パンフレットで見るアーケード探訪:スーパーリアル麻雀 PI

発売年 1987.03
開発元 セタ
発売元 タイトー
ジャンル マージャン
コントローラ マージャンパネル

 以降のシリーズ作品とは違い脱衣のない、二人打ち麻雀。洗牌のときに見えている牌は、組み込まれた場所にちゃんと存在するなど、リアルに拘った作りになっている。
 他にも牌を扱うシーンでは打ち手の手が画面に表示される。特にCPUの手は女性の手になっており、表情豊か。洗牌時、リーチ時にはタバコを持っていたり、こちらが捨て牌に時間をかけると台の上に手を載せトントンとして苛つきを表現したり、更に時間を掛けると台を叩いて強制的にこちらのツモ牌を捨てさせたりもする。
 他の作品にはなかった特徴として、あがり役の読み上げを行った点がある。当時は基板の性能も低く、そこまでやっているゲームは稀だった。

 いろいろと機能を盛り込んだ意欲作ではあったが残念ながら人気は出ず、その存在すら知らない人がいるほどの、散々な結果を迎えることになった。やはり脱衣なしというのが響いたのだろう。
 

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