ゲーセン店員の懐古主義で行こう 第127回:SHINOBI

 お早うございます、こんにちわ、こんばんわ。稲波でございます。今年ももう終わりですね。みなさんは今年やり残したことなどありませんか? 私は沢山ある気がしますが、正直覚えていないので、きっとどうでもいいんじゃないかと思っております。だって、覚えているやりたいことは全部ゲームですからね。どう考えてもどうでもいいんじゃないかな、うん。それにしても今年はコロナと鬼滅以外、ロクに記憶に残っていませんね。幸いコロナを発症することはありませんでしたが、これからも気をつけないといけないですね。周りに迷惑かけますしね。

 と暗い話はおいておいて、先日「アストロシティミニ」がリリースされましたね。『バーチャファイター』に始まり『ぷよぷよ』など全37タイトルを収録という素敵な代物となっております。ちなみに個人的には『コットン』の収録におお喜びいたしました。ただ、『ゲイングランド』とかはどうなのかな? 作品が悪いと言っているのではなく、あれは「エアロシティ」の頃の作品だよね? という思いはおいておいて、今回紹介するのはこちら

『SHINOBI』でございます。今回のアストロシティミニには本作と続編の『シャドウダンサー』(犬のお散歩ゲー)が収録されております。どちらもこう言ってはなんですが、いわゆる覚えゲーでありまして、何度も死んでパターンを覚えればクリアできるようになりますよ。当時覚えゲー以外があったかと言われるとない気もするんですけどね。というわけで、セガが誇る『SHINOBI』シリーズ第一作をやっていきましょう。

 一面目は鎧武者。あとでも鎧武者は存在するので、きっと軍団長とかです。それでも名前は拳王だったりするんですけどね。このミッション1は3ステージで構成、うち一つはボスステージなので実質2ステージ構成。ちなみにステージ数はマップ上の四角でわかります。

 説明するのを忘れていましたが、本作の目的はさらわれた子供を助け出すこと。というと正義のミカタだなぁという感じですが、さらわれているのが忍者の格好をしているところを見ると、いわゆる「忍たま」なんではないかと。ちなみにこのゲーム、2ライン制となっており、レバー上+ジャンプで奥または上段に移動、レバー下+ジャンプで元のラインに戻ることが出来ます。これを利用して安全に進むのがコツですね。でボスについてなのですが、立派な兜をかぶっているくせに弱点は頭。両手から飛ばしてくる炎を避けつつ、頑張って頭を狙いましょう。正直大したことのない相手です。そして倒したあとはボーナスステージ。

 ミッションの合間に挟まれるボーナスステージですが、敵の忍者が手前に来る前に全て倒すのが目的。手前のラインからジャンプされると終わるので、その前に全滅させるのですが、私には無理。なぜかだめなんですよね。『シャドーダンサー』のときもそうでしたが、コツがわからん。まあ失敗してもゲームの進行には関係ないのでいいのよと強がりつつ次の面へ。なお以降一回も成功しませんでしたよ……

 ミッション2は4ステージ構成。とはいってもこれ以降は全部4ステ構成なんですが。タイトルは「アジトに潜入せよ!」なんですが内容としてはアジトに向かえって感じでしょうか。途中倉庫に入りますが、夜の港町を駆け抜けるだけなので。

 ボスはヘリコプターで、弱点は先頭部分。雑魚忍者を降ろしてきたり、ミサイルを撃ってきたりします。雑魚に気を取られるとミサイルを食らうので、適度に距離を取りつつ戦いましょう。距離さえ取れれば意外と楽です。そういえばこのゲーム、遠距離だと手裏剣を投げ、近距離だと殴ったり蹴ったりします。で近距離攻撃だけでクリアするとボーナスが貰えたはず。私には無理なので確認できませんが。さて、次のステージに行きましょう。

 この流れを見る限り、合間のミッションがいくつか飛ばされている気がしますね。それとも潜入先が補給基地だったのかな? そうそう各ステージごとにリセットされてしまいますが、子供を一定数助け出すと攻撃が強化されます。手裏剣だった飛び道具がハンドキャノンみたいなのに変わり、パンチが刀に変わります。攻撃力も上がっていて、手裏剣だと2撃必要だったのが一発になったり、ガードの上からダメージを与えられるようになります。でも、ボス戦では手裏剣に戻るんですけどね……。

