パンフレットで見るアーケード探訪:Mortal Kombat

発売年 1993.09(アメリカ:1993.07)
開発元 Midway
発売元 タイトー
ジャンル 格闘アクション
コントローラ 8方向レバー+5ボタン

 海外メーカー「ミッドウェイ」が開発した、実写取り込みによる格闘アクションゲーム。このゲームの大きな特徴として「フェイタリティ(日本では究極神拳)」があげられる。試合決着時のみ発動可能で、オーバーキルな威力で確実に相手を殺す特殊技。特にサブ・ゼロの脊髄ごと首を引き抜くフェイタリティの残虐さは話題になった。
 残虐シーンもバリバリに盛り込まれたこのゲームは、アメリカでは大人気となったが、日本では出荷台数が少ないという理由もあり、アーケードではそれほど盛り上がることはなかった。しかし雑誌などで紹介されるにつれ、カルトなファンが増えていくことになる。

 専用筐体はアメリカ仕様のため、立ったままプレイする作りになっていた。レバーも日本のオーソドックスな球体のプラスチックが付いたレバーではなく、ナスレバーと呼ばれるHapp社製のレバーを使用していた。Happ社は日本では知名度は低いが、世界一のシェアを誇る。

 それにしても、海外版のパンフレットは実写を使用したものが多い印象。パンフレットだけで終わらせるにはもったいないと思う。

移植先一覧
スーパーファミコン、メガドライブ、ゲームギア、メガCD

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