ゲーセン店員の懐古主義で行こう 第89回:真サムライスピリッツ 覇王丸地獄変

 お早うございます、こんにちわ、こんばんわ。稲波でございます。先週は完全に体調を崩しまして、一切のゲームを進めることができませんでした……『EDF:IR』の最高難易度クリアはあと一面だけなんですけど、今やったら画面酔いしそうという理由から一切プレイできませんでした。まあ、プレイしていてもクリアできたか怪しいんですけどね。まあ、そんなわけで落ち着こうとYouTube見たりしていたんですが、サムライスピリッツの新作が登場したということで、紹介している動画を見たらボタンを押してから攻撃までワンテンポ遅れる問題があると言われていました。でもね、最初のサムライスピリッツのことからワンテンポ遅かったと思うのよ? ボタンを押してから振りかぶるとか、そんな感じだったんですけどねぇ……なにげに読み合いが大事なゲームだったんですが、今の妙にスピード重視になっているものに合わせてゲームの特徴をなくすのはどうかと思う。なお、この件に関しては修正されるそうです。修正ってなんだよって思いますけど。

と文句を書いたところで、せっかくなので元々のサムライスピリッツをと思い、今回はこの、

真 サムライスピリッツ 覇王丸地獄変

を、ご紹介。武器格闘として人気を博した『サムライスピリッツ』の2作目になります。なぜ2作目なのかというと、たまたま目に入ったから、ですね。シリーズの中での人気を考えると『斬紅郎無双剣』のほうがいいかとも思ったんですが、アレの記憶は服部半蔵を使って、ジャンプのぼり中に小斬り→着地と同時にモズ落としで全クリした記憶しかないので……どうせプレイするなら、覇王丸の大斬りの爽快感を楽しもうと本作を選びましたよ?

そうそう、これは完全に脇道なんですが、SNKというかNEOGEOは一本のソフトに多国言語が入っており、マザーボードのBIOSによって切り替えられる仕様となっています。家庭用の場合は設定から言語を変えれば、

SAMURAI SHOWDOWNⅡ

となるわけです。サムスピに関しては音声は変化しない模様。物によっては声が変わるものがあったと思うんですけど、ちょっと確証がありません。なお、これの韓国版だけ別にリリースされており、そのタイトル画面は……

眞SAULABI SPIRITS

サウラビは、まあそうなるんだろうなと言うことでいいんです。そんなことより、

背景、こっちのほうが良くない?

刀がほとんど直刀になってたりしますが、ぱっと見てこっちのほうが楽しそうです。なお内容は音声も何も変わっておりません。文章が英語なところを見るに、海外仕様のタイトルを変えただけのようです。でも、この絵はいいなぁ。そんなことを思いつつ、プレイ開始です。まずはSNKお約束の操作方法のチュートリアルから。

と言った感じ。とはいえ、使用するのはほぼ大斬りのみ。豪快に行くのが目的です。ということでキャラ選択ですが、

本作の登場キャラクターは全部で15人。人気キャラクターとなった牙神幻十郎が初登場した作品です。他にも本作には登場していないタムタムの妹のチャムチャムが初登場、このキャラクターは声が千葉麗子ということで騒がれましたね。すぐに沈静化しましたが。あとはナインハルト・ズィーガー、武器の名はズァリガーニというでっかい手甲。見た目はシオマネキなのに武器名はズワイガニという変なキャラです。最後に花諷院和狆。覇王丸と幻十郎の師匠なんですが、敬われてはいない様子。そんなことより名前の読みがニコチンてどういう事?

と、一部キャラ紹介をしたところで選ぶキャラはもちろん覇王丸。選択するとストーリーが流れます。

なぜこの気配を感じるのかはわかりませんが、ムカつくので潰しに行こうと行った感じの覇王丸。最初の相手は青い目のニンジャ、ガルフォードです。

そして、近づいてきたガルフォードに、

しゃがみ大斬りからの、

立ち大斬り! その結果、

この減り! 難易度を下げていることもあるとはいえ、通常技がカウンターで入っただけでこれですよ。バランスが悪いといえばそれまでですが、この無茶苦茶さがサムスピの醍醐味です。その中でも特に覇王丸はおかしいんですけどね。このままどんどに来ましょう。二人目はそのデカさがプレイヤーを驚かせたアースクエイクです。このキャラ、デカさのあまり家庭用でカットされたりしてるんですよね~

