パンフレットで見るアーケード探訪:ダークエッジ

DARK EDGE
発売年 1993
開発/発売元 セガ
ジャンル 対戦格闘
コントローラ 8方向レバー+5ボタン

 2Dで擬似的に3Dを再現した対戦格闘ゲーム。1993年のゲームであるにも関わらず奥行きの概念が存在し、広大なフィールドを自由に移動することができる様になっている。操作方法はレバーで平面の移動、ボタンで強弱のパンチとキックにジャンプの5ボタン。ガードは2Dゲームと同じくレバー後ろ入れとなっている。このレバー方向は敵との相対位置で決定される。また、コマンド技の入力も同じように相対位置の影響を受けるため、かなりの慣れが必要だ。

 コンピューターに管理された世界を人の手に取り戻すことが目的。登場するキャラクターは6人で、傭兵だったり格闘家だったり、遺伝子操作で作り出された化け物まで見事なグラフィックで用意されている。また背景なども細かく書き込まれており、群を抜いて美しいものであった。ただ、そのゲームシステムが受け入れられず、そっと消えていくことになった。とはいえそのシステムは普通の2D格闘に慣れていたプレイヤーがついていけなかっただけで、けして出来が悪くて人気が出なかったわけではないと思う。結果から言えばいつものセガの悪癖が出たというところだろう。つまり、「10年早いんだよ!」ということである。この度「アストロシティミニ」に収録されているので、ぜひプレイしてみてほしい。

移植先一覧
アストロシティミニ

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