第1回『赤ずきんチャチャ チョットダケヨ ヲタ飯プラス』SHARP パーソナルワークステーション X68000用 二次創作作品との出会い

ひょんな事からこのブログで記事の投稿を持つ事になった、小生 68おじさん と申す。名前の由来は察して欲しい。文章を書くのは初めてな上…読者諸兄には面倒な思いをさせてしまうかもしれないがそこはご容赦願いたい。さてこの頁では 同人ソフト や 個人移植作品 などを紹介させて頂く。自らを 68おじさん と名乗るからにはまずこれを。往年の名機と言われ名高い『SHARP X68000』 の同人作品の紹介を初投稿とさせてもらいたい。

 

諸兄は店に並ぶゲームだけでなく ユーザーが作った作品を頒布する手段 として コミックマーケットパソケット といった催し物をご存知であろうか?そう、元々は同人誌の即売会。小生は『SHARP X68000』を手に入れた時からこれらイベントに欠かさず通っていた事をまず伝えておく。イベントの名前くらいは聞いた事はあるかと思うが、詳しい事はここでは割愛させて頂く。気になる読者諸兄は是非ググって欲しい。

     気付けばあれから20年

今回紹介する 『赤ずきんチャチャ チョットダケヨ ヲタ飯プラス』という同人作品。『SHARP X68000』の使い手である小生は 1997年 の コミックマーケット会場 でこの作品を入手した。昨今では当たり前となる 実機や動画による解説 (デモンストレーション)がまだ無いイベントでは、ブースに飾られている ポップ や 画面写真 だけでなく… 売り子の猛烈なアピール による熱意を感じ取り実際に購入する作品を選んでいた。前評判や口コミが流れるのは同人作品な事もあってか極めて少ない時代。イベント会場でなんとしても制作主らは買い手となる一般参加者の気を引く必要があり、一部にはパソコン通信で体験版がダウンロード出来た作品もあったが、殆どの作品は 売り子を目の前にして吟味 しながら手に入れた。さて、ゲーム本編の紹介の前にこの作品の 起動ロゴ を見て欲しい。

不覚にも起動した時に笑わされた。えっ…!?何判らない!それでは話を進められない!

お察しの事かと思うが実は小生 アーケードゲーマ 。そう……本職は プロゲーマー なのである…とまず虚言をかますが(失礼)、実は シューティング をこよなく愛す熱い男なのだ(聞かれてないが)。1996年当時 は 仲間が車に目覚め峠を攻めていた が小生は 自称アーケドゲーマー 。 縦シュー猛烈に攻めていた おっと不要な話まで済まぬ今も根強い人気がある 『 バトルガレッガ』 稼働開始と時同じ頃、青春を全てシューティングゲームに捧げた熱い男 なのだ。さて、写真にある屋号(サークルロゴ)を見れば当時のアーケードゲーマー諸兄には共感頂ける何かがあるかと思う。この『赤ずきんチャチャ チョットダケヨ ヲタ飯プラス』は 彩京シューティング の オマージュ作品 である事を…。

この作品に必要であったと思われる屋号(?)最弱PSiJACK~』 、上手いパロディではないか。画面を前に「サ……、サイジャック」と声にした事をよく覚えている。

市松模様を背景にこのタイトル画面、アニメ『赤ずきんチャチャ二次創作作品 である事は容易に想像が付く。どんな形でシューティングに生まれ変わるのか ジョイスティック の スタートボタン を押してみる事としようではないか。最弱PSiJACK~』のロゴがあったからシューティングと判断したが、違うカテゴリのゲームであったらそれは勘弁願いたい……が、

不安をよそにやはり 縦シューティング であった。春夏秋冬シューティング!と叫び青春時代をゲームで一山稼いでいた小生(虚言の数々は適当にかわして頂きたい)。X68000を目の前に画面に映し出されたゲームに釘付けとなった。タイトル画面からゲームへと移った瞬間に鳥肌が立ったのがつい昨日の事のようでならない……。

