パンフレットで見るアーケード探訪：おりじなる スタンプめ～か～ スタンプ倶楽部

　1995年に『プリント倶楽部』が登場してテレビで取り上げられると、あっという間に大ブームが起きた。その流れに乗って様々な「シールプリント機」が登場し始める中、全く違う方向性の模索を行ったうちの一つが本作である。
　プリクラのように写真を撮り、らくがきをしたデータをスタンプにしてくれるというもの。出てくる商品はプラスチックのケースにジェル状のインクを詰め、それをフィルムで覆った形になっており、そのフィルムに小さい穴を開けスタンプとして使用できるようになる。スタンプが作れるという珍しさやプリクラの勢いのおかげもあり、1回500円にもかかわらず大変な人気を誇った。その人気から「こち亀」でもネタにされていたほど。だが残念ながら、使用する部材が専用のものであったため、供給が終了するにともない各店舗から撤去されていった。

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