発売年 | 1997 |
開発/発売元 | コナミ |
ジャンル | 恋愛アドベンチャー |
コントローラ | レバー+ボタン+ときめきセンサー |
コンシューマ向け恋愛シミュレーションとして一世を風靡した『ときめきメモリアル ~forever with you~』のデートイベントだけを抽出したゲーム。グラフィック、テキスト、音声はコンシューマから流用されている。
プレイヤーにステータスの概念がないため、ときめき度はデート時の選択によって上下する。デート時には本作の特徴である「ときめきセンサー」によって心拍数や発汗を検知し『反応大・中・小』の3段階で判定され、3つの選択肢と組み合わされて、ときめき度増減値が9段階に設定されていた。3年目までプレイし卒業を迎えたときに、ときめき度が一定値に達していれば「伝説の樹」のの下に呼び出され告白を受けハッピーエンドを迎えることになる。プレイが終わるとプレイ中のCGがカードとしてプリントアウトされる様になっており、このカードを集めるのも楽しみの一つであった。
コンシューマ版の人気をバックに鳴り物入りで登場した本作であったが、いくつかの問題が重なりアーケードからはすぐに消えることになる。一つは「ときめきセンサー」。この「ときめきセンサー」はとても壊れやすく、まともに判別できていたのか怪しい。2つ目はプリントアウト機能。ランニングコストが店舗側の負担となっていたのは間違いない。そして3つ目。プレイしていると、とにかく恥ずかしいというプレイヤー側が感じる部分だった。その結果、周りにカーテンを付けたり孤立するように配置するなど店側も配慮したのだが、あまり延命することはできなかった。