パンフレットで見るアーケード探訪:L.A.MACHINEGUNS

発売年 1998
開発/発売元 セガ
ジャンル ガンシューティング
コントローラ マシンガン型ガンコントローラー(振動機能付)

 2025年のアメリカ西海岸を舞台にアンドロイド兵を引き連れて襲撃を開始したテロ組織「R.O.M」と合衆国の最新飛行遊撃部隊「S.I.F.A.T」との戦いが描かれる3Dガンシューティングゲーム。同社の『ガンブレードN.Y.』の続編で、基本システムは前作をそのまま踏襲している。ガンシューティングの常識とも言える弾切れが存在しない本作は、弾をばらまく爽快感とともにプレイヤーを虜にした。さらにMODEL3基盤を使用したことで格段に進化したグラフィック面は見事の一言だった。

 新しく搭載されたシステムとして、スコア稼ぎのための「コンボ」がある。判定のある物体を撃つとコンボゲージが表示され、コンボゲージがある状態で敵を倒すと通常より多くのスコアが手に入る。また、前作と違い撃ってはいけない標的として民間人が登場する。これを撃ってしまうと-5000点のペナルティーとコンボゲージが強制的に0になり、コンボが打ち切られる。弾切れ無しで撃ちまくれる本作において、爽快感を途切れさせるものとして民間人はいらないとの声も多かった。前作と同じく敵を撃ちまくるシンプルなゲームでよかったのかもしれない。

 ちなみにコンシューマへの移植だが、実は海外で2010年にWii用ソフトとして『Gunblade NY & LA Machineguns Arcade Pack』がリリースされている。残念ながら日本版が発売されることはなかった。

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