ゲーセン店員の懐古主義で行こう 第28回:ミラージュ妖獣麻雀伝

 お早うございます、こんにちわ、こんばんわ。稲波でございます。
 連休が終わり通常運転になったわけですが、ギアが戻りません。体調崩してぶっ倒れたりしたので休んだ気がしないし……なぜか休みになると体調を崩す不思議。体調がいいときはゲームをしようと、なんとなく名前を覚えていた『Far Cry5』を購入。序盤で死にまくり、そっとコントローラを置きました。こんなにダメになっているとは……最近MODで遊びまくっていた影響ですかね、もうヌルゲーしか受けつけなさそう。そんな中、Steamで大絶賛との記事を見たゲームがこちらの『Beat Saber』。

 このゲーム、アーケードに置いてあったら大受けだと思うんですよね。どっか版権とってやってくれないかな。そんなことを思いながら今回紹介するのはこちらのゲーム。


ミラージュ妖獣麻雀伝

 さきほどの『Beat Saber』は大絶賛だったわけですが、こちらは本当に見かけなかったタイトルです。たまたま入った個人経営の小さなお店に置いてあった以外に見かけたことがありません。まあ、最近はあまりゲーセン巡りはしてないんで、どっかに置いてあるのかもしれませんが。
 あまりに見かけたことがないため一応ネットで検索した所、グラフィッカーの方の一言が。

「爆笑するほど売れなかった」

 このゲームが売れなかった一番の理由は、このゲーム自体に問題があるというよりもJAMMAの規制のせいだと思います。いきなり健全なアミューズメント経営だとかなんとか掲げ始め、性行為を連想させる描写をしてはならないとか、パンツを脱いではいけないなどと言い始めたため、脱衣麻雀がエロくできなくなってしまったんです。脱衣麻雀の老舗である日本物産なんかはJAMMAから脱退してDVDの脱衣麻雀とかに移行しました。そんな状態で出てきた本作は、脱衣こそありませんが、スケベ心をくすぐる工夫をこらしたものでありました。ただ、あまりに売れなかったため、ミッチェルに大きな負債を負わせたことは事実のようです。

ストーリー
 舞台は現代、新宿が魔の手に落ち、取り残された女の子たちに妖獣を憑依させ、命のエキスを奪いだした。
 対妖獣雀士の主人公は女の子を救うため、魔界新宿へと乗り込むのだ!

 タイトルを見た時の最初の印象は、PCのアダルトゲーム『妖獣クラブ』の麻雀か!? と思ったのですが、全く関係ありませんでした。そして、ナゼ魔界新宿? 「魔界都市〈新宿〉」まで行こうよ、などと考えたのを覚えています。さて、そろそろ中身に行きましょう。


まずはこの3人から1人を選んで対戦です。

 どうせ全員倒さなくてはいけないので順番に行きます。キャラクター紹介はデモで行われます。


一人目の陸自の第2空挺団所属、鬼車彩。

 というわけでヘリのコ・パイらしいんですが……


ヘリはどこだ!


そして打ち始め、リーチ!

 画像で寝そべっている女の子がリーチ棒です。エアロビのような動きをしたり、お尻をかいたりと、常に動いています。
 そして、和了って点数計算のシーン。


このおねーちゃんが踊り


飛び跳ね


決めポーズ!

 上がられると最後の決めポーズがしなだれる用に座り込むモーションに変わります。なお、いくら大きい手で和了ろうとも3回勝たなければ終わりません。
 なお、脱衣のないご褒美シーンは、


自分でファスナーを下ろし、


肌を見せつけてくる。

 ご褒美シーンの最後に「ぶっ殺す!」しか言わなくなっている気がするのですが、知能も下がるのかしら。
 その後、麻雀で勝つと、着ていた緑の服は妖獣だったらしく……


溶けて脱げていき


下着姿に

 音声だけはエロいです。という感じでできる限りフェチ心を満たさんと、色々工夫がなされています。


2人目はブラの中


3人目はストッキングと同化

 そして4人目は巫女。


ナゼか都庁の中で水に浸かっております。


勝つと、巫女装束のまま水をかけ、


袴の中で足に絡みつく妖獣が落ちて、水となって下水に(いいのか?)

 5人目はスチュワーデス。


ポーズを取りながら作業用エレベータに乗って上がっていく。
一体都庁の中はどうなっているのか?

 勝負に勝つと


飲ませ


食べさせ


焦らして……


タダの事後。

 そして最後は、セーラー服の女の子。タイトル画面の娘ですね。


魔王に取り憑かれております。

 勝っていくと……


魔神華子は、この魔王の左手がいただいたぁ!!
の台詞のあとガッシリとひっつかむ。


更に勝つと都庁を砕いて両手が突き出されるが、そのまま消滅。


手放された華子はそのまま宇宙へ。運命の女神とやらに憑依されています。
この子だけは全く脱ぎません。

 エンディングでは気を失った華子をお姫様抱っこする主人公。目が覚めた華子は騒ぎもせず


ここはどこ? あなたはダレ?
ここは新宿、俺はただの雀士さ

 そして華子が反応するのは


麻雀好きなの?!

 そ~じゃないだろう。普通に考えると、降ろしてとか慌てたりとかそういう反応じゃなかろうか。
 しかし華子がとる行動は


私も好き、いっしょにやろ

 麻雀やると言うとホイホイついてくるぐらいに、この子は無防備すぎる……そりゃ取り憑かれもするなと。そんなことを思いながら最後まで紹介したわけですが……

難易度が高い!

 コレに尽きますね。どの娘も3順目ぐらいにリーチかけてくるし……
 一応積み込み技なんかが存在しますが、それを使うには対局前に選ばれた牌を積もってパワーを貯める必要があり、更に本当に積み込まれてる? と言わざるをえない代物。七対子積み込みとか全く法則性のない牌が並んでいたりと、どうしろというのか。ツモ牌で七対子になると言われても、ノーヒントでやられても困るわけで。そして何より、


この子どこ!

 一番魅力的であろう、デモ中に登場する女の子なんですが、作中には一切出てきませぬ。メガテンの登場人物みたいな雰囲気の美人さんなんですが……
 最後に、このゲームを紹介する上で忘れてはならない(忘れていた)ことが。

企画:四井浩一

 そう、『ストライダー飛竜』を企画した四井浩一氏です。どんな凄い人でも外すときは外すんですね、ちょっと安心。(人の失敗で安心する、ちっぽけな自分には目を背けつつ)
 それではこのへんで。ではまた~

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