今年ももう終わりということで、今回はなにかファイナル的なゲームをご紹介しなければと思い、この作品を取り上げることにいたしました。
『ファイナルロリータ』
ロリコンのロリコンによるロリコンのための美少女ゲームシリーズ『ロリータ』3部作のラストを飾った作品です。制作はPSKことパソコンショップ高知。
ファイナル的な作品として『終末の過ごし方』と迷いましたが、今回はこちらを紹介しますね。
これまでロリコンに虐げられてきた少女たちが八重垣静の元に集い、物語の舞台である町をロリコン最後の地とすべく殲滅戦を仕掛けてくるというストーリー。
そんな彼女たちと戦うゲームなので、主人公はもちろんロリコンです。 警官を避けながら 道中でステータスをあげるアイテムを集め、総司令官である静がいる場所を目指します。
ちなみに『ロリータ(野球拳)』『ロリータⅡ~下校チェイス~』とはお話が繋がっていて、シリーズ作品のマニュアルによると
- 主人公(あなた)が女の子との野球拳( 『ロリータ(野球拳)』 )に挑んで己の実力に自信を持ち、
- 今度はロリコン道の真髄を究めようと下校時の市街地へ繰り出して少女を襲いまくり(『 ロリータⅡ~下校チェイス~ 』)、
- とうとうキレた少女たちに「ロリコン滅すべし」と追い詰められる(『ファイナルロリータ』)
という流れになっています。どう考えても主人公はそのまま滅ぼされるべきですね。
初めに主人公(あなた)の初期ステータスを割り振ってゲーム開始。ステータス上昇アイテムを探しながら町を彷徨う第1章、静がいる学校内に潜入する第2章、静と対決する第3章の全3章を攻略していきます。
攻略の鍵になるのは主人公の初期ステータスと、警官を避けるスニーキングミッションの腕ですね(といっても配置は固定なので覚えゲーですが)。一歩歩くだけでPOWER(体力)を2消費しますし、女の子とバトルするとARM LEVELなどのステータスも減少してしまうので注意が必要になります。好き勝手に襲いまくりたくても欲望に体力が追い付かないということなんでしょう。おじさんって悲しい生き物ですね。
静との殴り合いに勝利すると、ベッドの上での最終決戦に誘われます。
「いきなりする」「テクニックを競う」の選択肢が出ますが、ここはぜひとも「テクニックを競う」で勝負に乗りましょう。これで伝説と言われるテクニック合戦へ挑むことができます。
テクニック合戦では画面右上に女体の図面(線画)のようなものが表示されます。責めている部位が白くなっているのでわかりやすいですね。静と主人公がどれくらい絶頂に近いかは♡と♂のゲージで表現されており、先に相手を絶頂させた方が勝利になります。 しかしながら静のゲージが溜まるのは通常だとかなーりゆっくりなので、テンキーで入力するコマンドを知っていないと攻略は難しいと言われています。 あまりの難攻不落っぷりに当時は攻略を諦めた者もいたそうですが、今は攻略サイトがあるので参考にすればサクっと勝てることでしょう。 勝利後は作者のあとがきが表示され、今後のソフト制作予定とぼかしのはずしかたを教えてもらえます。
というかこのお嬢さん、撲滅したいロリコンと自分からヤっちゃうんですね。まあ腕力で叶わなかったから最終手段なんでしょうが。しかしながら、ロリータコンプレックスの言葉の元になったドロレス(愛称:ロリータ)ちゃんも男を手玉に取ってあれこれさせる悪女( 精神の成長過程に悪い男と関わったせいで歪んだという読み方もありますが)ですので、これは由緒正しきロリータ的な行動であるに違いありません。
メガストア2004年10月号の付録DVDにも『復刻版ファイナルロリータ』が収録されたりと長く愛されている作品で、中古価格も高値を推移し続けているようですが(復刻版を収録したDVDでさえやたら高い)、機会があればぜひ遊んでみてください。
ちなみに伝説のテクニック決戦をモデルにした同人CG集『ベッドの上ではどうかしら CGバトル』(DLsite、FANZAで販売中)なんていうのもわりと最近(2015年)に出ています。好評を博しているようなので、今でも本作を印象深く思っている方は多いのかも?
イラスト担当はあおぎりぺんた(『女装山脈』『女装海峡』をはじめ、最近ではの~すとらいくの『女装千年王国』などの原画も務めたお方)。このお方の絵を見るとつい「この娘も生えているのでは?」という疑い(あるいは願望)を抱きそうになりますが、この娘は普通にただの美少女です。生えてません。