パンフレットで見るアーケード探訪：サイバトラー

サイバトラーと呼ばれる人型のロボット「ブランシュ」を操り、突如攻めてきた正体不明の軍事組織「エルファズム」を撃退することが目的の縦スクロールシューティングゲーム。敵は画面のすべての方向から現れるようになっている。操作は8方向レバーで移動、押し続けることで連射可能なショットと、強力なビームサーベル攻撃に2つのボタンを使用する。攻撃方向は全方向に向けることができ、攻撃ボタンを押し続けることで攻撃方向を固定することができる。
ミッションが切り替わる際に回復と装備の換装が行われる。これにより、面ごとに持ち込む装備が決められたものに自動で変更される。武器ごとに押しっぱなしの際に連射をしたりチャージを行ったりする。近接攻撃のビームソードは換装しない。

ビームソードの威力が強く、雑魚は一撃で破壊できるなど爽快感のある作品。敵も巨大なボスなど迫力のある展開が多い。また、残機制ではなく、体力制であるため、敵に突っ込んで切るという行為がやりやすく、かなりの無双感を味わえる。ただ、スペシャルボーナス（ソードのみでクリアなど）を取ろうとするとかなりの難易度になるが、普通にプレイする場合には高めの難易度で収まる作品となっている。なかなかにいい出来なのだが、同時期に『戦国エース』や『ヴイ・ファイヴ』など尖った作品や完成度の高い作品が多く、埋没してしまった作品である。

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