パンフレットで見るアーケード探訪:マイケル・ジャクソンズ ムーンウォーカー

発売年 1990.07
開発/発売元 セガ
ジャンル アクション
コントローラ 8方向レバー+2ボタン

 マイケルジャクソンが企画段階から参加した、クォータービューのアクションゲーム。多くの子供たちを誘拐する暗黒組織を相手に、マイケル・ジャクソンが子供たちを救出するために大立ち回りを演じる。
 マイケルを操り、ステージ途中にいる子供たちの全員を解放し、ステージ最後にいるボスを倒す。最大三人同時プレイが可能で、それぞれ白・赤・黒の衣装のマイケルが登場する。
 攻撃方法は手から飛び出すビーム。溜め撃ちも可能。途中チンパンジーのバブルスが登場、マイケルが触れるとマイケルはロボットに変身し、レーザーだけでなく溜め撃ちでミサイルも打てるようになる。
 また、スポットライトを浴びたマイケルが、ダンスで敵を倒すというおもしろい必殺技の「ダンスマジック」も存在する。画面中の敵をダンスに巻き込み踊らせ、ダメージを与えることができる。
 BGMにはマイケル・ジャクソンの「バッド」「今夜はビートイット」といったヒット曲を使用して、ゲームを盛り上げている。

 なぜマイケルがロボットに? とは思うのだが、原作映画「ムーンウォーカー」の終盤の演出からである。彼は「トランスフォーマー」のファンの1人であり「トランスフォーマー」になりたいという願望から、この演出を取り入れたそうだ。ゲームだけを見たプレイヤーは、すごい違和感に襲われただろうが、映画通りだと言われれば納得するしか無いだろう。

 本作はメガドライブ版がリリースされている。クォータービューだった視点は横からのものになりプレイしやすくなった。様々な部分が変更され、移植と言っていいのかわからないほど別物と言っていいタイトルとなった。

移植先一覧
メガドライブ

当記事に関連する商品紹介