パンフレットで見るアーケード探訪：対家麻濡感 誘惑日記編

日本物産から登場した対戦可能な脱衣マージャンゲーム『対家麻濡感 誘惑日記編』。「対家麻濡感」と書いて「ハウスマヌカン」と読む。当時テーブル筐体が当たり前で対戦筐体など存在しなかったため、対戦するとしても画面に手牌を表示してしまうと相手にも筒抜けになるという問題があった。それを回避するため専用筐体を発売した。専用筐体はコントロールパネルに自分の手牌を表示する液晶画面を付けた「特殊液晶コンパネ」を搭載することで相手に手牌が見られないようになっている。（アルファ電子はこのコンパネの開発を受け持ったようである）
　対戦という意味では人気はあったのだが、CPU戦では相手が上がると即ゲームオーバーというとんでもないシステムになっており、ゲーム自体の評価は決して良いものではなかった。さらには専用筐体だけあって導入にコストが掛かったため、販売台数は振るわなかった。そのためパンフレットには第3弾のビデオ撮影開始となっているが、第2弾の『対家麻濡感 六本木ライヴ編』のリリースを持ってこの筐体向けのシリーズは終了することとなった。

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