とんがりギャルゲー紀行 第80回:音速飛翔ソニックメルセデス~双子ヒロイン調教指令!~

さて、本日もとんがったゲームを紹介していきますよ。

ちょっと前までは「このコーナーで調教ゲームを取り上げていいのかな?」と悩んでいましたが、よく考えたら超空間ゲーなんてがっつりえぐいことしてますし、すでに『催眠学級』も取り上げていたことに気づき、今更だったので取り上げちゃいます。電車の中では読みづらいでしょうけどごめんなさいね。

今回ご紹介するのは筆者の思い出の1作でもある、

『音速飛翔ソニックメルセデス~双子ヒロイン調教指令!~』(2008年9月26日/Windows98~Vista)

ルネがリリースした調教ゲームです。主人公が悪側でメインヒロインが正義の変身ヒロインという王道の1作。

ヒロインの調教にあたって肉体に接続すると言うことをきかせられるようになる「アルカナ・プラグ」と呼ばれる特殊なプラグを用いて力を奪っているという設定があり、抵抗できない彼女たちに色々するだけでなく、新たなプラグを開発して特殊なプレイをさせる展開もあります。たとえば清らかな心を反転させて一時的に強制悪堕ちさせたりとか、ストリップさせたりとか。 この設定が本作の大きな特徴ですね。

※この画像だけモザイクのかかる部分を消して加工しています

他にも特徴的な点としてメインヒロインが双子であること、任意で選んだ双子の片割れを先にさらって調教する流れなどが挙げられます。

ストーリーの都合でどちらが先かは決められていることも多いなか、ダブルヒロインで扱いもちゃんと平等なのは珍しいかも? 公式では「ツイン調教システム」と言われているようです。

メルセデスたちの力の源であるエレメンタルコアは清らかな心に宿るもので、快楽に堕とすことで力を失わせるのが主人公の目的。調教するのはそのためなんですね。ついでに調教システムは『戦乙女ヴァルキリー』シリーズと同じもので、女の子の調教進行度を示すレベルは1から5まであります。

移動画面。アクション回数を消費して調教や誰かとの会話、プラグの開発、街への襲撃などができます。
調教内容選択画面のサンプル

ちなみに、最初に選択した娘をある程度まで堕とすと、彼女に協力させて残された双子の片割れをさらう展開が待っています(この作戦決行日までにさらった側を必要なところまで堕とせないとバッドエンド)。

ヒロインのソニックメルセデスとソニックジゼルは姉妹仲が大変よく、さらわれた側は残された姉妹を案じていて、残された側もさらわれた姉妹を案じています。そんな風に思い合う姉妹が快楽に堕ち、主人公の寵愛を競うまでになる展開が熱いですね。

片方だけの時は調教レベルにロックがかかってレベル3直前までしか堕とせませんが、無事(?)に両方さらうと2人を調教レベル3~5まで堕とすことができます。後からさらった方を重点的に調教してそのまま後からさらった方のエンディングを見ることも可能ですよ。

ピンク髪のが双子の姉で、炎の魔法を操る音速の魔法少女「ソニックメルセデス」。青髪のが双子の妹で、 水と氷の魔法を操る音速の魔法少女 「ソニックジゼル」。変身ヒロインといえば「それでどうして正体がバレない?」と言いたくなるような変身前の姿をしている子も多くいますが、本作のヒロインたちは変身前と髪色が違いますし、ジゼルに関しては髪型も異なっています。

しかしながらプライバシーを守れそうなのは外見だけで、彼女らの本名は白峰メルセデスと白峰ジゼルだったりします。

つまり2人は、

本名で変身ヒロインやっちゃう剛の者。

協力者は同じ学園にもたくさんいるようなので(2人は学園生。主人公とその相棒は教師と生徒として潜入していた)、正体がどうとかはあまり関係ないのかも?

