ゲーセン店員の懐古主義で行こう 第32回:ぱにっくスタジアム

 お早うございます、こんにちわ、こんばんわ。稲波でございます。
 先日、スクウェアエニックスから「新しいソシャゲを始めるからプレイしてね」という内容のメールが届きました。そういえば昔、ドラクエのソシャゲをやるために登録したなぁなどと思いながら開けて見るとそこには……

 ラブ○イブ? なイメージを持った女の子の画像でありました。他にもアイドル○スターな感じの女の子、二人組の片割れがどう見ても「矢澤にこ」にしか見えなかったり。

 やりやがったな、スクエニ!

 と思ったので、インストールしましたよ。内容はスクールアイドルな感じで、また音ゲーかと思いきや、いかにアピールをして相手を倒すかというゲームになっておりました。カードを選んで攻撃したりカウンターを打ったりというゲームなので、カードゲームのほうが近いのかも。それほど戦略性はなさそうですが。そんなわけで、音を消してプレイできるアイドルゲームになっております。

 いつでも(仕事中でも)どこでも(電車の中でも)遊べるよ!

 それはさておき、そっくりなキャラクターが出るのは不可抗力なところもありますよね。あの作品みたいなキャラをデザインしてくれ、といった指示も飛んでいるでしょうし。大体のデザインも出尽くしていますし、指示がなくとも無意識に似ることはよくある話で。そういうのは仕方ないと思うのです。トレースしたりしないのであれば問題ないのです。そう、トレースさえしなければ。
 という流れで、今回ご紹介するのはこちら。


 ぱにっくスタジアム

 パンフレットでご紹介した麻雀ゲームですね。どれだけやらかしているのかを見ていただこうと取り上げることにしました。脱衣シーンなどで、元になった作品のコマを並べたかったのですが、手元にはなく……

 本作はタイトルからわかる通り、野球を題材としております。男性チームと女性チームが試合をして、打たれるたびに女性チームのピッチャーが脱ぐという、とても不公平なルールとなっております。まあ、男のヌードを見たいわけではないのでいいのですが。大体、なんで試合することになったのかさっぱりわかりません。あ、タイトルの女の子、ここ以外に出番はありませんのであしからず。
 で、イカサマ技も当然野球にかけております。

 ポイントもないので「バット交換」を選びます。ただの牌交換なんですけど……

 選手が出てきて牌を打つ、打つ、打つ!
 と言った具合になっております。なんとも言えない微妙な野球要素です。あとは牌の模様が野球関連になっていますね。あとは、和了ったときの飜数でヒットからホームランまで判定されます。

 さて、まず最初のピッチャーはというと、

電影少女」から「天野あい」ですね。乃木坂46の西野七瀬が天野アイを演じたドラマもありましたね。
 本作は麻雀に2回勝てば脱がし切ることができます。一回勝つと

縦スクロールして

 電光表示板に映像が流されているのです。次のシーンも

 から

 と言うわけで全部脱がせたわけですが、このシーンは元ネタの

 このコマ、まんまなわけです(画像検索で見つかってよかった)。完全にトレースであります。今なら大問題。
 続けて二人目

ANGEL -Highschool Sexual Bad boys & girls Story-」の姫乃樹静香だと思います。
 絵から遊人先生なのは間違いないんですけど、いまいち自信が……脱がしていくシーンはこちら

 遊人先生、この感じの絵多いんだよなぁ。まあ、時期的に作品は間違っていないでしょう。
 そういえば、今の絵を見てびっくりしましたよ。かつての魅力的だった絵の面影もなく……絵は変わっていくものですが、それでも残念です。……もとに戻らないかなぁ。閑話休題。
 次の女の子はちょっと大人に。

いきなりっ!CAN2」の主人公CANですね。「アーギ」はおそらく原作者の「亜麻木硅」先生の名字、亜麻木からでしょう。連載されていたのはヤングジャンプだったのですが、絵を探して検索したら茜新社から青年向けコミックスになっておりました。昔は大丈夫だったのになぁ。亜麻木先生の絵は、ちょっとロリ方向に振れている模様。PIXIVでもロリ巨乳な絵を投下されております。
 脱衣シーンはこちら。

 最後のシーンにはとても見覚えがあります。当時単行本持っていたんですよ、未成年でしたがヤングジャンプコミックだったので、当時は普通に買えたのです。
 さて、脱がされるとピッチャー交代させられる本作、次のピッチャーは、

