とんがりギャルゲー紀行 第38回:ギャンブラーQueen’s Cup

さて、本日もとんがったゲームを紹介していきますよ。

今回紹介するのは『ギャンブラーQueen’s Cup』
クィーンソフトからPC-9801VM向けにリリースされた美少女ゲームです。

1994年発売の作品ですが、塗りが古いので同年発売の他作品よりレトロ感がある気がします。そもそもフロッピーディスクに収録されているゲームは問答無用でレトロゲームに分類されるでしょうが。

本作は、ギャンブル狂いの男がギャンブルより夢中になれるもの――女を手に入れてギャンブルから足を洗おうとするストーリーなのですが、話の流れは以下の通り。

ギャンブルをやめるぞ!

ギャンブルより夢中になれる女と付き合おう!

女を口説くためにギャンブルでお金を稼ぐぞ!

酷くないですかね? 「おうギャンブル辞める気あるのか貴様」って思わず突っ込みたくなっちゃう。どう見てもギャンブル中毒まっしぐら。でも、このおバカな流れが本作の魅力でもあります。

主人公はダメなヤツなんですが、ダメなのに不思議と魅力がある人っていますよね。生活破綻者だけど友人は多いとかそういうの。なのでまあモテるわけです。

そしてそんな主人公のお相手であるヒロインもクラブ「クイーンズ」で働く水商売の女の子たちなので、美少女ゲームとしては珍しい設定です。もしかすると紳士だけが通えるクラブなのかもしれませんが。……いや、それなら主人公は通えないかもしれないな。

そんな感じで非常におっさん向けの作品になっています。しかし年齢二桁の女はBBAという非常に偏りまくった意見もあることですし、そうすると美少女ゲームをプレイできる18歳以上の男女はみんなおっさんおばさんといえるかもしれないから、本作は幅広く需要を満たしているのかもしれません。ってそんなわけがあるか。

▲お店での会話グラフィックでは女の子それぞれに3種類の衣装が用意されています

会話パートはゲームのメインだけあって内容がかなり豊富。もし本作をプレイするなら、ヒロインが興味のある分野や彼女自身のことなど、聞いた話はちゃんと覚えておきましょう。攻略が進むとクイズっぽい感じで質問されるシーンがあり、はずすとエッチなシーンを見られずに終わります。身体目的ではなく、ちゃんと彼女自身に興味があることを示さねばならないということですね。

基本的にお店に通って好感度を稼ぎ、お金が足りなくなったら競馬に行くというのを繰り返していると、お店の外でお姉ちゃんとデートできるようになるという流れです。

お金を稼ぐ競馬パートはアニメーションで馬が躍動するなかなかしっかりした作りになっています。
高配当の馬券は滅多に当たらないので、ちまちまと堅実に――ギャンブルで堅実というのも変ですが、まあ無茶な大穴狙いをせずに手堅く賭けていくと所持金が増えていきます。

このように(お姉ちゃんの指名料を)かせぐのだ。

しかし賭け事で儲けを出せるのはすごいですね。私も競馬をやってみたことはありますが、ほんのり所持金が増えても牛すじ煮込みを買ったら収支マイナスになったので、女の子に貢げる主人公が実はすごいのはわかります。勝ち馬の当て方はさっぱりわからず、大井競馬場の牛すじ煮込みは美味しいなあということくらいしか知らない素人感覚ですけど。

そんなこんなでお金を稼ぎ、女の子を口説くと美味しい思いができるわけです。

本作に登場する攻略対象は3人です。上の画像は天然系ヒロインの樹里。

こちらはお姉さん系ヒロインの綾。

最後に天真爛漫な麗奈。

彼女たちはギャンブルで稼いだお金を貢がれて嬉しいのかな、と心配される方もいるかもしれませんが、

競馬場デートで盛り上がるくらいなのでノープロブレム。お店に行くときもチップとしてえらい金額を巻き上げられますし、あぶく銭だろうとお金はお金ということなのでしょう。それにしても、やっぱりギャンブルから足を洗うのはムリそうですね。

さて、『ギャンブラーQueen’s Cup』はいかがでしたでしょうか。ややぶっ飛び気味の本作に魅力を感じたら、ぜひ一度遊んでみてください。古い作品なのでちょっと遊びづらいかもしれませんが、環境が整っているならプレイしてみてほしい一作です。

それでは今回はこの辺で。また次回もよろしくお願いします。

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