パンフレットで見るアーケード探訪：カルノフ

　主人公のカルノフが暗黒の帝王とその手下を倒し、奪われた財宝を取り戻すために冒険にでるアクションゲーム。
　操作方法は8方向レバーとボタン３つ。それぞれ「ショット」と「ジャンプ」に「アイテム使用」。マップに配置されているハシゴや水中メガネ、魔法の翼など9つのオプションを使用することで攻略していく。

　本作は見た目はとても主人公とは思えないデブのおっさん（イメージイラストではマッチョなおっさん）が独特の世界で活躍するという人を選ぶ見た目をしておきながら、ゲームそのものは難易度は高めだが実に遊びやすい良作になっているなど大変DECOらしいゲームだと言えよう。
　この後主人公のカルノフはDECOのマスコットキャラクターになり、『トリオ・ザ・パンチ』にはザコやボス敵として大量に登場したり、『ファイターズヒストリー』ではラスボスとして登場するなど、様々なゲームに登場することになる。ちなみにファミリーコンピュータ版『カルノフ』では、フルネームがジンボロフ・カルノフスキーであること、生前散々悪事を働き、その贖罪のために神の使いとして働かされているという設定が追加された。
　余談ではあるがカルノフのフルネームが公開されたとき、当時のDECOの常務だった神保という人物が烈火の如く怒り狂ったという。

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