ゲーセン店員の懐古主義で行こう 第130回: 宇宙戦艦ゴモラ

 お早うございます、こんにちわ、こんばんわ。稲波でございます。もう5月、完全に不定期更新の様相を呈してきました。これではいけないと思っているのですが、私のキャパシティは歳を取るごとにどんどん小さくなっておりまして……メモリ領域が小さいパソコン並みに遅くなっております。起動する時刻だけは早くなってるんですけどね。困ったもんです。さて、このへんで今回の本題へ。今回はこちら。

 今回のゲームは『宇宙戦艦ゴモラ』。このゲームのすごいところは攻め込まれて地球を守るために戦うという、よくある設定ではないところでしょうね。このゲームは宇宙戦艦ゴモラを駆り、惑星アトランタルを侵略することが目的なのです。しかも自機は戦闘機ではなく宇宙戦艦。ちなみにライフ制となっており、「F」とか書かれた青い玉を取ると回復することができ、またライフの量により自機の大きさが変わってしまいます。つまりライフに余裕があればあるほど戦艦がでかくなって攻撃を喰らいやすくなるのです。またオプションは6個(上3、下3)までつけることができますが、すぐに攻撃を喰らってなくなることが多いのが難点。でもオプションからの攻撃は強力だと思います。全部つけると戦艦の名に恥じない攻撃ができ、かなりスカッとします。それでは見ていきましょう。

 コレが一面目の道中です。始めっから敵の大群が押し寄せてきます。そして自機は3段階に大きくなります。ちなみに最大状態であっても囲まれたりして、あっという間に落ちます。このゲームの独特なところですが、戦艦だからか自機を動かさず照準を動かし、そこにスプレッドビームを撃ち込むことが出来ます。この攻撃は敵弾を打ち消すことができるので、うまく使えば無傷で抜けることもできるわけです、理論上は。あと溜めショットもあります。コレが結構強いので狙って使えればかなり強いハズ。というのも覚えゲーな面が大きく、初プレイに等しい私ではろくに活用できなかったので「ハズ」となっております。ちなみに「A」と書かれたアイテムを取ると「AUTO BEAM」が発動、一定時間勝手に照準が動き敵を殲滅してくれます。

 この状態を維持できれば楽なんですが、左上のカウントが無慈悲に減っていきます。維持できるバグとかかないかな~と思ってしまいました。そして苦労しつつ抜けるとそこにはボスが。

 溜めショットで一気に壊れていくボス。ボスには複数の砲台が搭載されており、溜めショットで一気に破壊できてしまいました。正直道中のほうがキツかった。中ぐらいの雑魚が来たな~と思ったらボスでしたって感じ。何だ楽勝っぽいぞと思ったのが悪かったのか、次からはさらに苦労するはめに。難易度一番カンタンに設定してたんですが、このゲーム「難度レベル検出ユニット」というシステムが搭載されているらしく、一面目で楽した結果、ガンガン難易度が上がっていった模様。フザケルナ……こちとら反射神経がついていかないんだよ! あと判断力も……ということで、これから苦労するはめになるのでした。ということで2面目へ。

 ザコ敵のラッシュは当たり前、一面のボスより大きく硬い雑魚すら登場する始末。ライフを取り続け、なんとか切り抜けることに成功。今にして思えばここで切り抜けれてしまったせいで更に難易度が上がっていたのでは? そして登場するボス。

 まずは溜めショットで砲台の破壊を狙う。スクショを見直して思いましたが、ビームを使ったほうがよかったかもしれません。画面を縦横に自由に動き回り攻撃してくるので、動きをちゃんと見て先回りして避けましょう。はっきり言って敵も自分も機体は動きが遅いです。まあ戦艦ですし当たり前といえば当たり前なんですが。とはいえ、設定で難易度を落としている分、まだ余裕がありますね。体力制なので回復すれば死なずにすむのも大きいです。ということで撃破して次へ。

 このあたりから洒落にならない攻撃力を持つ攻撃が飛んできます。特に砲台からのレーザー。コレが一撃くらいだけで1段階落とされます。このゲーム、喰らうときは複数発同時に喰らうので、あっという間に落とされてしまいます。更に狭い通路にうごめく触手タイプの敵。先頭を破壊すれば良いようですが硬い。無理やり抜けた先には岩の塊が。この中にボスが潜んでいます。岩を破壊したときの破片も攻撃判定があり、面倒な相手です。そして出てくるボスは、

 いつものように砲台を破壊、あとスラスターも破壊できます。壊せるところを破壊したらエネルギー弾を打ってくる量がふえます。まあ、許容範囲ですね。ちなみにまだ私はビームの有用性に気付いていません。と、この調子で紹介するとまだまだかかるのであとはダイジェストでボスとキツかったところだけ紹介しようと思います。

 4面とにかく物量で攻めてきます。責められている側なんだから当たり前ですが、必死さが伝わってきますね。そしてボスは、

 レーザーが多いので大変です。かなりの回数リトライさせられました。失敗したら難易度下がらないのかな?

