ゲーセン店員の懐古主義で行こう 第67回:大江戸ファイト

 お早うございます、こんにちわ、こんばんわ。稲波でございます。先週のボロボロっぷりからかなり回復いたしました。回復度合いとしては70%ぐらいでしょうかね。ここで油断するともとに戻るので一層気をつけていかなくてはなどと思っていますが、まあどうとでもなるだろうという気楽な自分もいるわけで。大体、健康に気を使い食べるものに気をつけ、運動をするように気をつけ、etc……というその状態が健康からは程遠いのではないかと思うのです。よほど偏ったことをしなければ、ストレスなく楽しい生活が一番健康的だと考えるわけで、そうなると楽しくゲームをしている今は素晴らしく健康的ではないかと思うのですよ。

ゲーム最高!

 まあゲームでストレスがたまるときもありますけどね。というわけで今回はあまりストレスはたまらないであろう、馬鹿なゲームをご紹介。

大江戸ファイト

大江戸ファイト

 カネコが何を思ってこんなもの(褒め言葉です)を出してしまったのか? 企画書を是非見てみたい作品、それがこの『大江戸ファイト』です。なんといいますか、『トリオ・ザ・パンチ』の頃のDECOのような斜め上感を感じます。時代を考えると、格闘ゲームが売れているんだからウチも作ろう! となるのは理解できます。特徴づけようと江戸時代にし、更には妖怪を出そうというのもまあ良いでしょう。しかし、開発に際して参考にする格闘ゲームに『ストリートファイターⅡ』ではなく『モータルコンバット』を選んでしまったのか? 疑問はつきません。ともかく、そういうわけなので、

実写!

 一応言っておきますが、実写=『モータルコンバット』という短絡ではありません。ちゃんと他にもありますからね。ともかく、

大江戸ファイト

せっかくなので、この河童(三平)を選ぶぜ!

 というわけでアイコンにも使用している河童です。コマンドは書いてあるとおり16Pと43Pそして41236の3つとなっております。なお溜めコマンドかと思わせつつ溜めはありません。最後の技はレバーコマンドだけで発動します。このシステムはいくらやってもなれないんだよなぁ……まあ、ボタン押しちゃうよというだけで技は出るので問題はないんですけど。ともかく一人目。

大江戸ファイト

 ニンジャの嵐くんです。どう見ても必要のないアンテナが付いていますが、別に高機動型ではない。河童を舐めるなよ!? っということで倒したところ、

大江戸ファイト

 倒した嵐が立ち上がり体中から血しぶきを上げてフラフラしている。このあと画面真ん中に「FINISH」の文字が現れコマンドを入力すると……

 いわゆるフェイタリティと言うやつであります。そう、フェイタリティ=『モータルコンバット』という短絡。今回はヨガコマンドの技を使ったらこうなりましたぜという画像。このあと大喜びではねまくる河童。所詮は妖怪でありますね。ちなみに当然負けた場合も、

 しっかりとどめを刺されてしまいます。とどめを刺すときの技によって損壊の程度が3つに分かれるようです。完全に破壊されるものと上半身が破壊されるもの、最後に

 真っ二つに叩き切るもの。これで全部だと思います。操作感覚は日本の2D格闘なんですが、アチラコチラの作りが『モータルコンバット』、さらに独特の味付けで構成された本作は、はっきり言って異色の作品です。瞬間的な人気はありましたが、プレイヤーに強い印象を残しつつすぐに店頭から消えたというのが、私の本作の印象。おかげで当時はろくに遊べませんでしたよ。と、言うわけで新鮮な気持ちで今回プレイしていたのですが、このゲームボスいないんですね。ぬらりひょんだったり将軍だったりがいるものと勘違いしておりました。つまり、

 選択画面の9人を倒すとエンディングに。コンティニューしたせいかもしれませんが、他にキャラは登場しませんでした。最後の1人にとどめを刺した後、

 ただ、踊って終了。クリアするまでやっておいて何なのですが、コイツラなんのために戦っていたんですかね? 根本的な部分を理解していない事に気づいてしまったぞ。どっかに載ってないかとググってみたが、ありませんね。そんなことよりもWikiのキャラ紹介がひどくて面白い。特に霞はかわいくないとか、ぽっちゃりしているとか言いたい放題。事実ですけどね。しかし知らなかったんですが、河童って強キャラだったんですね。手足が伸びるだけのネタキャラだと思っておりました。手足が伸びること自体に疑問はありませんけどね、河童だし。個人的には金四郎のほうが使いやすいイメージだったんだけどなぁ。

 今回久しぶりに遊んでの感想ですが、思ったよりも難易度が低いなぁと。今やってもそう思うので、当時はもっと感じていたでしょうね。いや、今回河童を使ったせいなのか? ぜひ店頭で見かけたらプレイしてみてください。形容し難い楽しみを味わえますよ。それではこのへんで。ではまた~

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