ゲーセン店員の懐古主義で行こう 第62回:ピストル大名の冒険

 あけましておめでとうございます。稲波でございます。一応平成最後の正月ということになるんですかね。だからといって、何も特別なことはなく。楽しくゲーム三昧な正月を過ごしている予定であります。多分この予定は正しく成就されることでしょう。というか間違いなくPS4で『スパイダーマン』のダウンロードコンテンツか『ドラゴンクエスト ビルダーズ2』をプレイしていることでしょう。もしくは寝てるかですね、おっさんなので。そんな私が平成最後の元旦当日の記念すべき更新を担うことになってしまいました。せっかくなので、おめでたいゲームが良いなといろいろ考えた結果、今回選んだタイトルはこちら。

ピストル大名の冒険

 タイトル画面から漂ってくる、おめでたさを感じ取れているでしょうか? なんとこのゲーム、『ベラボーマン』で悪役だったキャラを主人公にしております。設定は正反対で、正義に燃える「かやくご藩」の城主、火縄丸 として登場。元服の儀として3つの修行を乗り越えるため修行のたびに赴くというもの。5つのステージのうち3つクリアすれば最終面にたどり着けます。さて、その火縄丸ですが、


 頭につけているのは元服の証のピストルということになっていますが、打ち出す玉の大きさ、溜めショットで打ち出される花火玉をみるに、どう見ても大砲です。足の扇子は、これで扇いで空を飛ぶためについています。なので、レバーをニュートラルにすると徐々に降りていきます。なお、修行の旅の内容をみるとほとんどが悪さをする何かを倒すことが目的。とてもいい領主のようです。その内容は、

 上から「悪ガッパの巻」「しゅりけん団の巻」「あやかしの巻」「おどろ教の巻」「黒船来たるの巻」。どれからでも出来ます。正直、このゲームろくに見かけることはなかったので、どれが簡単とかわかりません。ということで適当に上から順に行くことに。

「悪ガッパの巻」は簡単ですね。普通にしていればクリアできますよ。ということで、

一面目のボス。

二面目のボス

3面目のボス

ラスボス。ということで、特に波乱もなくクリア。続けて 「しゅりけん団の巻」 に。一面目は普通でした。

 楽勝な一面のボス。

 二面のボス。雲に隠れて攻撃してくるだけで、そんなに苦労はない。しかし次の三面目で……

 道中で死にそうに。いきなり難易度が上がるなぁ。もしかして「しゅりけん団の巻」って難易度高い? そして3面のボスは、

 2面のボスの兄者。手前の要石を処理しそこねたため、死ぬほど苦労を……

 やっと落ち着いてこの状態に。本当に苦労させられました…… そしてラスト。

 一気に難易度が下がって瞬殺……難易度調整間違いすぎでしょ。で、次は 「あやかしの巻」 。

 1面目のボスは双頭の獅子舞。飛んでくる頭が邪魔で身体に攻撃が当たりにくい。とはいえそれだけのキャラクター。

 2面のボスは頭にヒトデを載せた猫。ヒトデが悪者だったらしい。で、

 助け出してもかわいくないなぁ…… それでは3面目

 ボスはドクロの助。飛び回るドクロがうざい。なかなかに苦労しつつ倒してラス面。

 途中の砲台が並ぶこの部分がきつい。知っていれば前に出るだけなんですが、知らないと大変。そしてボスは、

 くす玉が邪魔してますが、墓場がボスです。上面に当たるように大砲撃つだけなので楽勝です。このバランスの悪さは一体何なんでしょうね。そして、3つのルートをクリアしたのでラストステージへ。

 一揆が起きたので城に帰ってこいと言われるんですが、これだけ領民のために戦っている領主に一揆とは。許せませんな。ということで叩き潰しに。

 道中の中ボス。ツボの中にいたいだけのようです。だったら邪魔すんな。ここでは上から落ちてくるツボに気をつけ、横向きのツボから打ち出される弾を避けるか撃ち落とし、ツボの中に花火玉を撃ち込むだけ。ね、簡単でしょ。(ボブ風)そして進んでいると、

でっかい要石が。流石に壊せないか。まあ避けるの簡単なのでスルッと進み、

 ツボ再び。しかしなめていると……

 落ちてくるツボからカエルが出てくるので想像以上に大変なことに。本気でストレスで禿げそう。カエルに底知れない殺意を覚えていきます。マジでカエル死ね! なんとか倒して進んでいくと、

 ツボ3回め。ハートの模様が入っているのですが、なんとも毒々しい印象を受ける。挙げ句こいつ

 ハート(攻撃手段)を振りまきながら生足で誘惑。ぶっちゃけ攻撃が当てやすいので大助かりですが。これを倒すとラスボスのゴンスケ登場。

 まつりの山車のノリで登場。こんなん作ってる余裕があるって、生活にゆとりありすぎだろと思いつつ戦闘開始。ゴンスケから飛んでくる弾に注意しつつ、砲台を破壊。

 何が秘密かわかりませんが、後はゴンスケを潰すだけ。そして、

 なんとか撃破。そして始まるエンディング。

 なんか、歌詞が流れ出した!

 なんというか、悪乗りもここまでくれば立派なもんです。エンディング曲は後に「火縄丸数え唄」としてアレンジされ、歌詞も一新された模様。動画があったのでおいておきますね。

 クリアまでやった感想ですが、

死ぬほどきつい!

 アーケードの店舗から一週間で消えたなんて話もある本作ですが、当たり前です。一切遊ばせる気がないとしか思えないバランス。誰に聞いてもクソゲーだとのご返答が。作品のノリは大好きなんですけどね~。とはいえ、花火を撃ちまくれる本作、ぜひ正月のこのときにプレイして花火で画面を彩りましょう!

 そういえば、細かいところを補完しようと検索して見つけた動画をおいておきますね。ぜひフルで視聴して無駄な時間を過ごしてくださいませ。なお私はフルでは見てません。

秋のSTG祭2016 第7回ピストル大名の冒険 押切蓮介プロデュース銭ゲバ配信(Pistol Shogun)

 それではこのへんで。ではまた~

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