ゲーセン店員の懐古主義で行こう 第80回:アラビアンファイト

 お早うございます、こんにちわ、こんばんわ。稲波でございます。10連休も終了し、体調崩していませんか? 休みとなると気が抜けるのか体調崩しやすくなりますからね。とはいえ、私は仕事だと気合が入れば体調も整うんですが。自分でもどんだけ仕事中毒なのかと思いますが、緊張感の違いなんでしょうね。それか体調を崩していても、緊張感もしくは使命感のせいで気づいていないだけなんでしょう。文章にするとなんて残念な。そんな私はこの連休で『EDF:IR』をクリアしました。クリアすると手に入った武器のせいで一気にヌルゲーと化し、ラス面で資金稼ぎをする始末。段々と作業になってまいりました。縛るかな?

 とまあ連休の報告はここまでとして、今回ご紹介するゲームはこちら。

アラビアンファイト

前に紹介した『アラビアンマジック』が登場した1992年の1年前に登場したベルトスクロールアクションです。1年前に登場したにもかかわらず拡大縮小機能を使った奥行き表現やカットインのアニメーションなど先を行ったシステムが組み込まれています。にもかかわらず、何故かあまり目立たなかった記憶がありますね。セガは先取りし過ぎなんですよ。本当に10年早い。というところで、登場人物のご紹介。

以上の4人。アラビア物によくありがちなデブはいません。戦うキャラだから、普通に考えたらデブはないよな。商人とかならともかく。というか、コイツラの癖がおかしい。念仏を唱えるだけはまだ認められるが、「よくたべて よくねる」は癖じゃないよな。ラマーヤの「きゅうに おどりだす」もどうかな?

まあそれはさておき、今回は弱いとわかっていますがカットインのために紅一点のラマーヤを使うことに。

 旅の途中、海賊に襲われるところから始まります。で、「わが いけにえ」と言っていますが、発言者である魔王サザビスはここにはいない模様。アラビア物って魔王が出るのがお約束なんですかね。とりあえず襲ってきた海賊を倒すことに。

 自分の船に乗り込まれているはずなんですが、えらく深くに入り込まれているなぁ。そうそう、拡大縮小機能ですが、

 奥と手前でこれだけ差が出ます。おかげで敵との位置関係がわかりにくい……攻撃があたっているのか外れているのかもよくわかりません。あと面白い演出として、

 画面の手前にカット・インが入ってから敵が登場するという、面白い演出があります。更にこのゲームの面白いところと思っているポイントは、オブジェクトを破壊して手に入る魔法のランプ。上の画像で一個持ってますよね、これシーン移動したらなくなるんですよ。つまり、

手に入ったらさっさと使え!

 ということですね。使うとアニメーションがカット・インします。演出で画面が明滅するのでGIF作ったらなんともチカチカする代物に……

 ともあれ進めていきますね。この船倉を抜けると扉の前に雑魚が立っていたらしく、

 ふっとばした扉とともに場面手前に吹っ飛んできます。なんとも細かく演出がされています。そして、最初に出てきた海賊の親玉との対戦です。

雑魚がうざかったですが、なんとか撃破しました。しかしレベル最低に下げているのに、敵が硬い。きついなぁ。で倒したと思ったらトカゲに割り込まれ、

 どこにいたのかわかりませんが、あっさり拐われるルラーナ姫。もちろん助けに行くことに。

マップはこんな感じ。マップによると、乗り込まれたんじゃなくて乗り込んだ模様。アホじゃなかろうか。しかし、このマップだとなんだか回り道をしているように感じますが……ひとまずピラミッドへ。雑魚と戦っていると、

画面後ろで運ばれているルラーナ姫。ついーと画面右側に消えていきます。それを追いつつ、ここのボスまでたどり着きました。

的にはデブっぽいのいるんだなぁ。こいつの名前は「Elbow」。どうも距離感がつかめないので、上下方向へのジャンプ+攻撃でごまかすことに。ちまちま削って倒したわけですが……

 超燃える。ボスは燃えるようです。魔法的ななにかなんですかね。そして

 ピラミッドの中へ。なんの迷いもなく突っ込む4人。もうちょっと準備とかないんですかね? 中に入ると、

 壁の絵が襲ってきたり、

 当然ミイラも襲ってきて、

 ボスはこの6本腕。その名も「Six Hands」。まんますぎて手抜き感が溢れています。でも強い。なんとか倒すと、次はピラミッドを出て砂漠へ。なんのために入ったの? そして砂漠のボスは、

