ゲーセン店員の懐古主義で行こう 第90回:ライトブリンガー

お早うございます、こんにちわ、こんばんわ。稲波でございます。先週更新しなかった件なのですが、ちょっと忙しくなってしまいましてちょっと落ちつくまで隔週更新にさせていただきます。とは言ってもすぐに戻せると思います。戻せるよね? でも、そんな忙しいと言っているにもかかわらずゲームソフトは買ってしまいました。実況動画がイカンのや! ちなみに買ったゲームは『House Flipper』に『Empyrion – Galactic Survival』の二本。ちなみにちょっと触るだけでプレイしたとは言えないレベル。早く時間ができるといいなぁ。と、そんな事を考えながら、今回紹介するためにプレイしたのはこちら。

ライトブリンガー

1994年にタイトーからリリースされたアクションRPGです。魔神復活を目論む魔法使いヴェノムを倒すことが目的なんだけど、プレイヤーキャラによって微妙に考えが違うのも面白いところ。というわけでプレイヤーキャラクターのご紹介。

主人公なのかな? 剣を振り回します。ともかく姫が攫われるのを見て「くっ、父さんさえいきていれば。オレが代わりに戦ってやる!」というセリフを言うんですが、父の代わりにという意識が強いんですかね。あと探している父親が死んだようなセリフを言うのはどうかと。

エルフの弓使いです。ただ、弓はため攻撃のみです。通常攻撃は蹴りのみ。一族の村を襲ったと言っていますが、始まってすぐのヴェノムとの会話によると「私の一族をほろぼした魔神を、復活させるなんてゆるさない!!」ということで滅んでますな。

戦士となっていますが、格闘家ですね。メインの武器は実は小手。背中の刀はため攻撃のときのみ使用します。今回の参戦理由は「魔神を倒すか・・・ ちょうどよい修行になるな」ということで、ただの気分で参戦。そして4人目の主人公は

魔法使いヴェノムの師匠。魔神に魂を売った弟子を倒すことが目的となっており、作中のセリフも一切ズレがないキャラクターです。ファンタジーらしい魔法使い。

それにしてもどこかで見たようなキャラクターだなぁ。アッシュはカル=スだろうし、システィーはアーシェス=ネイでしょう、きっと。グレンは間違いなくニンジャマスター・ガラですね。これだけは断定。ヴォルドはわかりません。元ネタあるのかな? ともかくプレイは主人公アッシュで行きますよ~

スタート地点の酒場を出ると攫われようとしている王女の姿が。このあとモンスターに襲われつつ進むわけですが、ベルトスクロールアクションと違うのは、

新しい場所に行くと表示されるこのマップですね。最終的な目的地は固定なんですが、そこに行くまでは自分で決められます。マップによっては隠し通路なんかも用意されており、石像を壊すとかスイッチを入れるなどの方法で開けることができます。ということで進んでいくんですけど、

最初の酒場のシーンなんですが、敵が残っていようともマップ移動可能となっています。面倒になったら「EXIT」から出ればOK。まあ、経験値無いと成長できないので全滅させることが多いですが。ということである程度進むと、

目的地が「!」で表示されます。まあ、遠回りしたほうが武器を拾ったり、経験値を稼いだりできるので直進していいのかという部分はあります。ちなみに、今持っている剣は途中で拾った雷属性の剣です。敵キャラクターには弱点属性が設定されており、合わせることができれば楽ができます。まあ少しだけ。さてマップが示すとおり、今のステージのラストとなります。そこを抜け次のマップをうろつきまくりボス戦へ。

アンナで会見を片手で振り回すのか……と思って構えていると、

まあ、お約束ですよね。父親だなと思いながら戦うことに。

ってなわけで、お約束のシーンですが、このあともまだまだ働いてもらうと連れ去られるお約束が繰り広げられます。更には次に攻め込む場所まで宣言していきます。ということで次は宣言された水の精霊フォンティーヌが祀られた神殿へ。途中、敵は全滅したし壊せるものは全て壊したのに扉が開かないとうろついていると、

わかっているからここに来たのよ、と思いつつ話を聞く。この間に扉をさっさと開けたほうが良くない? ともかく途中で

火を吐く大蛇を安地に立って倒したり(注:画像の位置が安全地帯ではありません)、ボス部屋につながってない道に迷い込んで

水属性の敵だから雷が効くのかと思いきや凍らせろというフォンティーヌに出会ったり(結構余裕あるのかしら)、

何故か底にいる一般人に知ってることを念押しされたりしながらボス戦へ。

ボス部屋についたら、すでに力を奪われ死にそうなフォンティーヌ。

というわけで、ヴェノムの魔術が炸裂します。

結果だけを見ると攻撃魔法しか使えない師匠より優秀な様子。力を抜いた抜け殻を魔物として再利用というのも王道でいいですね。なおプレイ中はアラクネかなとか思ってましたが、「Queen Spider」なんですね。攻撃しまくっていると、

しっぽ……じゃない腹ですね、がはじけ飛びました。結構ダメージ与えたんじゃない? と思って「ふふん」という感じで体力ゲージを見ると1/3減っただけでした……強いんだよ、コンチクショウ!ですが頑張った。

あ、このゲームはボスを倒すと4つの宝箱が降ってきます。経験値は倒しただけでは手に入らず、ドロップアイテムを拾って手に入れるので、そのためなんでしょう。なお4つなのは最大4人同時可能だからです。なので……

ボスの末期のセリフよりも宝箱じゃ~!

