のようにマップに存在しているものをすべて集めることが目的のゲームのこと。本作はマップに落ちている金のインゴットをすべて集め、スタート地点でもある国会議事堂にたどり着けばクリア。マップは4種類でクリアするごとにギミックが増えていく仕様となっております。取り合えず3周ほどしたのでアバウトにご紹介。

 基本はこの4つのマップの繰り返しとなります。ただ繰り返すたびに少しづつギミックが増え、敵キャラが増えていくこととなります。ちなみに2周目はこんな感じに。

 増えている白い帯はベルトコンベアで、池の石が浮き沈みするようになっていたりします。というところでゲームとしては平凡なことがご理解いただけたかと思います。と言っても難しいんですけどね。とは言ってもこのゲームの問題点はそこではなく、お気づきでしょうが登場するキャラにあります。まずプレイヤーキャラのごんべぇ。

 こいつは田中角栄を元ネタにしたキャラクターで田中金脈問題がネタとして入っています。だから金のインゴットを拾って国会議事堂に行くわけですね。そして敵キャラ。これは捕まったときのグラフィックも一緒にご紹介。

 1人目は黒いスーツにサングラスということで、どう見てもタモリですね。捕まったら何故はブラ+パンティ姿でごんべえにムチを打ってきます。ごんべえはまんざらでもなさそうですね。では次へ。

 長身のプロレスラーといえばジャイアント馬場ですね。捕まるとすごい勢いでリフトアップされます。あとプロレスラーということもあって打たれ強いです。倒すには何発も攻撃する必要があります。さすがはレスラーですね。

 3人目はこの派手な格好で後ろ向きに進むキャラクター、元ネタはマイケル・ジャクソンです。捕まったときの画像の意味がわかりにくいんですが、多分マイケルが吸血鬼扱いされているのかなと思います。

 陸上選手ということはわかるんですが誰やねんってことで調べました。どうやら瀬古利彦という方だそうです。このキャラは跳ねるようにして近づいてきます。おかげで攻撃が当たらないこともしばしば。なので攻撃するときは縦に並んだほうが楽ですね。捕まるとなんか蹴られます。そして次は私が確認した最後のキャラクター。

 モンロー・ウォークなどで有名なマリリン・モンローが元ネタとなっているキャラクター。その場で垂直ジャンプを始めたらさっさと倒すか、それができなければ動きを止めないようにしましょう。投げキッスが飛んできて即死しますよ。捕まると椅子代わりにされてしまいます。まあごんべえは嬉しそうですが。

 といった感じで、登場するキャラクターがヤベェということで知られている作品です。時事ネタとかの問題もあったのでしょう、どのハードにも移植されることはなく消えていきました。ちなみにこのゲームを制作したコアランドは後のバンプレスト。キャラ物を作る社風はこの頃からあったのかもしれませんね。まあ本作は無許可なので黒歴史扱いのようですが。ということで今プレイするには基盤必須の作品となっております。難しくてストレスが溜まるゲームでありました……(二度とプレイしないと思う)。といったところで今回はこのへんで。ではまた~

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