発売年 | 1986 |
開発元 | コナミ工業 |
発売元 | コナミ |
ジャンル | アクション |
コントローラ | 8方向レバー+2ボタン |
シーナを誘拐したモンスターキッズを探し出すことを目的とした、当時のコナミサウンドの集大成ともいえるアクションゲーム。FM音源で聞くコナミアレンジされた洋楽は、本来の洋楽とはまた違った味わいがある。
攻撃方法はギター攻撃と音符攻撃に分けられており、ギター攻撃は射程は短いが敵弾を弾き返したり、通路を塞ぐジェネレーターを破壊することができる。ギター攻撃で敵を倒す、またはツボを破壊したときだけアイテムが出現するようになっている。音符攻撃はアイテムを手に入れることで使用可能になる遠距離攻撃。バリアを張ると使えなくなるなどの問題があり、基本的にはギターで殴るゲームである。1Pのジョンはホール&オーツのジョン・オーツ、2Pのリックはロッド・スチュアートがモデルとなっている。
ゲームは大味でグラフィックが荒いのが残念。同年7月にコナミから発売された『沙羅曼蛇』と比べてもグラフィックの質の低さが目についてしまう。代りにと言っては何だがBGMの素晴らしさは特筆に値する。FM音源でコナミアレンジされた80sの名曲達は、当時のゲーマーに新しい世界を見せることとなった素晴らしい楽曲である。
今作はBGMに当時のヒットソングを使用しているが、実は無許可でカバーしたもので、サントラ「コナミック・ゲーム・フリークス VOL.3」の再販に至る必要な手続きを調査する内、権利問題上のマズさが発覚。事の重大さに気付いたいコナミは発売しない事で、それ以上の追求を免れたなどという話があるが、根も葉もない噂に過ぎない。ちゃんと許可を取り使用しているし、それはGMOレーベルからリリースされたサントラCD「コナミック・ゲーム・フリークス」にメドレー形式で収録されていることからもわかる。