パンフレットで見るアーケード探訪：ダブルドリブル

　1987年、赤いユニフォームの「シカゴ・ギャングス」と緑のユニフォームの「ボストン・クラプス」が相対し、全米バスケットボールの優勝決定戦が行われてようとしている。プレイヤーは「ボストン・クラプス」を操り優勝を目指すのだ。
　ルールがアメリカンプロルールに準拠しており国際ルールとも違う部分があるため、ちゃんと確認しておく必要がある。

　本作ではダンクシュートを決めに行くとズームアップしてスローモーションになる。このときシュートした選手によってポーズが変化するなど、演出に力を入れている。その他にも審判の声や実況、国歌斉唱などには合成音声を使用していたりと決勝試合しか無い代わりに色々と組み込まれている。

　本作は1987年に「エキサイティングバスケット」のタイトルでディスクシステムに移植されている。流石に反則行為である「ダブルドリブル」はまずいと気付いたのだろう。さらにコナミは本作をLSIゲームでも発売している。こちらは「ダブルドリブル」の名前のままである。内容はゴール下にてディフェンスを交わしシュートするゲームになっている。普通のシュートだと2点、ダンクシュートだとなぜか5点も点数が加算される。
　LSIゲームとは、内蔵された大規模集積回路（LSI）チップによって制御される小型携帯型ゲーム機のこと。代表的なものは任天堂のゲームウォッチなどが存在する。

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