パンフレットで見るアーケード探訪:タイムギャル

発売年 1985
開発/発売元 タイトー
ジャンル レーザーディスクゲーム
コントローラ 4方向レバー+2ボタン

 画面上に表示される指示に従って、タイミングよくレバー・またはボタンを操作する、いわゆるクイックタイムイベント(QTE)で構成されているムービーゲーム。レーザーディスクを使用した美しいアニメーションは話題を呼び、さらには主人公のレイカのキャラクター性とミス時のコミカルな演出がプレイヤーの心を掴み、和製レーザーディスクゲーム作品の中でもかなりの知名度を獲得した。

 主人公のレイカの声優は山本百合子が担当しており、ミスしたときのセリフは彼女のアドリブによるもの。彼女が担当した『北斗の拳』のユリアつながりで北斗の拳のやられゼリフが多い。機会があれば必聴と言っていい、楽しいシーンとなっている。意外に種類が用意されているので、全部聞くのは大変だと思うが。

 本作はその人気から、多くのメディアに移植されている。特にメガLDで発売されたバージョンはゲームセンター並みの高画質で遊べると高い評価を得ることとなった。ただ、元々プレイ環境を整えるのに高い費用を費やすこともあり、今からその環境を揃えるのは無理と言っていいだろう。今なら「TAITO CLASSICS」にてAndroidiOS版がリリースされているので、こちらを購入するほうが現実的。一度クリアしたラウンドのアニメを選択して再生できる「シアターモード」や、課金で購入できる「GALLERY」では貴重な開発資料など様々な設定資料が閲覧できるなど、ファンに嬉しいモードが実装されている。

移植先一覧
X1、MSX、メガCD、メガLD、マッキントッシュ、PlayStation、セガサターン、iOS、Android

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