ゲーセン店員の懐古主義で行こう 第6回:ダンシングアイ

 お早うございます、こんにちわ、こんばんわ。稲波でございます。
 流石に寒くなりましたね。皆様、風邪などひいたりしていませんか? 風邪できついときは、おかゆとホワイトシチューのレトルトを食べて、栄養ドリンク(ロイヤルゼリー入っているやつ)を飲んで寝ると一発で治りますよ(私的回復法)。あとはエロいものを見て元気を出しましょう!
 そんなわけで、今回紹介するのはこちら。


ダンシングアイ

 ナムコが何に迷ったのか、突然出てきて一切の後続がないというこのタイトル。キャッチコピーは「女体に猿」「これが全く新しいアクションパズルゲームだ! ちょっと怪しめ」
 本当に何があったんでしょうね。開発段階では「ニョタックス」と呼ばれていたらしい。女体+クイックスだそうですよ。その結果、完成したのがこれ。

 なぜギャルズパニック方向に進まなかったのか。なぜに立体なのか。プレイすればわかります。

あ、これポリゴンで作りたかっただけだわ。

と。ちなみにこんな書き方をしていますが、駄作だというわけではありません。むしろ良作だと思います。時代的な問題ですが、モデリングがもっとエロくできていれば、もっと人気が出たことは間違いない。
 ゲームの目的はわかりやすく、来ている服を破ったり、隠れている物を壊したりして女の子を見ることが目的なのです。破壊していくにつれ、こんな風に……

 そして、全部破壊するとサービスシーンが。


何故か踊る

 15秒ほど脱がせた女の子を鑑賞できるのです、素晴らしい。
 当時、アーケードはバーチャファイター2や鉄拳2など対戦格闘ゲーム全盛期であったと思います。そんな中、プレステ互換機版であるシステム11を使用して出てきたゲームがこれですよ。とは言っても、プレステへの移植を考えて色々とこの基盤を使用していたので、その流れもあるのでしょうが。そしてそこにいるギャルズパニック大好きな私(ヴォルフィードも結構遊んでおりました)、当然プレイしておりました。このタイトル全15ステージ、ラスト2面以外は3キャラから選んで進んでいきます。服を脱がしていくという作りだけではありません。基本脱がせるんですけど、中にはキャラクターを、閉じ込めている何かから開放するという、一応まともな目標がある面も。もちろんキャラによって難易度に大きな差が出ます。そう……


オッサンだと激イージーに!

 そして当然、サービスシーンが!

 まあ、何も嬉しくないんですけどね。そして、ダンシングアイのすごいところ、それは対象が生き物ですらない面もあるという事実。


トラックの荷台を開放したら、


マグロが泳ぐ!

 もう、何でもあり。当時は大喜びでオールクリアを目指しておりました。全ての面って意味ですよ。しかし、結構難易度が高くクリアーすら安定しませんでした。一応最後のキャラまでクリアーしたのですが……


これがラストステージ

 そして開放すると、こう!

 もう、私にはリマーの館に出てきたのリマー人形(宇宙船レッドドワーフ号に登場)にしか見えない……


こいつです。とにかく屑なキャラクター。

 このゲーム、キャラクターの設定がしっかり作られているらしいのですが、その設定は表に来ることはなく……つまり、エロに理由はいらないということですよ。なお、ショッピングセンター内のゲームセンター向けにキッズモードが実装されています。ゲームオプションのレーティングを変えると脱衣対象のキャラクターが出ないようになるという、不思議な配慮がされていました。まあ、ゲーセンでこのモードを使うことはないんですけどね。
 結構面白かったと思うのですが、意外と売上が振るわず結構すぐに消えていきました。仕方ないね、格闘ゲームのほうが上がるしね。
 しかし、このタイトルの不遇っぷりはとどまるところを知らず、プレステ互換機版を使っていたにも関わらず、プレステへの移植は無し。2011年にはプレステ3で発売すると発表されたのですが、PlayStation Move対応が悪かったのか翌年開発中止と発表されました。そのタイトル、ゲーム画面はこんな感じに。

ご褒美はこう。

 今のモデリングになっていたので遊びたかったのですが、ナムコ的に売れないとの判断だったのでしょうね。正しい判断だと思いますが(笑)
 いっそイリュージョンあたりから発売されないものか……無理だよなぁ。

 それではこのへんで。ではまた~

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