第15回 『ドルチェビータ定例ライブ』6/9(土) 無事終わりました! その3 ~作曲家:阿保 剛さん 紹介~

皆さんこちらのページではご無沙汰しております、如何お過ごしでしょうか?今年は数多くのイベント企画、音楽家としての演奏のお仕事をさせて頂き非常に充実した一年を過ごす事が出来ました。来月は『Cafe Dolce Vita』さんで 6/9(土) にご出演頂いた X68000ユーザーの皆さんを再びお招きしたライブイベントを開催します。

さて、アフターリポートが五ヶ月も経過してからという体たらく、お許し下さい…。6/9(土)に行われたイベントで二人目にご登壇下さいました作曲家の 阿保 剛さんステージについてご紹介させて頂きます!!

今年前半に深夜番組で放送された『シュタインズゲート・ゼロ』のアニメはご覧になられた方も多いでしょう。作品中の楽曲を手がけられていらっしゃるのも 阿保さん です。実はこの日その作品についてもお話を伺う事が出来ました。

初めて出会った当時、私達はまだ10代でした…

私自身が主催をしているイベントにご登壇頂くゲストの皆様は、音楽活動をしながら知り合った方が多いのですが、阿保さんもそんな一人でした。私自身は10代の頃バイトをして購入した憧れのX68000を使い作曲を始めたのですがその頃『コミッックマーケット』『パソケット』といった同人即売会に頻繁に出入りをしており、イベントで購入した同人ソフトの中の一つであった音楽集に 阿保さん が作られた作品が…。

人気ゲーム音楽のアレンジを収録した『同人音楽ディスク』は数多く所有しておりましたが、オリジナル楽曲のみで構成されたこの作品。購入したその日から毎日聴いておりました。価格はおそらく 500円くらいで頒布されていたのではないのでしょうか。この作品を当時運良く購入出来た事、今思えば 阿保さん と知り合うキッカケだったのだと思います。

20年の月日が経過して、お互い再会する事が出来ましたね…と思い出話を

 

作品集製作者御本人がブースにいらっしゃる!?

頻繁に通っていた同人即売会。パソコンソフトのみを取り扱う『パソケット』にて上記音楽集を扱っているサークルさんがまた出展をされており、そこにいらした売り子さんに感想を伝えた所大変喜んで頂き、楽曲を作られた方とお引き合わせして下さいました。阿保さんとの初対面はその時だったと記憶しております。

長身で優しいお顔をされており謙虚な方…であるのは、20年が経過した今でも変わりませんが(笑) 当時 X68000 を購入して半年程度だった自分には YM-2151 & ADPCM を巧みに使い数多くの楽曲を作られた氏がとても輝いて見えました。お会い出来た時に作品集の感想を直接お伝えしその事について喜んで頂いたのも記憶に残ってます♪

 

……、という思い出話からイベントはスタートします

そんな阿保さんですが、今現在は mages. さんに所属される作曲家さんとして数多くの ゲーム・アニメ作品 の楽曲を手がけてらっしゃいます。10代の頃の学生時代に SHARP X1 を用いて作曲活動を開始されたお話から始まり、お互いが『マイコン・ベーシックマガジン』に掲載されていた NEW-FM音源ドライバー を使い Hu-BASIC で楽曲の入力をしていた事。そんな音源ドライバーを制作された GORRYさんも当イベントにお客様でご来場頂いていたりと (GORRYさんにも、イベントに二度程ご登壇頂いてます(^^))、登壇者同士でありながらもベーマガ読者であり X1 とこのプログラムが無かったら、音楽制作をしてなかったのでは?なんてお話もしました。

そもそも、ご登壇頂くキッカケのツイートなんですが…今見つけました(笑)

まだ一年経過してなかったのですが、この時はツイッターで相互フォローになりご挨拶として自分が当時聴いていた作品集の事をお話させて頂いてたんですね。私がライブハウスで定例イベントを行っている事もお伝えし、なんと出演についてご快諾頂ける事になるのもこの後でした!

 

いよいよステージにお迎えします!

