パンフレットで見るアーケード探訪:マキシマムヒート

マキシマムヒート
マキシマムヒート
発売年 2011
開発/発売元 バンダイナムコエンターテインメント
ジャンル レースゲーム
コントローラ ハンドル型コントローラ、ペダル×2、ボタン

『湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE』と同じスタッフがを開発したレースゲーム。「SKYLINE GT-R」「MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X」「MAZDA RX-7 Type R」など実在の車が登場し、コースもロンドン、シカゴ、サンフランシスコ、ニューヨークと実在の都市を舞台としている。元々は2010年にアメリカで発売された『DEAD HEAT』というゲームで、それを日本向けに販売したもの。最大4人まで通信対戦ができる。またモニターの上に設置されたカメラを使用して画像を取り込むことができ、誰がどの車を運転しているのかがすぐに分かるようになっている。この画像にはフレームを選ぶことで様々な装飾を施すことができる。

本作は日本でリリースするに当たり、マニュアル操作がオミットされ、オートマのみとなった。また、海外版にはなかった3D立体視に対応した。3Dは筐体に付けられた「3Dバイザー」を使用することで楽しむことができる。ボタンを使用することで「2D」「3D」「3D MAX」の3つのモードを切り替えることができる。また簡単にドリフトが出来たりと、初心者でも楽しめる作りとなっている。

本作を一言で表すなら、海外版『湾岸』といったところ。ただ、海外版にはあったギアがなくなったことで、難易度はかなり低下していると思われる。あと個人的な見解ではあるが、3Dバイザーを使用して3D映像が楽しめると銘打った作品で成功したものはないと思う。本作に関しては追加機能であるため当てはまらない気はするのだが、3Dバイザー自体があまり好まれないと思うのだ。頭をバイザーの前から動かせなくなるし。今ならば、VRヘッドセットを使用したほうが楽しめると思うので、そういった作品を作っていただければと思う。まあ、清掃などの問題は出るだろうが。

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