とんがりギャルゲー紀行 第27回:電脳学園Ⅳ エイプハンターJ

以前このコーナーで取り上げた『電脳学園Ⅲ トップをねらえ!』(クリックで該当記事が別ウインドウで開かれます)と同じ『電脳学園』シリーズから別の作品をチョイスしてみました。

早速画像を見ていきましょうか。まずはパッケージに入っていた付録冊子の画像ですよー。

猿害の実際。

ああ、突然現代社会のお勉強を始めたわけではないので安心してください。

これ、今回紹介する『電脳学園Ⅳ エイプハンターJ』の作中で使われている教科書なんです。あくまで作中のもので、現実ではジョークグッズみたいなものですからゆめゆめ間に受けぬようお気をつけください。

表紙の質感は学校で配られる教科書そのもの。わざとそれっぽい加工をしたのでしょうね。恐ろしいこだわりが感じられます。こんなものがゲームの付録としてついてくるってすごいですね……。

表紙上にひっそり「文科省未提出」と書かれているのがなんだか笑えます。そらこんなもんを提出するわけにはいかないでしょうね。

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教科書から数ページをご紹介。スマートフォンからだと文字がよく見えないかも? 監督を務めた眠田直のサイトで全ページ公開されていますので、他のページも気になるという方はそちらをご覧ください。

ぱっと見は本当に社会科の教科書のようなんですが、内容はふざけまくりです。「田中角栄のペットだった猿が突然変異で人間並みの知能を獲得し、竹下登と名乗った。」みたいなことが大真面目に書かれています。つまり作中の世界では、猿によって消費税が導入されていた……!? ついでに娘も人間じゃないんじゃないの。

ちなみに教科書全体では猿人についての説明、発生の経緯、日本の歴史に猿人がどう関わっていたか、猿人の行動や言動などの特徴などが書かれています。内容のおかしさはともかく、すごくしっかり作られていますよ。おふざけに本気で挑む制作側の姿勢は素晴らしいの一言です。

『電脳学園Ⅳ エイプハンターJ』の内容自体は、従来シリーズ作品と同じく、ご褒美画像アリなクイズゲームです。しかしながら「電脳学園といえばエイプハンターJ」という評価を得るに至ったのは、この付録への本気っぷりによるものなのではないでしょうか。

さて、とんがりギャルゲー紀行なのにここまで人間の女の子の画像を一切載せてない(メス猿はいます)ことに気づいたので、そろそろストーリー説明のほうに移りますね。ついでに載せ損ねていたパッケージ画像も置いておきます。

今回はパッケージ画像の置き所がわからなくて困りました。本作は付録がメインみたいなとこがありますからね……。

監督:みんだ☆なお(眠田直)
パッケージアート・キャラクターデザイン:末次徹朗

相変わらず制作陣が豪華なシリーズですね。

タイトルにもなっているエイプハンターJとは主人公のこと。主人公のJは人間社会に紛れ込んだ猿人を探し出し、駆除することを生業とする凄腕のエイプハンターなのです。

物語は電脳学園の理事長から主人公に依頼が届くところから始まります。学園に猿が紛れ込んでいる疑いがあるので調査してもらいたいとのこと。

電脳学園へとやってきたJは早速調査を始めます。理事長の孫の明美に案内され、まずは職員室で生徒名簿を確認するところからはじめます。

しかし猿が生徒に成りすましているとは限りませんので、

先生も確認します。

学園からの正式な依頼なのに、確認は無理やりなんですね。キンチョールで失神ってちょっとやそっとの量じゃそうはならない気がしますが、「いやいやぁ!!」とか言いながら逃げずにキンチョール攻撃を受け続けていたのでしょうか。どんくさい人だ……。

そのまま医者に成りすまし、健康診断をするフリをして猿人を探します。真面目に捜査するのかと思っていましたが結構好き放題しますね。乳を揉むな、乳を。

あまりふざけていると正義の味方(?)らしいタートルレディに成敗されます。

露出は多いが色気の少ない謎の女・タートルレディ。いったいどこの明美さんなんだ……。

その後は電脳学園らしく、クイズ勝負に挑んで女の子を剥いていくという定番の展開です。猿人は尻尾が生えているから尻だけ確認できればいいのですが、せっかくなので全裸に剥いちゃいます。公私混同って、いい言葉ですよね。

目視でしっかり確認します。

なにやら寝込んでいる娘も剥いて確認。猿人がなかなか見つからないのは果たして幸運なのか不運なのか。

なにかと邪魔をしてくるタートルレディともクイズ勝負で決着をつけます。

ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズのパロネタなのかな? それにしても、学園が舞台だというのに制服を脱がすシチュエーションがまったくありませんね……。

なんと、タートルレディの正体は理事長の孫娘だった……! というバレバレの話は置いといて、なんか亀増えてません?

学園に潜む猿の正体は、意外なあの人だった……!? って画像でモロバレしてますが、話の顛末はぜひ本編をプレイして確かめてください。

なんやかんやあってハッピーエンド。Jはクールに学園を去ります。こいつ、女学園で好き放題しておいて結局お咎めなしで切り抜けました。

以上、『電脳学園Ⅳ エイプハンターJ』でした。プロジェクトEGGでもダウンロード販売していますから現在でも簡単にプレイできますし、付録の教科書は眠田直が自身のサイトに全ページアップロードしています。興味を持ったら即自分で遊べる、情報も見られるという状況なので、気になる方はぜひどうぞ。

それでは今回はこの辺で。また次回もよろしくお願いします。

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