パンフレットで見るアーケード探訪：マーシャルチャンピオン

　対戦格闘ゲームの元祖とも言える「イー・アル・カンフー」を作ったコナミから登場。元々は「イー・アル・カンフー」の続編として企画されたらしい。操作方法は３つの攻撃ボタンで上、中、下段となっている。従来の格闘ゲームとは違い体力ゲージが画面の下部に配置されている。

　ゲーム中はキャラクターのグラフィックが大きく表示され、それだけでもかなりの迫力。ただ、各キャラクターの必殺技の数が少なく（各キャラ２つづつ？）地味なものが多いため、あまりパッとしない絵になりがちだった。そういうこともあり対戦格闘ブームの中にあってあまり盛り上がることなく、ほかの格闘ゲームに飲まれて消えていった。そんな知名度の低さにも関わらず、登場キャラの中でレイチェルだけはよく知られている。金髪でアメリカンくノ一とこれでもかと要素が詰め込まれ、唯一キャラが立っていたということだろうか。レイチェルの必殺技の一つシャドウアタックは極上パロディウスのメガホンでもネタにされている。

　コンシューマへの移植はPCエンジンSUPER CD-ROM2のみであった。移植にあたり新技を各キャラに追加し、またSUPER CD-ROM2を活かし歌詞付きのオープニングが追加された。

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