パンフレットで見るアーケード探訪:ASTRON BELT

発売年 1983
開発/発売元 セガ
ジャンル レーザーディスクゲーム
コントローラ 8方向レバー+ボタン

 日本のアーケードゲーム初のレーザーディスクゲーム。飛来する敵を破壊しながら基地に侵入し、司令艦を破壊することが目的。画面のに表示されているタイマーがなくなるとライフ制に移行する。死ななければ10点づつ加算されていくのはセガらしいポイント。敵を撃墜するたびに画面中に爆発が広がり、なんとも派手なゲームであった。
 専用のコクピット筐体とアップライト筐体が存在した。コクピット筐体はステレオサウンド・バイブランシートと呼ばれるシステム(今で言うボディソニック)を搭載し、ゲームで使用された実写特撮動画とあいまって、その迫力はプレイヤーを虜にした。同じシステムを使用した続編として『スターブレイザー』が登場することになる。

 本作で使用された動画は東映の協力を得て制作されている。制作された動画は『宇宙からのメッセージ』と『宇宙刑事ギャバン』の映像を流用している。そのため、それらの敵の戦闘機が登場することになり、特撮好きの中ではそれだけでこのゲームを評価するものもいる。

 移植先はMSX1。パイオニアが販売していたLDプレイヤー用のゲームとして販売した。このLDプレイヤーは「Palcom」という規格で接続される。パイオニア製MSX1はそのまま繋がるが、他社製MSX1では専用アダプタが必要となる。MSX2以降は非対応。その結果MSX1以外ではプレイできない。MSX1の性能では再現は難しく、自機のグラフィックが簡略化され、爆発が実写映像ではなくなったり、音が悪くなったりと残念な部分が目につくが、ゲーム自体の再現度は高い。

プレイ動画(アーケード版)

プレイ動画(MSX版)

移植先一覧
MSX

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