とんがりギャルゲー紀行 第110回:ベロンチョ身体検査

 さて、本日もとんがったゲームを紹介していきますよ。近頃はMSXパーフェクトカタログを鋭意制作中でございまして、なので今回はMSX2でもリリースされていたタイトルを取り上げてみることにしました。といってもプレイ画像はPC98版ですけども。

 というわけで今回はこちら。HARD社から発売されたエッチなゲーム、

ベロンチョ身体検査 女子高校編

 この奇怪なタイトルよ。ちなみにテクノポリス誌で行われた美少女ソフト大賞でベストタイトル賞を受賞した作品なのだそうです。このベロンチョとは何かしらの擬音ではなく、舞台となる学園の名前です。聖ベロンチョ学園ですって。もし誰かの履歴書に書かれてたら絶対に確認しますよね、聖ベロンチョ学園。どうしたって気になっちゃうわ。

 さて、ゲーム内容の紹介にうつりますね。本作は全寮制女子高校を舞台にしたRPGです。プレイヤーは転校生の本郷奈奈子となって学園を探索し、夜な夜な行われているという悪の身体検査の謎を探ることになります。

私は本郷奈奈子。転校してきたばかりの聖ベロンチョ学園には、恐ろしい秘密が隠されているらしいのです。クラスメートはあまり多くを語ってくれませんが、どうやら夜ごとに禁断の身体検査が行われているようです。今夜もまた女生徒の泣き声が…。私は許せない!! 卑劣な手段を使って女の子をいじめるなんて! なんとしてでもこの学園の謎を解いて、犯人を見つけ出してやるッ!!

PC98版オープニングより

 “聖”ベロンチョ学園のくせして不穏な場所なんですね。なぜだか地下ダンジョンはありますし、学園を歩けばカミソリやらあんぱんやらを持った女子高生とのエンカウントバトルが発生しますし。あんぱんってあれですよ、摂取すると違法になる方のあんぱんですよ。やべーとこだよ聖ベロンチョ学園。身体検査関係なく逮捕者が出るよ。

 でも中には真面目に学生やってる生徒もいて、夜遅くまで部活の練習をしています。しかし、禁断の身体検査の話は転校生の耳に届くレベルで有名らしいのに寮にいなくていいのでしょうか。

 記事だとポンポンとイベントを起こせているように見えるかもしれませんが、序盤は敵との戦いがきつい上にエンカウントも多く、さらにスリをはたらく敵に重要アイテムでも構わずかっさらわれたりとなかなか大変です。重要アイテムを盗まれるのは別にストーリー上のイベントというわけではないですよ。おそらく、盗んでいいアイテムとダメなアイテムの区別がないのではないかと思われます。HARD社はどうもそういうざっくり感のあるゲームを作るイメージですね。雑で奇抜というか。嫌いじゃないけど。序盤がきついとは言いましたが、セーブや回復をするポイントもありますし、繰り返し戦っていればレベルアップして体力が増えるので(というかレベルアップで増えるのは体力だけ)、ゲームオーバーさえ避けていればそのうちなんとかなります。

 序盤の難関である「ほるすたいん とめ」というイジメみたいな名前のわりにやたら固い敵を倒すと学園地下のダンジョンに入れるようになり……と、ちょっと主人公を鍛えるだけでゲームをトントン進められます。地下のダンジョンには制服を着たゾンビもいたりして、なんだかとっても事件の臭いがしちゃいますね。やっぱりやべーとこだよ聖ベロンチョ学園。廃校になりかねないレベルだよ。

 当時のゲームということもあってRPGといってもボリュームはそれほどありませんし、理不尽な難易度でもないのでさっくり遊べるタイトルだと思います。個人的に変な名前の敵キャラクターと戦闘時のBGMがわりと気に入ったので、時間ができたらもうちょっとしっかり遊ぼうかなーと思えるタイトルでした。皆さんも気になったら遊んでみてくださいね。

 それでは今回はこれにて。おまけにセクシーなグラフィックなど数点置いておきますね。また次回もよろしくお願いします。

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