とはいえちゃんとヒントもくれますのでちゃんと聞いてますよ、アッシュが。誤りながらも表示される「EXP UP」の文字が切ないですが。さて次は北の廃墟。

この入り口にいる爺さんによると、姫様が連れ込まれたのだそう。廃墟の奥に向けて進軍じゃ~ 独り部隊だけど……ちなみにこのステージは仕掛けが凝っています。

明らかに壁のスイッチか、地面の台座の形のスイッチを踏んだら動き出すやつだ。でも、やらないと扉が開かないという問題が。とりあえず柱のスイッチを押して見る。

上から酸が。定期的に降ってくるようになりました……仕方なく真ん中を踏んで……

やっぱり動きますよね。こんな仕掛けがアチコチに用意されています。わかっているのに踏むしか無いやるせなさが……さらに、

何かの台座に蔦が絡まっている場所が。攻撃すると取れるので、取ってみる。

取ったら上に乗っていた結晶が飛んでいきました。そして……

明らかにやれってことだよな。ってなわけでもう一つ見つけ開放した後うろついていたら、

後一個らしい。そして次のマップに行くと、

いや、ここまで入り込んでいる時点で、あれはヴェノムで、お前は利用されてるんだよと思うのですが一切気づかないアッシュ。最近のラノベではこの察しの悪さはヒロインに対してしか発揮されないやつですね。そして3つを開放してボス部屋に行くと、

ですよね~。そして悪役らしく、

ちゃんと話してくれます。イイヤツダナ~。ここでのボスは姫をさらったヒトガタのドラゴンみたいなやつ。その正体は、

レッサーデーモン

ドラゴン関係なかった……正直戦った感想から言うと、クイーンスパイダーのほうが面倒。あっちは炎をばらまくし、ジャンプして飛びかかってくるし……で、楽ではないけど面倒ではないレッサーデーモンを倒して最終ステージへ。最終ステージはちょっと進むと中ボス戦へ。

二度目に登場するときは、更に外的要因からの影響をシャットアウトする処置をしているに決まっているじゃないか。ということで戦闘開始。盾が増えただけのように見えて洒落にならないパワーアップしています。というのも、攻撃を当てると盾を落とし、剣を落とし素手になるので簡単かと思いきや、

武器を落としたら鎧でガードしながら近づいてきて、

ぽいっと投げてきます。落とさせた剣は飛び回って攻撃してきてから敵の手に帰っていくし、盾に至っては

プレイヤーめがけてレーザーを撃ってくるファンネル状態。これがしつこい。起き上がり途中だから食らってないけど、盾の近くにいると延々と撃ってくる。もう、盾を落とすのやめてくれないかな? そして、微妙なダメージと共に時間とサービスクレジットをかけて倒しました。なお、一回タイムアップで死にました。忘れてたよ、制限時間があるのを……

当然の報いというやつの内容が気になりますが、とにかくここでタイトル回収です。この剣こそ光属性の剣「ライトブリンガー」。なぜに奪われたり、叩き折られたりしていないのかわかりませんが、無事主人公の手の中に。問題は他のキャラには最強武器がないんですよね。ともかくこの剣を持ってヴェノムを倒しに行きます。

ということで登場するわけですが、登場した瞬間ヴェノムの体力が登場。コレはヴェノムとダイナスティの二人同時に相手しろということか?

誰から何を聞いたのか知りませんが、範囲攻撃で蹴殺されるヴェノム。そして、

ヴェノムを狙った範囲攻撃に巻き込まれ、えらい遠くまでふっとばされるアッシュ。

寝たままそんなセリフを言っても締まらないぞ…ともかく戦闘開始です。とはいってもアッシュだけは

ボスの弱点属性の武器というアドバンテージがあります。いうほど楽にはならないんですけどね。でも他のキャラよりはマシかなと。しかし無駄にかっこいいなぁ、このボスの攻撃。範囲攻撃の

青い炎に、赤い炎の

突き攻撃。チョロチョロしている骸骨に翻弄されつつなんとか撃破。

そして生贄にされた姫様は……

あ、ちなみに姫はボスが死んだ位置に出ています。上の画像は姫を無視して宝箱を漁るアッシュの図であります。そして、

突然口調が崩れる姫と、根拠のない事を言うアッシュ。そして、

吟遊詩人なのかな? 突然ここにシーンが移動し、何があったのかはさっぱり。ともかく、

という流れで終了となります。正直言いまして、シーンごとに作ったからつながってないというのが結構見えます。特に最後のライトブリンガー入手イベントはもうちょっと考えるべきじゃないかなぁと。私がヴェノムならまず排除すると思う。持ち主を洗脳までできているんだから、直接処分する必要はないわけだし。と、ストーリー的にはいろいろ突っ込みどころはありますが、ゲームとしてはかなり楽しい。自由にルートを選べるだけでも意外な楽しさがありますね。周り道をすれば死にやすくなりますが、そのかわりレベルが上げやすかったりといいバランスだと思います。ただ、店員的な意見を言うと、回転率悪いんじゃないかなぁというところか。とはいえD&Dとかもうまいとワンコインでどんだけ持つのよって感じですしね。この手のゲームは上達するまでが大変なので、その苦しみを乗り越えたプレイヤーにはご褒美というところでしょうか。もし見かけたら是非プレイしてみてください。いわゆるタイトーの旧F3基板最後の作品にして、システム、グラフィックが揃っている名作と言っていい作品だと思います。それではこのへんで。ではまた~

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