お早うございます、こんにちわ、こんばんわ。稲波でございます。
今回はアーケードといえば何だろうと考えたところ、やはりシューティングゲームではなかろうかと思うわけで。といっても、普通のシューティングゲームを取り上げても面白くないよね。何か変なゲームあったかしらと考えたところ、出て来るゲームはタイトーのゲームばかり、むう……。これに関してはタイトー贔屓な私のせいではなく、変なゲームしか作らないタイトーのせいでありますよ。とは言っても、すごいゲームもあるんです。忘れちゃいけないタイトーの看板タイトルといえばこれ。
「スペースインベーダー」(1978年)
日本中を熱狂させたこのゲームのせいで、日本銀行が普段の三倍の66億円分の100円硬貨を市場に流したそうです。(Wikiより、言い訳しておくと、知らなかったのは金額だけですからね)そんなに硬貨が減るのかよとお思いでしょうが、4トントラックいっぱいの100円硬貨を銀行へ入金するということを行っていたようですから、そりゃ硬貨も枯渇するわなと。そんな中、プレイヤーもいろいろな試行錯誤を繰り返し、様々な技が開発されていきます。名古屋打ち、京都打ち、レインボーなどですね。ですが、見たことありません! 見たいな~と思っていたら
名古屋打ちだけではなく、レインボーも出しています、すげー。
突然ですが、用語説明をば。
名古屋打ち:インベーダーのミサイル攻撃は、インベーダーが糞尿を垂れ流しているように見えることを防ぐためキャラクターの直下からではなく、1キャラクター離れたところから発射されており、当たり判定はそのさらに一段下から行われるので、インベーダーが最下段まで降りてきて砲台と隣接した状態では、ミサイルが当たり判定を擦り抜けてしまうことを利用して攻撃する方法である。この方法は最下段まで相手をひきつけて行う必要があり、間に1〜2段隙間が開いていると、避ける間も無くインベーダーのミサイル攻撃を受けてしまうことがある。
レインボー:10点インベーダー(一番下の敵)を最後に残すと、キャラクターが右に移動する際に(もともと、10点インベーダーが最高速で移動することを想定した描き変えをしていなかったため)画面上にキャラの一部が残るといったバグがおきる。その様子から“レインボー”と呼ばれた。もともとバグ技であるため得点には影響しないが、後述する続編『スペースインベーダーパートII』ではレインボーに成功すると“レインボーボーナス”として500点が入り、また、法則は『PART2』にて左側の列を残して最初の10点インベーダ残してレインボーすると1000点入る。しかし2匹目の10点インベーダでレインボーすると500点となってしまう。
以上、Wikiより引用しました。名古屋打ちって、一番下まで引き付ければ外れることなくぶち込めるってことだと思っていましたよ、私。私的理解としては、龍虎2において覇王翔吼拳は前ダッシュで張り付けば当たらないのと一緒か~という方向で。当たり判定の問題だったのですねぇ。
まあ、そんな社会現象を起こしたスペースインベーダーですが、こいつの一番大きな影響は、
「インベーダーだけで店を作れば儲かるんじゃね?」
と考えた人がいて、店のゲームをすべてスペースインベーダーで統一したインベーダーハウスと呼ばれる店が登場することです。
インベーダーハウス(スペースインベーダー35周年記念サイトより)
もうおわかりですね、後のゲーセンであります。残念ながら、この頃からすでに不良の温床だと非難を受けていたようです。(ちなみに伝聞ばかりであるのは、私が当時4歳だからです)さすが日本、新しいものに対する抵抗は大きいですね、保守的すぎる。
私が小学生の頃にも夏休みに入る前などに配られたプリントに毎回、
「ゲームセンターなどの盛り場には立ち入らない」
