お早うございます、こんにちわ、こんばんわ。稲波でございます。パソコンを買い替えました。すると、今までカクついていたゲームがなめらかに動くではありませんか。そんなに悪いPCじゃないと思っていたんですが、限界ギリギリだったんですねぇ。 『Kenshi』に 『Car Mechanic Simulator 2018』にと、これからはストレスなく遊べそうです。そのかわり、懐は厳しくなりましたが。となるといわゆるクソゲーは掴みたくないなぁと思ってしまうわけで。とはいえ発売日に買わないというのも負けた気が……
そうそうクソゲーというか、評価の低いゲームと言えば、パンフレットで紹介した『アレスの翼』。私はプレイしたことがなかったのでどんなものか知らなかったのですが、記事のために調べれば調べるほど出てくる最悪の烙印。そんなにひどいのか? そんな疑問を胸にレッツプレイ!
ゲームを始めると、なんともムチムチしたヒロインが登場。てくてくと歩いていき、足場から飛び降ります。
始めは単発で弾数制限まである極弱ショット。「P」と書かれたアイテムを取るとパワーアップします。死んだらパワーアップはリセットなので、死なないことが重要。あとは地上を攻撃することができるボム(?)。『ゼビウス』を意識した作りとなっております。2つパワーアップアイテムを取るとツインショットに、更に取ると、
トリプルショットに。ワイドショットになりますが、攻撃力がしれている。一番弱いかもしれません。そして、背景にように見える、
この、鳥を模した像を破壊すると穴が空きます。そこに飛び込むと、
ボーナスステージに。宝箱を取ると200点ですが、なんと破壊できます。敵が来るかもと打ちまくっているとほとんどのアイテムを破壊してしまう結果に……ただ、撃ち込むと隠されているパワーアップアイテムが出現。その結果、
最強形態の貫通弾に。しかしこのゲーム、操作性が本当に悪い。縦スクロールシューティングのステージはまだ許せるんですが、この横スクロールのステージは本当にひどい。上の画像ぐらい余裕を持たせないと背景にすぐ引っかかります。引っかかると上下には動かせず、一度後ろに引く必要があったりします。なおこのあと、キャラ分の隙間しか無い場所も登場。大変苛つきます。そして地上に戻ると、
今まで苦労していたのは何だったのかと思うくらいに敵が倒せます。この貫通弾になった途端、一気にヌルゲーへと変化してしまうなんて……これなら何が出ても余裕だぜ、と思っているとステージ最後の門番のところへ到着。
地上物!
というわけでせっかくの最強形態のショットではなく、一切パワーアップしないボムで破壊すると、
歩いて砦の中に。中は、
アクションゲームに。貫通弾になっているのでジャンプしながら弾をばらまくと、同じ通路のすべての敵が瞬殺されていきます。破壊できないのは真ん中の段のウィルオーウィスプみたいなやつだけ。そして安全に気をつけつつ進むと……
上の段以外がなくなってボスに到着します。ボスと言ってもこのよくわからない端末で、一番前に行くと足場が壊れてボス戦なわけですが、最強状態で連射していると……
本当に瞬殺!
パンフレットのときに瞬殺とは書いたけれども、ここまで言葉に違わないのも大変珍しい……そして始まる2面目。
パワーアップがリセットされたので、パワーアップを集めつつ進みます。各面ごとにリセットされるのも問題だなぁ……。上の画像はこのゲームの特徴とも言える人面岩。各面に一つづつ配置されています。口を開け、吸い込んでくるので気をつけましょう。点数を稼ぐつもりなら飛び込んで、そうでないなら大きく迂回するべし。ぶっちゃけ敵がいっぱい出る鬱陶しい面に突っ込まれるだけなので、行かないほうがいいです。そして一面とは敵が違うということ以外あまり違いを感じることもなく、ガーディアン戦。
ただの色違いだったので、あっさり終了。ちなみに最終面まで面の構成は変わりません。しかも、
砦の中に至っては敵すら同じ。雑すぎてびっくりでござる。そしてボスは、
ちょっと形が違う。しかし瞬殺なのは同じなわけで……はい、次の面へ。
左右にフラフラ移動する緑の玉に悩まされつつ、その先にある2つの紋章を破壊、パワーアップアイテムを手に入れ貫通弾に。その後は貫通弾のせいで一気に難易度が落ちガーディアンを倒し、砦内を進軍。そして、
なんか、砲台みたいなものがついた!
まあ、瞬殺なんですが。そして、書くこともなくなってきた次のステージ。めんどくさい以外は何も内面をクリアしボスへ。
パワーアップしたのかパワーダウンしたのかさっぱりわからない。ただわかることは、瞬殺だということだけ。そして最終面。本当に代わり映えがしないステージ。ただ敵が増えただけという、難易度が上がったとかじゃない杜撰な作りにうんざりしつつなんとか進んでボス戦。今更ですが本作のストーリーは、異星人が持ってきたコンピュータ「ダーク」(名前からしてどうなのよ?)に頼って発展しようとした矢先に「ダーク」が暴走、人類が滅亡の危機に。そこで神様から力をもらった主人公が「ダーク」を破壊するために飛び立つ。といった内容。そしてやっと到着したラスボス「ダーク」の姿がこちら。
顔になった!
どうもこのゲームは顔にこだわりがあるようですね。だからなんだという話ですが。そして始まる最終戦!
やっぱり瞬殺。こうなるとは思っていましたが、これでいいのか? まあ良くないから評価が「カプコンゲーム史上最低の部類」となっているわけですが……
一応2周するとクリアとなるのですが、そこまでやる気は起きませんでしたのでここで終了です。プレイしてわかったこのゲームの致命的な問題は、操作性の悪さでも貫通弾の強さでもないですね。いや問題は問題なんですけど、それよりも何よりも、
プレイしていて楽しくない!
すごく……わくわくしないのです。ゲームとして致命的すぎる。ストーリーとか、私の大好きな漫画『GREY』(たがみよしひさ著)とかぶりまくっているというのに、対極なぐらい楽しめませんでした……
ということで、珍しいカプコンの失敗作でありました。開発に時間がなかったのかな? バランス調整が出来なかった感が伝わってくるのですが。そこに手が入れられればもっと評価も良くなったのではないでしょうかね。サイドビュー面の操作性も手を入れて、ってそこまでやるなら新作作ったほうがいいか。なんて、独り言を言いつつ今回はこの辺で。ではまた~