実はこのイベントの打ち合わせを3回程事前に阿保さんとは行ってます。高田馬場の早稲田口で20年ぶり位だったでしょうか?また再会出来るとは思ってなかっただけに、お会い出来た時は本当に嬉しかったです。打ち合わせにはいつもイベントでお世話になっていおります当HP管理人の前田さんにもご同席頂き、高田馬場ゲーセンミカドさん → 近所のファミレスでの作戦会議となりました。

阿保さんは『Cafe Dolce Vita』にご来場なさるのは初めて。ジャズライブハウスのスクリーンには X68000 ではお馴染みの『MMDSP』という素敵なミュージックセレクタの画面が映し出されております。写真右側にはグランドピアノが設置されており、スクリーン後ろにはドラムセットも!

関係者席側からのお写真も頂いたので掲載してみます。グランドピアノの上にはサブモニターとなる液晶テレビも設置され、スタッフの皆さんにもイベントで使われる映像をご覧頂けるようにと前田さんのアイディアにて毎回このセッティングをさせて頂いてます。

 

お話を伺ったり、演奏を聴いて頂いたり…。

私達が出会った当時の思い出話からのスタートとなりますが、最初に所属されたゲームメーカーのお話やその当時に私は何をしていたのか? 阿保さん が作曲家としてキャリアスタートされた頃に私自身も実は楽器奏者・バンドマンとしての経歴をほぼ同時にスタートさせ、そんな話をまずひとう。

そして今年2018年になって20年以上ぶりに X68000 を使っての楽曲制作をされたというお話も一つ。1994年頃に マッキントッシュユーザー としてそちらでお仕事をされていたとの事で、実にX68000で楽曲を作るのは久しぶりだったそうです。当時使われていた Z-MUSIC を使ってテキストエディタでのMML入力のお話なども伺いました。

写真では私が奏者としてのお話もさせて頂き、ソプラノサックス とはこういった楽器である事の説明までちゃっかりさせてもらってます(^_^;;

 

そして、やはりお客様も一番楽しみにされていた…

この日のイベントは登壇下さるゲストの方々が作曲家の方がお二人。一ヶ月前からイベントの予約で一杯となり、阿保さんの担当されるゲーム・アニメ作品のファンの方も大勢ご来場下さいました。中でも多くの方が関心をお持ちの『STEINS;GATE』関連のお話。阿保さんから語られる楽曲への想いはとても印象的でした。

この日は作曲者自らの手によるこのアニメ作品の楽曲を、『SHARP X68000』実機から聞かせて頂き主催の私も至福の時間を過ごさせて頂きました。そして…

 

当日機材オペレーションをして下さった当HP管理人の 前田さん が撮影して下さった映像を、関係者の方に見て頂けるように動画化した映像のスクリーンショットとなりますが、阿保さんの作曲された『STEINS;GATE』の楽曲を2曲ほど、僭越ながら演奏させて頂き……、なんとこのサックスの演奏は、X68000実機から流れる作曲者自らのアレンジバージョンを伴奏音源として当日ご提供頂きました。

前回のイベントでは許諾の関係もあり、この映像を一般公開が出来ない事が筆者である私も残念ではありますが、作曲者の方にも私自身の演奏をこのような形で聴いて頂きコラボレーションする事が出来るとは……10代の頃にお互いが夢見ていた「音楽家になる」というそんな志を持っていた当初、互いに考えてもいなかった事でした。

自らのイベントを定期的に行う中で、作曲家として活躍されている 阿保 剛さん をお迎え出来た事は大変光栄でした。そして、多くのファンのお客様にイベントを楽しんで頂けた事、企画をした自分として誇りに思っております。

最後に……。

さて、この記事を公開致しましたが……、12/15(土)にもまた 6/9(土)に登壇下さったメンバーをお迎えして年内最後のイベントを行います!!X68000実機もまた『Cafe Dolce Vita』に持ち込みしてのイベントです。

次の記事でも紹介させて頂く 作曲家:柏木るざりんさん & ご友人の方 もお迎えしてのステージ、そして第二部には『シークレットゲスト』のお二方お迎えしてのイベントを企画させて頂いてます。まさに 6/9(土) のデジャブ?のようなイベントとして行います!!!(■_■)

この次回イベントですが、ツイプラを使い今回も告知をさせて頂いております。ご予約を頂いてのご来場をお願いしているイベントとなりますのでこちらのサイトからのご予約を頂き、皆様の当日のご来場をお待ちしております。次回も 阿保さんがトップバッターとしてご登壇下さいます!さて今度はどんなお話をお伺いできるのか!?