ゲーセン店員の懐古主義で行こう 第31回:麻雀恋占い

 お早うございます、こんにちわ、こんばんわ。稲波でございます。
 最近遊んでいる『Far Cry5』をやればやるほど自分のヘボさ加減にびっくりしています。というか、焦っているときに後ろなんか確認できるもんですか。あの手のゲームはスナイパーライフルで遠くから攻撃する以外は驚くほどにすぐ死んでしまう、下手の横好きという言葉が似合う私です。スニークミッションのようにしてテイクダウン狙いにすると、なぜかサクサク進むんですが……
 攻撃ヘリを手に入れた今、基地を攻める際に絶対に地上に降りなくなりました。一方的に殴られる痛さと怖さを教えてやろうか! とばかりに上空から攻撃しております。いくら上手く言っても殺伐としすぎて、救いがない。癒やしがほしいと思っている所に紹介されたゲームがこちら。


 麻雀恋占い

 これ知ってますか? と問われて記憶に無いぞということで、思い出語りはできませんが取り上げることにしました。調べてみると、発売は1992年。この頃はゲームセンターに行っていなかったので、知らなくて当然ですね。あ、今回画像が大きくてごめんなさい。この大きさでGIF画像作っちゃったので……閑話休題。
 まず、麻雀と恋占いがつながらない。麻雀をやって占うのか? 疑問はあふれるばかり。コレはプレイしてみるしか無いということで、なんとか手に入れプレイしてみることに。さっそく始めてみると……

 なるほど、麻雀の運勢を占うということか。じゃあ「恋」の部分は脱衣麻雀だからだな、と納得しました。
 次に出てきた画面がこれ。アイテムを占う?

 ああ、イカサマアイテムも占いなのか。しかもランダムなので、正直何がきているのかさっぱりであります。しかも、アイテムだったはずなのに「半吉」って……まあ、何にせよ速さを狙えばいいようです。そして手配が配られ……

 ねえ、一体何を積み込んだの? 三暗刻とかかな?
 とりあえずカンして考えるか。
 などと考えながらプレイしていると、あれよあれよと牌が揃っていき……

 役満なのにリーチ。このゲーム、オートツモ機能は無いので、完全に無駄リーチである。
 どうせ脱がす回数だから、負けなければどうでもいいんですが。なお、運勢はリーチ棒に書かれるようです。
 そして……

 ツモ出来ました。満願8000点かと思いきや、8000円です。スコアが9500円になると共に、後出し占いが。

 100%!? 70%と言われたはずなんですが…… これはあれだな、ソシャゲで「出るまで回せば100%」と言うやつだ。つーか、後出しで占い結果を出すのはズルい。ともかくコレでCGが……

 ナゼにスナップショットみたいなのなのか。まあ、苦労はしてないけどさ、それでもコレはないんじゃないか、脱衣麻雀なのに……
 納得がいかないまま、次局へ。さっさと和了り……

 更にスナップショットに。枠までついて、更に写真っぽく。脱ぐアニメーションなどこの時代には存在しません。なんとも言えない残念な気分とともに次局へ。次のシーンはどんなやら……

 突然エロくなった!
 しかしこのゲーム、何が起こっているのかさっぱりわからん。文章が出たりすることもないので、淡々と麻雀を打ち、タダ絵が表示されるだけ。実際飽きてきました。ともかく次のキャラが出るまでやってみます。というわけで時局。瞬殺にてエロシーンに。

 同じかと思ったら、横スクロール! とりあえず、この女の子のCGは出尽くした様子。さて次の女の子はどんな娘やら……と思っていたら、

 突然出てくる6人の占い師たち。なんというか、気になる占いは一つだけですね。どうせ次の対局の運勢占いでだろうなぁ。となれば、選ぶ占い師はこいつしかいない!


 さ・ん・ま!

 占ってほしい事柄って、積み込みとか細かく選べるのかしら? ともかく次の画面に……

「恋愛・結婚」が出てきた! 突然のタイトル回収!
 せっかくなので「恋愛・結婚」を選択。

 このサンマの存在感。一体どうやって占うというのか? そんな期待をよそに、占い結果が。

 占いの内容が思ったよりしっかりしているような…… サンマを折って占うのね。毎日毎食サンマを食べることになりそうな占いです。むしろお客に食べてもらうのかしら。それはさておき、このゲーム、ちゃんと恋占いをするという事実が発覚。しかし、ゲーム自体は面白いとは言えず、なんとも言葉にしにくい代物です。だからでしょうか、私がゲーセンに復帰する1994年ごろには既に店頭には存在していませんでした。仕方ないね、和了りやすくて勝ちやすいけど、ぶっちゃけつまらないし。

 それにしても、このゲームに登場する女の子、どこか見覚えが…… 当時の麻雀ゲームって大体当時のアイドルなんかを元ネタにしているんですが、ゲームが出た1992年、オタクの私はアイドルよりも「らんま1/2」や「ああっ女神さまっ」、ちょっとエロいところで「いきなりっ!Can2」の亜麻木硅先生や「あの娘はI」からハマった計奈恵先生などアニメ、漫画まっしぐらな時期でありましたのでさっぱりわかりません。そういや当時はエロいPCゲームも「美少女ゲーム」などと呼ばれ、おおらかな時代でした。あの事件さえなければ……って事件が起きたのは前年なんですね。記憶っていい加減ですなぁ。ちなみに、この辺りの情報は当時購入していた雑誌「テクノポリス」により仕入れていたのですよ。
 この雑誌のせいで、大学生になり親の目がなくなった途端に『ドラゴンナイト』とか買い漁っちゃたぢゃないか(責任転嫁)。ああ、あとムッツリスケベになったのもこの雑誌のせいだな、うん(元からです)。
 そうそう、本サイトの主・前田尋之氏が編集にいらっしゃったとは知りませんで、創刊から廃刊まで全部買ってたんですよという話をしたときに、編集部にいたんだよという話を聞きびっくりしたのを覚えています。世の中は狭い。そういえば「美少女ゲーム」という言葉はテクノポリス発祥だったのですね。今では普通に使われる言葉ですが当時は徳間書店により商標登録されていたそうです。
 
 長々とどうでもいい話をしてしまいましたが、このへんで〆たいと思います。ではまた~

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