セリフだけみると、意外といい人なのでは? って気がしますね。このアタリでコマンドを試し始めます。波動拳で、

旋風裂斬。蹴りでやると「旋風…ってね」といってやめてしまいます。対戦の牽制用の技ですね。あと覚えていたのは昇竜拳コマンドで出る、

孤月斬。対空技なんですが、しゃがみ大斬りのほうが強いのでは? という代物。利点は削りダメージが有ることぐらいでしょうかね。試しつつ倒すと、

さらっと話に混ざってくる黒子。別にいいんだけれどもね。そして三人目は人気キャラクター、ナコルル。

勝てませんと言われても、何に対しての話やら。とはいえ、なにげにナコルル強いんですよね。上手く入れば一瞬なんですけど。そういえば本ステージから怒りが貯まると放てる武器破壊技を使ってみました。覇王丸のはこれ。

意外と削るので、ガードされても気にせずぶち込みます。そういや、天覇封神斬っていつから登場したっけなぁ……(本記事記載後、本作から登場していますよとのツッコミをいただきました。そういえばはじめは完全に隠しコマンドでしたね。情報ありがとうございました)

ともかくナコルルを倒すと、

天草四郎時貞復活!

天草四郎と戦うのは柳生十兵衛に任せたいところ『魔界転生』的に。とまあ、主人公の預かり知らぬところで色々な事が起こっていきます。とはいえなにも知らない主人公、今回は覇王丸の旅は続きます。次は不知火幻庵です。

なんともコミカルな登場ゼリフです。まあ、このキャラは家族思いだったり妻を大事にしていたりと実はいいキャラ。あこがれの対象は覇王丸だったりするキャラクターです。さて、このキャラクターの次に登場したのは、王虎。

前作では青龍刀を持っていたのに、本作では柱。力任せに振り回すせいで青龍刀をだめにしたんでしょうか?もうお前なんか柱でも振り回していろと。一応王族らしいんですけどねぇ……ということで、この脳筋を倒すと登場したのは、

ナインハルト・ズイーガー。友人間ではナインハルト・ズワイガニと呼ばれておりました。これが、ちゃんと使える人が使うと強い。飛び遠具はデコピンで弾き返すし……しかし日本国内だけで戦っているかと思いきや、ヨーロッパ?らしき場所で戦っていますね。ともかく倒すと、

ストーリーが少し進みます。そして、同キャラ戦が発生。

そしてそっくりさんに殺される私。もともと覇王丸使いではないしなぁなんて逃避しつつ、なんとか撃破。すると、

突然語りだす黒子。というか語るのかと思わせておいて、このあと何も言わない。気にせず次に行くと、

チャムチャム。このキャラはタムタムの下位互換にすらなれないキャラクター。弱いんですよね、こいつ。そして倒すと、

と、文句をいったところ、

そして、気絶させられる覇王丸。

とそこに、

というわけで天草四郎時貞に救われます。気絶していた覇王丸は、

どうやって、四郎の顔を見たのかわかりませんが、目がきれいだったようです。それはさておき、次に登場したのは牙神幻十郎。覇王丸のライバルだそうです。

ただの猛獣のような描かれ方をしていますね。気に食わないものは斬るというキャラなんで仕方ないんですけど。流石にレベルが低くても強くなってきました。苦労しつつも倒すと、次は師匠のニコチン。

師弟対決なんですが、このセリフのせいで知り合いには見えない。ともかく、行く手を遮るものは師匠とて切り捨てる! ということで、

削ってでも殺す!

そして次は、服部半蔵でした。

コロシアイを嬉々としてやっているキャラに死相などと言われましても……なお一回死にました。すると、

などと黒子と話している裏で、

立ちはだかった天草四郎時貞。が、あっさり殺される。まあ、命を与えた大いなる主というのは邪神だろうし、与えたものを奪い返すのは簡単なんではなかろうか。ということで、次は通常キャラのラスト。

千両狂死郎。ネタキャラかと思わせつつ結構強い。なんとか倒してラスボス戦へ。

いろいろ生えてきて、社が出現、更にバックベアードも。いや、大怪球か? そして、

引くことを知らない覇王丸。そして本作品のボス、羅将神ミヅキのもとへ。

何を言っているのかさっぱりですが、まあ斬るだけだし。というわけで戦闘スタート。途中、

ブタに変えられたり、

死神をつけられて、入力方向が反転されたりしながら、なんとか倒しました。

ミヅキを撃破すると、

すべてを吸い込み、元通りに。

といういい雰囲気で終わり……ません。

どうやら憧れの覇王丸を追いかけてきていた模様。いいキャラですよね、幻庵。

ということでエンディングまでご紹介しましたが、癖のあるいいゲームなんですよね。最新作のサムスピもいいゲームだといいんですけどね。どうなんだろう? 個人的にはポリゴンになっているナコルルがかわいく感じないという問題があるんですよね。ただ、よくあるゲームになってないことを願います。それでは今回はこのへんで。ではまた~

追記:天覇封神斬についての情報をくださった方、ありがとうございました。調べて書けばよかったのに、記憶に頼って書いたらこのざまでありました。おかげさまで、より正確な情報にすることができました。ありがとうございました。

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