『あの頃欲しかったホビーパソコンカタログ』校了しました

かなりギリギリの告知となってしまいましたが、今月29日に『あの頃欲しかったホビーパソコンカタログ』が発売されます。というわけで、校了してからの告知なので驚かれた方も多いのではないかと思います。

今回の本のテーマは表題通り「ホビーパソコン」です。私自身、パソコン漬けで育った人間なのでとりわけベーマガ(月刊マイコンBASICマガジン)を愛読していたのですが、ナイコンの頃からこのパソコンってどんな性能なんだろう、何ができるんだろうと思い巡らせておりました。
私が1980年代前半のマイコンブーム時期には地元我孫子のダイエーで家電売り場の一角がパソコンコーナーとなっておりまして、雑誌を持ち込んでは店頭もパソコンを弄っておりました。おかげで大抵の機種は触ることができたのですが、MZシリーズだけはモニタ画面が出ているだけで実際には弄りようがありませんでした(笑)。
私はその後、祖母から初代X1(マニアタイプと呼ばれるやつですね)を買ってもらうことができてナイコン族からは卒業できたのですが、ナイコン時代のいろいろな機種を眺めているときのワクワク感はいまだ強烈に印象に残っています。
その辺のくだりは過去に記事を書いたのでこちらを読んでください。

少々話がそれましたが、当時のパソコンって各メーカーの個性が強くて今でも魅力的なんですよ。別に各社が意図的にとんがったものを作ろうとしたわけじゃないんでしょうけど、メーカー自身が「どんなものを作って、どう売ればいいのかわからない」試行錯誤の時代だったんでしょうね。
そんな時代のパソコンを1冊にまとめて作れたら楽しいだろうなと考えて過去に作った本が『懐かしのホビーパソコンガイドブック』だったんです。「レトロゲームならともかく、パソコンの本って需要あるの?」と、当時の出版社も相当懐疑的だったのですが、おかげさまでかなり好評をいただきました。
ただ、気がつけばあれからもう7年も経っておりまして、当時妥協せざるを得なかった本の判型やオールカラーなど作り直したいという気持ちがムクムクと湧いてきたんですね。せっかく『パーフェクトカタログ』シリーズでB5判フルカラーというフォーマットが確立されたのだから、その装丁でホビーパソコンもリメイクしたかったのです。

今回の本で注力した点は、基本的にカタログメインにしようという点。前回はそもそも需要があるかもわからないのと1色ページがどうしても入ってしまうという理由から、企画記事などを色々突っ込んだ「雑誌的な作り」をしていました。今回は純粋にパソコンカタログとして楽しんでもらおうということで、判型が大きく、ページ数が増えていてもなおパソコン紹介一色の本となっています。
さらに判型が大きくなったのでこれまた前回やれなかった「キーボードや背面の写真」、「カタログを大きめに掲載」も挑戦しました。これでも小さくて見にくいかもしれませんが、前田はこれがやりたかったんだなと意図を汲み取っていただければ嬉しいです。

さすがにホビーパソコンの本としてはこれ以上やるのは難しいので今回で打ち止めかと思いますが、またなにか新しい切り口でも思いついたらフラッと作るかもしれません。その時はまたよろしくお願いいたします。


ABOUTこの記事をかいた人

1972年愛媛県松山市生まれ。アーケード、家庭用、PCはもとより美少女ゲームまで何でも遊ぶ、ストライクゾーンの広い古参ゲーマー。ただし、下手の横好きがたたり、実力でクリアできたゲームの数は決して多くないのが弱点。