パンフレットで見るアーケード探訪：ガンハード

　世界的な規模で起こったテロ行為。軍縮機運が高まっていたこともあり対応できなかった政府は伝説の《ブラッディ・ウルフ》を出動させることだった。『ならず者戦闘部隊ブラッディウルフ』の続編的設定で実写映像を取り込んだガンシューティングゲーム。とはいえ、ゲームに『ならず者戦闘部隊ブラッディウルフ』と共通する部分は特になく、独立したストーリーになっている。
　ゲームは射撃トレーニングの「ガンクラブモード」、2人同時プレイ用の得点などを競い合う「マッチモード」、世界的に多発するテロ行為の鎮圧する「ストーリー(実戦闘)モード」の3つが用意されている。「ストーリー(実戦闘)モード」には全6ステージが用意されている。

　本作の最大の特徴は、弾丸の補給方法だろう。銃口を画面外に向けトリガーを引く従来のものとは違い、銃口を上に向け銃底のマガジンスイッチを押すという、マガジンを交換するモーションで弾丸を補給することができる。そのため、弾丸が補給できないままプレイが終了した人も多かったのではないだろうか。しかし、方法がわかればこれほどゲームに没入できる補給方法もなかったように思う。しかし、残念ながら本作以外にこの補給方法を搭載した作品はなかった。

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