パンフレットで見るアーケード探訪:バトルファンタジア

発売年 2007
開発 アークシステムワークス
発売元 タイトー
ジャンル 対戦格闘
コントローラ 8方向レバー+5ボタン

キャラクターや背景がポリゴンを使用して表現されている2D対戦格闘ゲーム。淡い色使いにより幻想的な雰囲気がよく出ており、ファンタジーな世界観をよく表している。操作方法は8方向レバーとABCDの攻撃ボタンにブロッキングなどを行うガチボタンの5つで構成されている。シンプルな操作方法で読み合いなどに特化したゲーム性を持っている。
また本作の細やかな演出とグラフィック技術は業界に大きな影響を与えることとなった。キャラクターにレベルが存在したり、体力は「HP」として表示され、パワーゲージは「MPゲージ」となっているなどRPG的な演出が随所に見られる。キャラクターごとにHPの量が違ったりするのもこのゲームの特徴。HPの量はダメージが増減することで表現されている。

本作は「Taito Type X2」基板を普及させるという目的も持っていたが、基板の価格がに50万というとんでもない額であったことが逆風となり購入する店舗は少なかった。そのため、せっかく読み合いなどをメインとしたゲームであるのに対戦が活性化することもなく店頭から消えていくこととなった。だが決して人気がなかったわけではなく、今も根強いファンが存在するゲームである。

移植先一覧
PlayStation3、Xbox360、Windows

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