 道中はこんな感じなんですが、このボスは2段階に分かれていてちょっと面倒になっています。というか1段階目が面倒なんですよね。

 この並んでいる仏像を攻撃すると回転して無敵になるんですよね。そして寄ってくるという。画面の橋には電撃があって、そこに追い詰められる前にすべて壊すのが大変。悩みに悩んで忍術があることに気付く私。今まで使ってませんでしたわ。とはいえそれだけでは破壊できないので、その後ジャンプ+手裏剣の連打で2段づつ倒してなんとか間に合いました。後で教えてもらったところによると、敵と接触してもノックバックだけで死なないことを利用して抜けるという手があるようです。RTA動画らしいので、人にできるかは知りませんが。

 そして、これがボス本体。弱点は額の赤い部分です。顔は上下に移動しながら攻撃してきますが、正直『シャドーダンサー』の列車のほうがキツいので楽勝だと思います。そして次の面はちょっと大変。

 この面はタイトルの通り忍者が大量に出てきます。アイツラは剣を出しっぱなしで突っ込んでくるので、あたったら死にます。忍者だけは避けないと死ぬ感じですね。寝転がっている敵とか立たせるために踏みに行ったりするんですが、コイツラだけは無理。上手くさばくしかありません。ですが、数が多いんですよね。

 ボスは正真正銘の鎧武者、しかも赤備え。武田信玄の頃から続く、赤いやつは強いの法則はまず外れず、やはり強いです。弱点は頭、もしかしたら角。刀が邪魔で当たらないという中々面倒なボスです。忍術使って半分は持っていけるので、あとは頑張ると行った感じです。ちなみにこいつの名前はロブスター。たしかに赤いんですけどね。こいつを倒せばとうとう最終ミッションです。

 とうとう来ました最終ステージ。さらわれた子供を助けるのが目的と言いましたが、実際には犯罪シンジケート「ZEED」の壊滅も目的にあった模様。ということでそのZEEDのボスはこの鬼面の忍者。その名も「マスクドニンジャ」。まんまですね。

 塀の外から正面の門に入って庭を通って屋敷に入るルートです。状況がわかりやすいですね。まあ、道中気をつけるのは数が多い忍者ですね。大変邪魔くさい。そしてそれを抜けるとボス戦です。ボスは分身して4体に増えてきます。

 最初はこいつ。電撃を纏ってジャンプながら寄ってきます。電撃を纏っているときは無敵ですが、次のジャンプの直前に一瞬攻撃が通る瞬間があります。3回ぐらい攻撃すれば倒せます。そして第二段階目。

 竜巻をまとった忍者が移動しながらかまいたちを飛ばしてきます。これは基本的にどれも飛び越せますので、焦らずによければOK。本体は竜巻で手裏剣を弾きますが、近接攻撃なら普通に通ります。そして竜巻に攻撃判定はなく、ノックバックを食らうだけなので気にせず近づきましょう。

 3段階目は分身しながらジャンプしまくります。当たると足指なので避けましょう。とはいえパターンはわかりやすいので簡単に倒せると思います。そして、最終ボス。

 これが笑っちゃうほど弱い。ここまでこれればもういいでしょうと言わんばかりに殺されに来ます。攻略としては、ただ手裏剣を連打するだけ。体当たりをしてくるんですが、体当たりでは死なないので、一方的な攻撃になります。ということでALL CLEARです。

 さてこの攻略が使えるかどうかが怪しいなと思うのは、難易度を下げていることでしょうか。アストロシティミニには難易度設定がないようなので、もっと厳しいかもしれません。というか、確実に厳しい。それでも隅々まで遊んでほしいです。『イチダントアール』などのパーティーゲームは今やっても楽しいですしね。中にはまさかの『ドットリクン』まで収録しております。まあこれはやらなくていいと思いますけどね。知る人ぞ知るテスト基板というやつです。しかしアストロシティミニ、高すぎますよねぇ。単品でも税抜12,800円、2人でプレイするにはコントローラを買わないといけないんですよね。まあ、そのコントローラは大変面白い形をしているので普通に欲しくなってしまいましたが。それではこのへんで。ではまた~

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