前置きが長すぎたが……この作品実際に遊んでみると 同人作品 とは思えないくらいに完成度が高い。そう、どう見ても…どう聴いても… プロの仕業(仕事) なのだ。

まず背景となる地上の書き込みに驚かされる。静止画でも驚くのに実機動作しているこの作品をジョイスティックで実際に体験するとまさに 彩京シュー そのもの。登場キャラクターが『赤ずきんチャチャ』であっても 発射される弾道 や 敵キャラの放つ攻撃弾 ・・ボーナス得点となる金塊、まさしく……

  『ス●ライカーズシリーズ』  『ガ●バード』

伏せ字の意味が全く無いがこれら作品のオマージュである事は確実である。小生は 愛機X6800 0の前で夢中になって遊んだ、自宅でプレイする為に賞金稼ぎを出来ない事は大変不満であったが、プロゲーマーの血が騒ぐ(そろそろ虚言にも慣れて頂いた頃だろうか…)。当時ゲーセンでコインをつぎ込み、『ストライカーズ1945Ⅱ』 を攻略していた小生。この作品を手に取り遊んだ時に、ある結論を勝手に導き出した。

 この創作作品、実は 関係者 が何やら…

愛機X68000を起動して遊ぶ度にその思いは深いものとなり、そしてそれを裏付ける出来事が後に起こる……

X68000で同人活動していた小生は、コミケブースに立ち自らサークル出展をしていた経歴があり、ある日ブースで準備をしていたら隣のブースがまさにこの作品を手がけていたサークルでバージョンアップ版をリリースしていたのだ!前回購入時に相当のめり込んだ小生は興奮と共に感想を伝え新しいバージョンも即購入した。しかし…彼らがあの  彩京関係者 なのかは直接聞ける事ではない。気になる…なんとしても聞き出したいしかし、聞けない

そんな事を考えていたが、小生は無意識に…

 この作品はひょっとして?

しまった…手遅れだ。聞いてはイケない…小生、全く空気を読めない男である。もう遅い…手遅れだ。しかし彼らからは意外にも返答があったのである。

 ええ、趣味の作品 はこちらで(笑)

やはり…!たった一言だけだが察するには十分過ぎる言葉であり…何より思い通りだった!この作品、ディスク内のドキュメント(開発後記)から察するに 完全に中の人の仕業(仕事) …と。コミケで 偶然にも隣り合わせになった(恐らく)開発者。聞いてはならぬ…!と思いながらも遠回しに訪ねた事で得られた返答は彼らが我々と同じく X68000ユーザー であった事と同時に、恐らく仕事ではしたくても出来ない創作意欲を同人作品として発表していたのではないかと…。

さて、実はこの作品には 同人二次創作の世界 ならではの お約束 が待ち受けていた。コミックマーケット は元々は 同人誌の即売会 として催され、そして時間を掛けて成長した表現者達により作られたイベント。この作品も同様に……、

昔はシューティングを攻略する事で飯の種(本当は プロゲーマーになりたかった自身の戯れ言 )としていた小生だったが、歳には勝てず画面写真のようなプレイしか出来なかった事を悔やんでおる。今回は本題に入る前に錆びついてしまった腕のせいで一番伝えるべき写真を撮影するに至らなかったのだ。お許し願いたい。そして…恐らく読者諸兄も 薄い本 の事はご存知であろう、察しておられるのであればなお幸い。次回の投稿で 本題に入る事としよう 。(続く

 

 

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若かりし頃、ゲーム遊戯によりお金を稼ぐ事を夢見ていた中年男性。 e-sports の到来により果たせなかった プロゲーマー が本当に職業としてこの世にある事を心から喜ぶ、レトロゲームを愛する熱き男。 イベントでツタンカーメン のコスプレをして、68おじさん が自身である事を知らしめる活動をしている。