パンフレットで見るアーケード探訪：クラックス

アタリらしい独創的な発想が光るパズルゲーム。販売元がナムコになっているのは、アタリジャパンの成績が振るわず、日本での独占販売権を含めての売却を中村製作所（後のナムコ）に打診、これに合意したため。この事によりメンテナンスなどを担当しているうちにナムコは自社でゲームを作るノウハウを手に入れている

ゲーム内容は、画面の奥からレーンの上を転がってくるタイルをパドルで拾い、画面下の５×５のフィールドに落として積み上げる。同色のタイルを縦、横、斜めのいずれかに3つ並べると消える。またパドルには５枚までタイルを保持することができる。タイルをパドルで受け損なうとミスとなる。4方向レバーの左右でパドルの移動、下でタイルの加速、上でタイルを投げ戻すことができる。
本作最大の目標はビッグエックスを完成させること。「シークレットワープ」と表示される面で「Ｘ」の形に並べることができれば後半のステージまで一気にワープすることができる。

コンシューマにはPCエンジン、メガドライブ、ファミリーコンピュータ、ゲームボーイ、PlayStation2と主なハードには大体移植されている人気作。日本ではテトリス人気のせいかあまり目立たなかったが、他のゲームにはない要素が沢山の名作パズルゲームだ。

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