 硬い敵が多いので溜めショットメインで戦ってました。アイテムは出るんですが面倒なのが多いですね。蛇みたいなのも先頭を破壊できればOKなんですが面倒で逃げ回ってます。

 そしてボス、いつもどおり砲台を破壊すれば楽勝でした。まず砲台は基本ですね、このゲーム。と入っても2落ちしましたが……そしてラウンド6。

 道中に配置されているビームの砲台がやばい。画面に出た瞬間に破壊するつもりで攻撃しておりましたが、上下に配置されているんですよね。ビームスプレッドを盾にすれば大丈夫だと思うんですが、本体が動けなくなるしということでゴリ推しました。サービスクレジットでプレイできるからできるんですけどね。そしてボス。

 この金属の卵を攻撃し、外装を剥がすと

 触手が生えます。今までのボスに比べると正直楽なもんです。触手を破壊できると思って攻撃してたらあっさり倒せました。……まあ、やっぱり2落ちしましたが。そしてラウンド7。

あらゆるところから敵が登場するステージ。まあ数が多いだけなので道中は苦労しないかと。ということであまり困らずライフをためてボスに到着です。

 砲台の塊のようなボス。とにかく砲台を破壊することにしたのですが、破壊が終わって出現する砲台がこちら。

 真ん中の緑の部分ですね。最初はよくわからず一気に削られて死にましたが、全方位に弾をばらまいてきます。こんなときこそビームの出番。ビームは照準の位置にスプレッドを発生させ、それが敵弾を消す事ができるということでビームを敵の砲台に重ねるようにおいておけば安泰です。まあ飛んでくるザコには気をつけなければいけませんが。そして次はラウンド8です。

 とにかく硬い障害物や敵が登場。手早く倒さないと面倒なことになっていきます。ちなみにこのあたりでビームの使用法に気づいてきます。通常ショットと溜めショットで結構どうにかなっていたんですよ、ここまでは。そしてボスはこいつ。

 感想としては、なんかでかいのが後ろから来たなと言うものでした。とにかく攻撃ということでやっていたらボスだったという……ちなみにこいつは攻撃していたら2つに分かれて動き回り始めます。面倒だったなぁ。それではついにラストステージ、ステージ9です。

 記憶に残ったのはここ。とにかく硬い敵が複数登場しぐるぐる回りながら攻撃してくるんです。更に小型のザコも飛んでくるという。しかもどれも硬い。しかも、もたもたしていると、

 更に増える。こんなの耐えられるかと思いながらコンティニューすること数回。ビームでなんとか一機づつ落とすことに成功。これはもしかして、いままでもビームを使えば難易度は下がっていたのではと悟り始める。悟ったところでラス面なんですが。そしてラスボスはこいつ。

 多分巨大戦艦。『R-TYPE』のように敵艦の周りをグルッと回りながら攻撃することに。

 そして次は上に回るのよねと余裕を噛ましていたら、そのまま潰されました……。まあ、まだ残機が1機あったのでなんとかなったんですが、ここで全滅じゃなくてよかった。このゲーム、コンティニューラウンドの最初からだから、また中サイズの戦艦ラッシュを抜けなければいけないところでしたよ。ということでエンディングへ。

 一応侵略という話だったと思うんですが、なんか強い敵を撃破して満足といった雰囲気を感じるんですよね。しかし、達成感半端ないタイトルです。本当にこれで最低難易度なの? 最高難易度とかどうなるのやら。気になる方は是非プレイしてみてください。私はもういいです、ホント。

 ゲームとしては硬派でいいゲームです。なぜこれが日の目をになかったのかですが、まあリリース時期ですね。1990年といえば大ヒット作品『ストリートファイターⅡ』がリリースされる前年。正直アーケードがそんなに元気がない時期なので、純粋に知られてないんでしょうね。同じシューティングというカテゴリーだと『雷電』や『パロディウスだ!』とかですね。まあこの地味な内容だと目立てなかったでしょうね……

 それでは今回はこのあたりで。ではまた~

当記事に関連する商品紹介