左が生徒として潜入中の相棒。ちょっと「うわきつ」感があるのがいいですね。

ちなみにヒロインはメインの双子姉妹のほかに、主人公と同じ悪の帝国に属する腐れ縁のテスラと、メルセデスたちに対抗するために送られてきた戦闘ホムンクルスのマテルといったサブヒロインもいて、イベントもメインばりに多いのでたっぷり楽しめるのではないかと。ゲームの調教期間は短めですが、エンディングは悪堕ちエンドや服従エンドなどパターンが色々用意されています。双子とサブヒロインとはそれぞれ恋愛関係になるエンディングもあるので、調教ゲームの純愛エンドがお好きな方にもおすすめです。

話は変わりますが、最初にこの作品を思い出の1作と書いたのは、実はこのゲームが私にとって初めて遊んだ調教ゲームだったからなんですよね。

この当時はパッケージ買い派だったのですが、遊んでいたのは学園モノなど健全寄りな作品ばかりでした。女の身でエロゲをやっている時点で特殊な部類だと自覚してはいましたが、調教モノに手を出すのは踏み込んではいけない領域に行く気がしたので避けていたんですよね。興味はずっとあったのでヨドバシでたびたびそういったジャンルのものを手に取ってウンウン唸ってはいたんですけど。迷惑な客ですね。

しかし、本作のキャッチコピーを見て気が変わりました。

「正義のヒップにプラグをブチ込め!」

これにビビッと来て、「よっし、ブチ込むか!」と決意した結果、筆者はちょっとハードめな作品にも手を出すようになったのでした(ちなみにプラグは作中に登場するアイテムで、これをヒロインに接続すると逆らえないようにできるというもの)。

といってもその時は女性店員がレジをしていたので、しばらく本作のパッケージを持ったまま店内をうろうろまごまごする羽目になりましたが。まあ、果たして男性店員にレジを通してもらう方がよかったのかはよくわかりませんが。

しかし今見てもいいキャッチコピーです。

「正義のヒップにプラグをブチ込め!」

このリズム感が好き。これも『ソニックメルセデス』の魅力のひとつでもありますね。ゲームのキャッチコピーって結構重要だと思うんです。

ちなみにその後、ルネの公式通販も利用するようになりました。思えば当時は実家暮らしだったので、危ない橋を渡っていたのかも? 実家を離れてしばらくして、ルネブランドの販売元であるマリゴールドさんから公式通販利用者へのお礼としてテレホンカードが送られてきまして、まあ、登録していた住所宛てだったので要は実家に届いたわけなんですね。

母から電話が来たときの会話はおおむね以下の通りで、

母「アンタになんか封筒が届いた」

筆者「どこから?」

母「まりごーるど? ってとこから」

筆者「(なんだろ? とにかく見られたらまずそう)とりあえずそのまま私の机の上に置いとい」

母「で、開けたんだけど」

筆者(ああああああ!)

母「なんか女の子が描いてあるテレホンカードが入ってた」

筆者(うわあああああああああああああ!)

こんな感じでした。

「マリゴールド(ルネ)からテレホンカードが送られてきた」と聞いたら、もう連想するのは肌色と白色の割合がものすごーく高いやつじゃないですか。エロエロのドロドロじゃないですか。母が電話口でそっけない口調だったのもあって想像がほぼ確信に至り、800キロ越しにえらい趣味が暴かれてしまったと思って大混乱でした。数日は仕事中でも苦悩の声が漏れる有様で、次に帰省するまで一体どんなテレホンカードだったんだと悶々する日々……。

ちなみに届いたのはこれです。

セーーーフ! よかったよかった。ちゃんと服着てました。絵柄も健全で大変よし。パンツ見えてるけど。

一応言っておくと、マリゴールドさんには大変感謝しております。悪いのは筆者の母です。人の郵便物は勝手に開けてはいけないんですよ。それがたとえ家族のものであっても。

なんだか今回は自分の話ばかり長くなってしまってすみません。テレホンカードを見せたかっただけなんです。次からは気をつけますね。

さて、それではこの辺で。また次回もよろしくお願いします。それと、最新作としてルネから発売予定の『戦乙女ヴァルキリー3「貴方のような男には絶対に屈しません……!」』もよければチェックしてみてください。

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