ゲーセン店員の懐古主義で行こう 第18回:湾岸戦争

 お早うございます、こんにちわ、こんばんわ。稲波でございます。
 今回で18回目となりました。まだたった18回目だというのに、何故かネタが尽きつつあります。おかしい、もっと色々話せることがあるはずなのですが……。それはさておき、最近のゲームには、ちょっと不満を覚えているわけです。というのも、色んな部分に配慮するばかりで面白いと思えるものを作っているんだろうかと。もちろんある程度の配慮は必要だと思いますが、つまんなくなったら意味が無いのではないかと思うのです。まあ、もっと配慮しろよというものも存在はするのではありますが……その代表格はこれかなぁと


湾岸戦争

 もうちょっと考えてと言うのは、まあタイトルだけなのですが。海外版は「DESERT WAR」(湾岸戦争は英語でGulf War。海外では気を使った模様)。きっとアメリカ軍パイロットになってイラク軍を殲滅するシューティングだろうとワクワクした覚えがあります。しかし、タイトルからは全く予想できなかったその内容は、人命救助を目的とした縦シューです。本作の発売は1995年。湾岸戦争は1990年なので微妙に時期を外しています。自機はヘリコプターで自分で前進しないと進みません。そして、当然時間制限があります。難易度は


この3段階です。

 ゲーム自体はこういうふうに


普通の縦シュー

 画面右側に大まかなマップがあり、要救助者は黄色の点で表示されます。○に×が入っているのはヘリポート。要救助者を下ろす場所です。なおこのゲーム救助が目的なので、規定人数をはじめのヘリポートでおろせたらゴールまで一気に飛んでいって終了します。助けるには


近くに飛んでいって


着陸してショットボタン連打!

 連打すれば素早く乗り込んでくれます。下ろすときも連打。まあそれなりに素早く移動してくれます。このゲームの最大の特徴……問題点は

湾岸戦争である必然全くなし!

 ということでしょうか。一応、上級任務を選択した場合


「細菌学者を10人救出しろ」

 という、関係ありそうなのが出てきますが、これ、


攫われたから助けてこい!

 というミッションです。

BC兵器研究してるの自分らかよ!

 というツッコミをしてしまったものです、ココロの中で。まあ、このタイトル長崎のセガ直営店にて一回見ただけで、他店舗では一切見たことはありません。ちゃんと吟味すればわかる、ぶっちゃけ何が面白いのかわからないタイトルですからね、当然ですね。ちなみに、何故か私の琴線に触れてきたようで楽しくプレイしておりました。……まあ当時、クソゲーマニアという評価を友人から受けていたのですがね。クソゲーになればなるほどクリアーするよなと、変な目で見られておりました。そのクソゲープレイヤーぶりはしばらく続き、家庭用ですがスクエアの双界儀なんかもクリアしたものです。友人にはガンパレやれよと言われましたけど……

 まあそんな私のお気に入りだった本タイトル。本当に売れなかったんでしょうね。開発をしたNMKは本作を最後にビデオゲームから撤退してしまいました。好きなメーカーだったのですが、正直仕方なかったのかなとも思いますね。同時期に他に作っていたのは「P-47 ザ・フリーダムファイター」。地味でイマイチ面白さを感じない横シューでした。多分、当時の私がそう思うということは、バランスのいい良作だったのだと思いますが。ほかにNMKで気に入っていたのは「超時空要塞マクロスⅡ」でしたねぇ。どう考えても駄目なゲームだと思います、きっとそういうことですね。


「超時空要塞マクロスⅡ」
制限時間内にスコアノルマを達成することが目的。残機は∞。
ステージをクリアしても点数が稼げていないとあっさり終わるクソゲー。
そのうち紹介したいと思っております。

 NMKはビデオゲーム撤退後もエレメカ(はっぴーぴえろとかですね)を作ったりしていたんですが、まあダメだったようで1999年に倒産してしまいました。その後、ハムスターが権利を取得したのですが、移植される気配はありませんね。まあ出したところで売れるとは思えませんけど(苦笑)

 それではこのへんで。ではまた~

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