とんがりギャルゲー紀行 第24回:あっぷる・くらぶ1 禁じられた遊びシリーズ

※4/13パッケージ画像等を追加しました。

ちょっと遅刻してごめんなさい。今回もとんがったゲームを紹介していきますよー。
ここ数回は頭がおかしいゲームばかりだったので、良い方にとんがったのを選んでみました。

今回紹介するのは『あっぷる・くらぶ1 禁じられた遊びシリーズ』
1988年にフェアリーソフトがPC-8801、PC-9801VM、X68000向けにリリースしたテーブルゲームです。

禁じられた遊びの名を冠してはいますが、違法賭博するザワザワ系のゲームありません。3人の女の子と七並べをして最下位が脱ぐ楽しいお遊びですよ。ゲームに勝って「ご褒美画像」を鑑賞するという、当時の定番だったゲーム形式ですね。

脱衣姿参考画像1。メガネも衣類にカウントされています。うーん、メガネをかけさせたまま脱がせる差分も欲しいですね……。

脱衣姿参考画像2。実際は脱衣差分は女の子ごとに6枚ありますが、ここでは省略しています。

負けたら女の子が脱ぐだけでなく、男(プレイヤーの分身)も脱ぐのが笑えます。男女平等精神は素晴らしいのですが、特に嬉しくはないので頑張って勝ちましょう。そうしたら女の子が脱いでくれますので。

こういうシンプルなゲームの魅力は、ちょっとした時間で遊べる気楽さにありますね。古いRPGとかなら今プレイするときついゲームバランスに苦しめられることもありますが、七並べなので今でも普通に楽しめます。

『あっぷる・くらぶ』シリーズの特徴としては、女の子のデータだけを収録した別売りデータが用意されている点が挙げられます。
この別売りデータは、要するにゲームの対戦相手を追加できるソフトです。今でいうダウンロードコンテンツのようなものですね。これは当時斬新なアイデアでした。『あっぷる・くらぶ』は追加コンテンツ型の美少女ゲームの元祖なんです。最近の美少女ゲームはダウンロード版だとルートごとに個別販売されるものも多く見られますが、『あっぷる・くらぶ』はそのアイデアを20年くらい先取りしていたわけですね。

別売りデータ集のパッケージです。

中にはマニュアルなどはなく、フロッピーが入っているだけです。

PC-8801版なので中身は5インチフロッピーです。でかい……。

別売りデータ『#4 隣のお姉さん編』から一枚。

『#7 スポーツギャル編』からも一枚。躍動感がいいですね。

ちなみにこの別売りデータは『あっぷる・くらぶ』シリーズに共通して使える汎用ソフトなので、今回紹介している七並べだけでなく、『2』の絵合わせにも同じ女の子を登場させて一緒に遊ぶことも可能です。
本作は4人対戦で最下位の者だけが脱ぐ形式なので、誰かを集中的に脱がせたいなら1対1で対戦する『2』のほうがおすすめ。

別売りデータは以下の10種類です。
・セーラー服編
・秘密の花園編
・日本の夏、ゆかた着物編
・隣のお姉さん編
・お嬢様と一緒編
・魅惑の美少女編
・スポーツギャル編
・あこがれの女子高生編
・不思議の国の物語編
・危険な年頃編

別売りデータにはそれぞれのテーマにあったヒロインのデータが3人ずつ収録されています。セーラー服編とあこがれの女子高生はテーマがちょっと被っていますが、絵を担当している人が違うのでまったく差別化されていないわけではないです。

現在でも気軽に遊べるゲームですので、気になったら遊んでみるのも良いのではないでしょうか。

それでは今回はこの辺で。また次回もよろしくお願いします。

当記事に関連する商品紹介