 ルラーナ姫をさらったトカゲ。このレバー上入れ攻撃で相手を蹴り上げて空中コンボが入れられます。ただ、トカゲは飛べるんですよね……そうそう、レバー方向で技が変化するのも面白いところですね。おかげで狙ったものが出ないときもありますが……なおレバー下入れだと打ち下ろしの正拳突きみたいなやつが出ます。そして次の面は、夜の砂漠。そしてボスは、

 ラミアかと思いきや「Snakewoman」。名付けの適当がすぎる。でも弓で遠距離攻撃してきたりと、なにげに面倒なキャラ。面倒のあまり、

 死にました。まあ、コンティニューするんですけど。で、クレジットに物を言わせて倒したところ、

 砂漠に打ち捨てられた船が。「姫がいるかも知れない」って、姫をさらったのはトカゲで空飛部船とかじゃないんですけど……とはいっても乗り込むんですけどね。で、やっぱり船のボスということで

ザコ敵が骸骨になっただけですね。だけといってもこっちのほうが強いんですが。投げられれば楽なんですけどね、なんとも位置関係がつかみにくく……なんとか倒すと、

やっぱり燃える。そして、

姫の幻影が。動やったのかわかりませんがヒントを得たらしく次のステージへ。なお、ボーナスステージをはさみますが、どうでもいいので飛ばします。

次のマップはファイヤーストリート。空飛ぶ絨毯持っているなら無視できると思うんですが、う~ん。ともかくボスは到着時に画面にいるこの人。

 「Fire Fatman」 炎のデブですよ。その名の通り、火を吹きます。そしてデブ。火を吹いているときに後ろから近づけば投げられるので、そんなに苦労はありません。難易度下げているおかげかも知れませんが。

次の面はどこぞの街中の様子。緑豊かなところを見ると、オアシスを中心に発展した街と行ったところでしょうか。とにかく進んで宮殿へ。そしてカットイン。

ということで宮殿の中に。ボスは復活怪人。

ただ、今回は体力が減ると正体を表し、

トカゲへ変化。いや、いい加減魔物と認めましょう。名前もリザードマンに変わります。なんとか倒すとボーナスを挟んで空中ステージへ。

なんとこのステージ、自分は落ちないのに敵は落とせる。ということでさっさと落とすと、

 絨毯で戦うステージへ。飛び蹴りとかでふっ飛ばせば一撃死してくれます。その後地上に降り、絨毯を使って移動しながら魔王サザビスの居城へ。途中、

 岩を投げるときだけ気をつければいいボス「Bob」や、

複数のリザードマンをくぐり抜け、

 ついに到着。どう考えても絨毯で飛んでくればすぐなんだよなぁ……そして乗り込んで雑魚として登場するボスキャラ達を倒しつつ進み、

 ついに姫を発見。だけど……

古典的な罠にはまるプレイヤー。

「スレイヤーズ」とかに出てくる小悪党のような見た目の魔王サザビス。ちなみに落とし穴にはめたりしたくせに落ちた先は、

サザビスの部屋。妙に速度の早い金の骸骨を部下にしています。なお、こいつも城の中ではボス扱いでした。そいつが複数登場。なおコイツラを倒せばサザビスは雑魚でした。

倒したらやっぱり燃え、その後には光の玉が。形を変えていき……

ルラーナ姫登場。4人はみんなガード体制。そしてエンディングへ。

ということで、読みづらいですがラマーヤはルラーナ姫の妹であったという事実が。その後なんやかんやあって、

崩れる城から脱出し、

崩れる城を見守る一行。そして、

 ということでクリアしたわけですが、要所要所で入るアニメーションや、音声のパターンの多さなど。当時のゲームとしては破格の出来だと思います。これに匹敵する出来のゲームとしては本作の三年後にリリースされる『美少女戦士セーラームーン』ぐらいでしょうか。元々素材の多いセーラームーンに比べ、一から作ってこの出来というのは素晴らしいと思いますね。できることなら、移植かリメイクをしてほしいところです。でも絵が変わるのは嫌だなぁ。カットインは本作のアニメ絵を起こし直すという感じで来れば最高かも。あと、難易度調整もやり直してほしいですね。絶対間違ってる。

 とまあ、いろいろ書きましたが、一度プレイしてみてください。セガらしい変に高い難易度と、最新技術を突っ込んだ当時最先端のゲームが味わえますよ。絶対早すぎて当時は理解されてないと思うんですけどね。

それではこの辺で。ではまた~

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