ゲーセン店員の懐古主義で行こう 第134回:影の伝説

影の伝説

 お早うございます、こんにちわ、こんばんわ。稲波でございます。タイトーが発表した『イーグレットツー ミニ』の50タイトルが明らかになりましたね。だいたい予想通りのタイトルが並んでおりました。予想外だったのは『断仇牙』ですかね。『カイザーナックル』のバランス調整版なんですが、ロケテでインカムが悪くリリースされなかった作品です。正直言ってインカムが悪かったのは『カイザーナックル』のせいだと思うんですよ。凶悪な難易度として話題をさらった作品ですからね。難易度を最低にしてくださいって社内報が回ってきたぐらいですし。それでも難易度高かったんですけどね、あれ。しかし『断仇牙』って……主人公の技名ですといえばそうなんだけど、CVに矢尾一樹さんを当てるし、ネタに走りたかっただけだよね? とまあ、ダンンクーガはさておき本題に行きましょう。今回紹介するソフトとはこれ。

 イーグレットツーミニにも収録される『影の伝説』です。敵に拐われ続ける「霧姫」を助けることが目的のアクションゲームです。主人公の「影」の操作は8方向レバーと刀と手裏剣の2ボタン。つまりジャンプはレバーの上要素を入れるとジャンプするわけです。レバーを下に入れるとしゃがむ、または下の段に降りるとなります。さて、それでは姫を助けに行きましょう。と言いたいところですが、大して内容がないので、各面の画像をお送りしてお茶を濁そうと思います。まずは姫が拐われるシーンから。

 この後ろからやって来る籠に抵抗なく乗り込んで去っていきます。姫が気絶させられるシーンとかあればよかったんですが、サクッと乗ってしまうので自分から乗ったようにしか見えません。

 そしてそれを見て姿を表す影。姫が走っているときに助けにこようね。とまあ遅れて登場した主人公の影ですが、グラフィックを見てください、どう見てもくノ一か若い美形キャラだと思うよね。

 でも、これなんですよ。ケツアゴで「一休さん」の新右衛門さんみたいなやつなんです。そう思ってみてみると、霧姫は桔梗屋さんの娘の弥生に似ているような。いやそうでもないか。弥生のほうが可愛いかったわ。それではゲーム本編の話と行きましょう。実はこのゲーム3つの章があり、それぞれが5面で構成されています。まずは青葉の章から。

 上記の4つのシーンを抜け、屋敷の最後で姫を助けるとボスとなります。しかし、抜け穴を抜けているというのに城壁をわざわざ越えている意味がわからない。しかも城壁を越えたのにたどり着くのは屋敷……もしかして抜け穴で間違って城内に入って外に出てきてる? でも城壁は上に登っていって屋敷らしき場所にたどり着くんだよなぁ。ともかく屋敷に入って3階ぐらい登ると姫が柱に拘束されています。

 この姫を攻撃することで救出が可能。多分拘束を切っているんでしょう。ということで、姫を助けて外に脱出するのです。

 そして、主人公の動きに余裕でついてくる姫がボスに拐われたところでボス戦に突入です。ボスの名は霧 雪之介。多分主人公と同じ性能の敵キャラです。とはいえうまくやると一瞬で決着がつくんですが。

 なんか、始まった瞬間に斜め上にジャンプしながら攻撃するとあっさり終わることが多いようです。ちなみにボスステージは一周回って森のシーンに帰ってきております。そして、このまま次の季節の紅葉の章へ行くことになります。

 ということで基本的にステージは変わりませんが敵が強くなっている模様。赤ニンジャが投げてくる煙玉だけ刀で切ってもダメージを受け死んでしまいます。そして、苦労して向けると姫が捕まっており……というのも一緒です。違うのはボスキャラだけ。

 このボスの名は雪草 妖四郎。正直天草四郎が元ネタであることが隠しきれていないと思います。刀の二刀流で主人公より強いです。主人公も刀となってますが脇差ぐらいの長さだし、仕方ないかな。

 ふわふわと飛び回って面倒な敵です。なんか苛ついていいかげんにしろと手裏剣を放ったら当たりましたわ。ということで霧姫を救い出し、一件落着。のはずなんですが「HOWEVER……」(しかしながら……)ということで、また外を走る霧姫とそれを追う籠屋の姿が。またかいっ! と思ってしまいますが、姫の仕事は拐われることだから仕方ないね。ということで、今度は冬となったステージの雪の章がはじまります。ちなみに冬の章の次は青葉の章になりエンディング、次は紅葉の章が始まります。つまりマップは3つの章が繰り返し、2章ごとにエンディングが挟まれます。

 ということで、今回は影の伝説をご紹介いたしました。このゲームがアーケードに登場した頃はまだ小学生で、ゲーセンは怖いところというイメージを持っており、ほとんど行くことはなかったんですよね。なので今回プレイしてみて、意外と難易度は高くないなと思いました。そういえば、当時学校から夏休みに入るときにプリントが渡されて、それには「ゲームセンターなどのハッテン場には行かない」なんて書かれていたのを思い出しました。子供だった私は「ハッテン場ってなんじゃろ?」と思っていましたねぇ。今はどうなんでしょう? やっぱりゲームセンターには行くなって言われているんでしょうか。言われてるんだろうなぁ。昔と違って明るく女性が入りやすいお店を目指しているのが普通になりましたから、怖いところではないんですがねぇ。
 なんか愚痴みたいになってしまいましたが、このへんで。ではまた~

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