3×3 EYES」のパールバティー四世こと「パイ」ですね。三只眼(さんじやん)と呼ばれる三つ目の女の子です。「サンカラ」となっているのは、種族が作中で「さんじやんうんから」と呼ばれていたからですね。調べたらパズドラのマガジンコラボにて登場しているようですね。未だに人気のあるキャラクターです。不思議なのはこの子、ユニフォームの下に

 青いベビードールを着込んでいるんですよね。そして誘ってますよね、このポーズは。その後、画面は上にスクロール。

 どこのシーンだっけなぁ。資料が手元にないので確認ができず断定できませんが、見覚えはあります。間違いなくトレースでしょう。
 そして次のピッチャーは、

サイレントメビウス」の「香津美・リキュール」ですね。普段はポニーテールなので、私服シーンからの引用でしょう。原作では青かった髪は茶色に変更されております。脱衣シーンはこちら

 最後のポーズですが、敵に捕まったシーンじゃないかなぁと思います。麻宮騎亜先生は、こんなシーンよく描くから……
 麻宮先生は最近は車を題材にした作品を描かれていますね。一時期絵が変だと思っていましたが、今はそんなことも無いようで、本当に良かった。好きな漫画家の先生の絵がおかしくなるのは見たくないものです。「ボーグマン」の頃から応援しております。
 さて、次の女の子は、

BASTARD!! -暗黒の破壊神-」の「ティア・ノート・ヨーコ」ですね。「ナイダー」は主人公の「ダーク・シュナイダー」からでしょう。矢尾一樹さん演じるダーク・シュナイダーが大好きでありました。もちろん少年漫画でありながらエロかった作風も大好きな理由の一つです。ヨーコは主人公の封印を解くためにキスするはめになったり、主人公に振り回されエロい目にあったりと不運なヒロインです。そんな彼女も脱がされていくわけです。

 最後の絵はニンジャマスターガラに捕まって、スライムに服を溶かされたシーンだと思うのですが……よく脱がされるからなぁ。性欲魔神のダーク・シュナイダーが主人公な時点でヒロインたちがエロい目に合うのは確定な作品でありました。そういえば担当がひどい目にあったんじゃなかったかな? たしかビボルダーって1つ目にモンスターを出して権利に引っかかって、単行本では手足が生え、名前が鈴木土下座ェ門に変わっていた記憶が。土下座ェ門になった理由は担当が土下座したからとかなんとか。ということは担当の名前は鈴木さんだったのかしら。
 そして、次の娘でラストです。ラストはこの女の子。

 どう見ても「らんま1/2」の「シャンプー」です。ピッチャーなのにチャイナドレスで登場。アンダースローなんですかね。まあ、あまり気にせず足を振り上げそうですが。そして脱衣シーン……

 さいごはこうなるわけですが、どこのシーンだろ? 猫から戻ったシーンではなさそうですね。でも「らんま1/2」も裸の多い作品ですからねぇ。健康的な裸シーンばかりでエロさは感じませんでしたが。
 そして、この作品が持つ最大の問題だと思うポイント。本作は野球の試合を行っているのです。そんなわけで対局の合間に挟まれる野球のシーンがあります。それがコレ。

 こんなふうなシーンが挟まれ、麻雀とは別に野球の点数がカウントされるようになっています。ということは、当然野球の勝敗が存在するわけで、その結果に応じて実はエンディングが変化するようになっています。とは言っても挟まれる絵が変化するだけなのですが。というわけで、そのCGもご紹介。まずは勝った場合。

 このCGはトレースができるわけもなく、微妙に違う絵になっていますね。ヨーコは髪の色すら変わってしまっています。
 次に負けた場合。

 作中登場していないキャラクターも駆けつけ女性陣大喜び。わかるところで「うる星やつら」の「ラム」がいて、多分後ろで飛び跳ねているのは「らんま」じゃないかと。ヨーコとCANの間から見えているのは誰でしょう? パイ? 勝って喜んでいてもクリア後なわけで、全員脱がされているところが面白い。
 そして最後に引き分け。

 シャンプーが服着ちゃってる! そして隠れてますが後ろのモヒカン、ユニフォーム脱いでるよな? ヨーコの視線がきつめなのはコイツのせいでは?

 と言った感じで、狙いようがないエンディング分岐となっております。全部見た人ほとんどいないんじゃないかな? 私も今回見れましたが、当時は無理でした。そんなわけで、コレを紹介できただけでも今回の記事の価値はあるのではないかと、個人的に思う次第であります。当然といってはなんですが、移植はされませんでした。されてないよね?

 この手の麻雀ゲームはまだまだありますので紹介していけたらと思います。
 それではこのへんで。ではまた~

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