お早うございます、こんにちわ、こんばんわ。稲波でございます。 作業と化していた『EDF:IR』にダウンロードコンテンツが配信され、最高難易度クリアができなくて苦労しております。そんな中『Car Mechanic Simulator 2018』に戻って作業していたり……あれ、作業好きなのか? まあ成果がわかりやすい作業が好きなだけですね、多分。必ず車は直りますしね。無駄に高性能を目指そうといろいろやって、エンジン性能が二倍になったときは嬉しかったですね。ただ、足回りがドノーマルだから実際に乗ったら大変でしょうけど(笑)
さて、今回ご紹介する『ナックルヘッズ』、正直知らない人は多いと思います。とりあえずタイトル画面を見てもらいましょうか。
このタイトルなんですが、見覚えある人どのくらいいますかね? なお、私がいたあたりは地方ということもあって正直見た覚えがありません。そしてこれ、ジャンルわかります? 実は対戦格闘ゲームなんですよ。発売されたのは1993年。格ゲー黎明期に登場した一作なのです。そして、そこを売りにしたらだめだろうという部分が売りとなっています。というのは、
ロブ・ビンセント
声:飛田展男
ブラット・ベイク
声:柳原孝安
クローディア・シルバ
声:三石琴乃
グレコリー・ダレル
声:飛田展男
クリスティーン・ミャオ
声:林原めぐみ
タケシ・フジオカ
声:森川智之
ということで、有名声優を起用しているのです。結局プレイしていた人たちも声優目当てが多かった印象があります。
さて重要なゲーム内容ですが、まずは操作系。8方向レバーと上段攻撃・下段攻撃・ジャンプの3ボタンで構成されています。レバーではジャンプしないので、対戦格闘というよりは格闘アクションゲームといった印象。ガードはレバーを後ろに入れること。それだけで上段下段関係なくガードします。おそらく操作系の簡略化が目的だったんでしょうけど、正直言って超やりづらい。そして、コマンドが成立しやすくなっているので、すぐ暴発する。ガードした状態から投げようとしてレバー前+攻撃で溜め攻撃が確実に出る。わかっていても暴発するからなぁ……ともかくプレイ開始です。
せっかくだから、林原めぐみが声を当てているミャオを選ぶぜ!
ということでミャオを選択。そしてこれがゲーム画面。体力ゲージの横のハートを奪い合う形なのもベルトスクロールアクションゲームみたい。ミャオの必殺技は4つ。
頭上で棍を振り回す対空技の「衝撃輪」
棍を叩きつけるような動きの「爆棍二頭足」
連携を叩き込む「潰頭棍」
あともう一つは連続で突きを行う「裂倒棍」。これ連打コマンドなんですけど、チャイナキャラには連打必須なんですかね。しかも出やすくて暴発するという……
ということで、ゲームを勧めていくんですが、このミャオには素敵な特性があります。それは、
逃げジャンプ+上段攻撃
これだけで、結構勝てます。棍を持っているせいで攻撃範囲が広いんですよね。ということで、このキャラはここぞというときに対空技を自由に出せれば、あとは画面端で飛んでいるだけでなんとかなります。ということでまずは総当たり。同キャラ以外の全キャラと戦います、が上記のおかげで楽勝だったり。やばくなったら飛ぶ、が必勝法です。(注:このキャラのみ)と5人抜いたところで、
敵が二人に!
実はこのゲーム、最大4人同時対戦が可能なゲームなのです。と入ってもチーム戦ではないんですが。当時、4人同時プレイ可能の対戦格闘ということで話題をさらったらしいですが、
聞いたことない!
本当に話題になったの? 声優のほうが話題になってたと思うんだけど……とまあ、3人が入り乱れる対戦画面をどうぞ。
ええ、飛んでますとも。ちなみに、このモードに入ってから奥行きも発生し、なおさらベルトスクロールアクションゲームみたいに。うまく言えばCPU同士で潰し合うんですが、基本はプレイヤーキャラ狙いです。ということで画面端で飛び続けます。とはいえ、二人相手ですから、油断すると一気に体力が1/3なんてことも。絶対難易度調整がベルトスクロールアクション仕様だと思う。なお、自キャラを除くと5キャラになるので、
タケシが二度登場。この仕様を考えた時点で7キャラにしとこうよ。そして3人戦を勝ち抜くと、
黄金の同キャラとの対戦が。なぜ金色なのか、理由はさっぱりわかりません。なんでこの色なんだろう……
そして倒すとエンディング。
という、過去映画に並々ならぬ情熱を持っていたナムコらしいエンディングに。顔も女ジャッキーチェンといった感じになっておりますな。鼻でかい。
しかし、このエンディングを見て思い浮かべたのはナムコ製の映画ですね。その中でも『カブキマン』がおすすめ。と言っても私も教えてもらった映画なんですけどね。もう一本の『未来忍者』は見たんだけどなぁ。『カブキマン』は存在すら知らなかったです。が、あれはヒドイ(笑)。ぜひ見るべきですよ。
と、いつものように脱線しましたが、このゲームを一言で言うのなら
なんでも盛り込めばいいってもんじゃない!
というところでしょうか。格闘ゲームブームに乗ろうということで作ったのでしょうが、そこに『ニューマンアスレチックス』で使用した筐体が使えるようにとか余計なことを考えたせいでボタン数に制限がかかり、アクションゲームっぽくなってしまったんでしょう。なお、この筐体流用が前提だったため、4人同時プレイ可能になっていた模様。ナムコもこんな失敗してたんですよ、といったところでしょうか。ただ、このゲームのすごいところは
Wiiのバーチャルコンソールアーケードで配信された
ってことですね。みんな思ったんだろうな、なんだこのゲーム? って……
それではこのへんで、ではまた~