などと書かれていましたね、文章をまる覚えするほどに。盛り場って…… もちろん理解できない小学生の私、当時はなんとなく怖い場所だと思っていました。そんな私が初めてゲーセンに行ったときに受けた印象は、不思議な場所。というのも皆無言で必死にゲームしているわけです。ゲームの音はすれど声は聞こえず、マナーもよくお互い一切かかわらない。人はいるのにいないのと変わらないという不思議な場所、よくあるオタク同士の譲り合いというやつですね。それがゲーセンの第一印象でありました。どう考えても紳士の社交場ではありません。コミュ障が黙って遊んでいるだけとしか言いようがない場所でした。
そんなお店で私がはじめにアーケードでやったゲームは戦場の狼であったと思います。
これが当時小学生であった私にはとても難しく、一面の半分くらいで全滅していましたよ。向いた方向(8方向)に撃ってしまう銃、関係なく画面上に向け投げられる手榴弾、当てられる気がしない……
今にして思えば、グラフィックが他とは一線を画し、色鮮やかで美しい。もちろん小学生がそんなことに気づくこともなくプレイしていました。ですが、このゲームばかりやっていたということは、それだけグラフィックとかゲーム性が高水準であったことの証明ではないかと思います。難易度も高かったですが。
それでも頑張って、頑張って、頑張って……途中の壁のところ(上からバイクに乗った敵兵が手榴弾を投げてくるところ)が限界でした。お金がないというのもありますが、純粋に下手くそでしたね。練習するお金もなし、ということで、諦めてしまいました。ああ、ほかの当時のアーケードの思い出は、千円札を拾ってパクったぐらいですね。
こいつです。こいつが投げる手榴弾がね……
ま、大人になった今、一面ぐらい行けるだろうとやってみたのですが……
出て来る敵に対応していたら全滅いたしました…… 難しくね? そして、コンティニューなかったんですね。それはさておき、こいつのファミコン版がすごいとの話を聞き、動画を探してみましたよ。カプコンのファミコン移植は残念というイメージが根強い私としてはどういうものかと見てみたら……
アーケードと比べると言うのがおこがましい時代ですからある程度は甘く見るとしてですね、頑張ったのはわかりますが、グラフィックの劣化は激しいですね。草が大変残念です、仕方ないんですけど。内容は、相変わらずとにかく前に進むしかないです。ファミコンの限界のせいで、敵キャラの表示が消えるのが困りますね。中には本当に消滅しているものもいますから、どう対応すべきなのか悩むところです。さらに、動画を見た感想なのですが、
アーケード版より難易度増してね?
家庭用だから購入後にはお金かからないし、これでいいのかなぁ。ちなみに、ネットでの評判は結構いいようであります。
なお、当時は知らなかったのですが、戦場の狼のパンフレット、フラッシュ・ゴードンという作品の構図パクリだそうで…… ということで、これが戦場の狼のパンフレットです。
裏はそのうち「パンフレットで見るアーケード探訪」にて。そして、
これがフラッシュ・ゴードン。全くもって一緒であります。言い訳できませんね。そしてヘリの手抜きっぷりもすごいです。描いた方、興味なかったんでしょうね。
そして、ヘリといえば次に始めたゲームが……どうも名前がわからないのですよね。戦闘ヘリに乗って敵の戦闘ヘリを追いかけながら1対1で戦闘(追撃?)する、コクピットタイプの筐体なんですが…… 調べて出てくるのはサンダーブレードとメタルホーク。この2タイトルではないんだよなぁ…… 心当たりのある方、教えていただけると今夜もスッキリ寝られますのでお願い致します。それにしてもホント、なんてゲームだったんだろう? 日本メーカーじゃないのかな?
そして、この2タイトルのあと、ストⅡまでゲーセンブランクが続いていまします。だって、鹿児島で住んでいた近くには一軒もなかったんです。鹿児島恐るべし。今でこそタイトーが住んでいた近くに出店しているようですが、本当になかったんですよね。お陰で大きなブランクができてしまいました。その間、ファミコンとかで遊んでいたんですけどね。
それではこのへんで。ではまた~