とんがりギャルゲー紀行 第6回:はっちゃけあやよさん

クリスマスも近づいてきた師走のみぎり、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私はといえばクリスマスイブは大忙しの予定でございまして、当日は『アマガミ』をプレイするか、はたまた『北へ。~White Illumination~』をプレイするべきかを現在悩んでいるところです。
どちらを選ぶにせよ、忙しすぎて家から出る暇すらないでしょう。
師走は本当に大変ですね。もう何もかも投げ出してバイクでどこかへ走っていきたい気分になってまいりました。
ああ、海ほたるにでもいきたい。「このあさりまんがあさりだからちくしょう!」って言いながら意味もなく貪り食いたい。でもあさりまんはさして好きでもない。

さて、そろそろ脱線しすぎてスリーナインのようにお空を飛びそうになった話を戻しましょうか。すでに社会の歯車になっているというのにわざわざネジになりに行く必要はございませんし。

本日はそういうわけですので頭を空っぽにして遊べるとんがりゲームを紹介させていただきますね。
ハード社が生み出した低価格美少女ゲーム『はっちゃけあやよさん』です。


こちらがパッケージ画像。

そしてこちらがタイトル画面です。

『はっちゃけあやよさん』は、総プレイ時間は5分以下という超インスタントな美少女ゲームです。選択肢もひとつしかありません。
ストーリーは一本道で、ややアホの子な美少女・あやよさんが主人公(プレイヤー)にムリヤリやられて「気持ち良かったからまあいいか」で許しちゃうというもの。唯一の選択肢はあやよさんのお店で何を買うかを選ぶだけ。お察しの通りバカゲーです。

唯一の選択肢はこちら。

発売当時も現在も同じくフルプライスの美少女ゲームは1本1万近くするわけですが、当時のゲームは特に当たりはずれは大きいわボリュームはどんどん増していくわ鬼のように難しいわで、息抜き的に安く遊べる『はっちゃけあやよさん』は手に取りやすかったのでしょう。テレビで芸能人が話題に出したこともあって、この作品はなかなかのヒットを果たしました。美少女ゲームの話題がテレビに出るだなんて、まるであやよさんのように緩い時代でしたね。内容のおかげでヒットしたというより、需要があったところにすっぽりハマったといった感じでした。

それにしても、時代は繰り返すということなのでしょうか。「ゲームのボリュームが増す→容量少なめの低価格ゲームが増える」の流れは現在も起きていますよね。最近はロープライス、ミドルプライスの美少女ゲームは本当に多くなりました。ニッチなゲームも増えて嬉しい限りです。


『はっちゃけあやよさん』はちょっととんがりすぎていて、これから初めてプレイする人には「なんじゃこりゃ」と思われかねません。個人的にあやよさんのキャラクターはいいとは思いますけどね。短すぎるのも事実ですから。笑えるけれど人にはすすめられないかな、といったところです。

性におおらかなあやよさん。

 

そういえばあやよさんシリーズには熱心なファンの方がいらっしゃるようで、あやよさんシリーズの25周年記念ディスクやあやよさんクッキーを作ったりと精力的に活動されているようです。
噂では当時の制作メンバーを集めてあやよさんのゲームを作る予定だとか。実現するかはわかりませんが、そこまで愛されているなんてあやよさんは幸せ者ですね。

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