本日メガドライブミニの発売、おめでとうございます。私はこの原稿を書いている時点でまだ現物を手にしておりませんが、すでに都合4台注文しており、その浮かれぶりに内心半ば呆れている自分がいたりします（笑）。
思えば昨年4月のセガフェスでの発表以来、長い祭りの中にいたような感覚でした。セガ自身も予想外であったであろう発売延期から大規模な製品内容およびマーケティングの仕切り直しから始まって、収録ソフトの再開発、ソフトを小出しに発表をするプロモーション、メガドラタワーミニなどのユーザー心をくすぐる周辺ガジェットの発売発表、発売前から各メディアでの情報発信にYouTUBEの生放送、総仕上げは発売前の前夜祭……と、実に途切れることなく話題を提供し続けてきた1年半でした。
メガドライブミニはもはや「一記念アイテム」というポジションを超えて、いつの間にかセガグループ全社を挙げてのプロジェクトになってしまったといえるでしょう（そうでなければ、一過性のアイテムに広告予算を投入して駅看板なんて出しません）。こういった会社全体で一丸となれるところに「セガらしさ」があって、従来の「ファミコンミニ」「プレイステーションクラシック」などの同種商品にない、メガドライブミニならではの大きな特徴だと思います。
私自身もほんの片隅ながらメデイアの人間としてメガドライブミニ発売前の祭りに参加する機会に恵まれ、ゲーム文化保存研究所さまの記事や韓国版『メガドライブパーフェクトカタログ』の監修をさせていただき、大変光栄でした。9月30日に発売予定の『メガドライブパーフェクトカタログ アマゾン限定「メガドライブミニパーフェクトカタログ」付』をもって、私の中でのメガドライブミニのお祭りは一区切りとなります。
『メガドライブミニパーフェクトカタログ』は、Amazonさんからの「メガドライブミニ発売に向けた販促の一環として、既刊に付加要素を付けたい」という趣旨でお話をいただき作ることになったものです。ほんの1ヶ月前に急遽決まったものなのでスケジュール的にはかなり厳しいものがありましたが、せっかくの祭りの締めくくりということでお引き受け次第です。
事の発端が発端なだけにすでに『メガドライブパ―フェクトカタログ』をすでにお持ちの方に同じ本で新たに負担を強いるのは心苦しくもありますが、企画趣旨の都合から単品発売はできない本となります。ぜひご理解いただいた上で、お財布にいかばかりかの余裕のある方にお求めいただければと思います。
